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糖尿病内科科長 就任のご挨拶

加藤研

4月1日より糖尿病内科科長を拝命致しました加藤研(かとうけん)でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は平成11年に兵庫医科大学医学部を卒業し、大阪大学医学部第一内科に入局しました。その後国立大阪病院にて2年間、関西労災病院にて2年間の研修を終え、大阪大学医学系研究科病態情報内科学大学院に入学し、博士号を取得しました。大学院卒業後は、大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学より平成21年に当院に赴任し、東堂龍平先生、瀧秀樹先生のご指導のもと、研鑽を積んで参りました。
私が糖尿病内科医の道を志したのは、13歳で1型糖尿病を発症したことからです。また16歳時には潰瘍性大腸炎も発症しました。その時から現在まで当院の消化器内科に通院しており、患者としてのこの病院との付き合いは、30年以上にもなります。
近年、糖尿病の治療における各種経口薬やインスリン製剤の進化は目覚ましく、また最近では、CGM(持続グルコースモニタリング)やFGM(フラッシュグルコースモニタリング:腕に留置したセンサーに読み取り機をかざしてグルコース値をモニターする)などの、血糖変動を点ではなく線として可視化できるような機器や、インスリンを投与するための機器も、インスリンポンプ(CSII)、SAP(Sensor Augmented Pump:持続グルコースモニター付きポンプ)などが使用できるようになっております。それらにより、HbA1cの低下のみならず、より血糖変動の少ない質の良い血糖コントロールを、また、患者さんのQOLを上げることを目指した治療を行うための環境が整ってきました。
私はこれまで、新しいインスリン製剤や先進機器が発売されると、自ら患者としてそれらを積極的に使用し、その経験を患者様の診療にも活かせるようにと考え、取り組んで参りました。
1型糖尿病も2型糖尿病も現時点では治る病気ではなく、患者自身が付き合っていかなければならない慢性疾患です。私も30年以上難病とつきあって参りました。これからも患者さんたちの気持ちに寄り添いながら、糖尿病診療を通して、微力ながら地域の医療に貢献することができればと考えております。
当科はこの4月より私加藤と、山本裕一(医師)、光井絵理(医師)、益田貴史(後期研修医)、向井うらら(専攻医)、西村英里香(専攻医)で診療業務にあたっております。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

末筆ではございますが、今まで支えていただいた多くの先生方に、心より感謝申し上げます