大阪医療センター附属看護学校

学校生活

3年間の学校生活

🌺 第78回 入学式 🌺

私たち78回生は、4月9日に不安と緊張、そして今後の生活に大きな希望を持ち大阪医療センター附属看護学校に入学しました。入学式ではたくさんの方々からの祝辞や花束を頂き、看護師になるという夢をあらためて実感しました。これからの学校生活で大きく成長できるよう、78回生全員で力を合わせて頑張ります。

入学生代表

看護師国家試験

第113回 看護師国家試験

令和6年2月11日(日)に受験した第113回看護師国家試験の合格発表がありました。
合格率が87.8%と例年に比べ低い中、当校は97.3%の合格率でした。

入学したての1年生の頃は、看護に関して無知な私達でしたが、多くの講師の方々から、たくさんの知識や技術を学び、それらを活かして3年間の実習や学習に取り組むことが出来ました!
看護師国家試験直前には、先生方やお世話になった施設の看護師の方、在校生から温かいメッセージや応援を頂き、3年生が一丸となって試験に挑むことが出来ました★

先生方や在校生をはじめ、これまでご講義いただいた医師、看護師、実習を快く受け入れてくださった患者様やご家族の方々、病院関係者の皆様、本当にありがとうございました!

4月から、これまでの学びを活かし、それぞれの就職先や進学先で頑張ります!!

卒業生一同

卒業証書授与式

教員一同

春寒もゆるみ始めた晴れやかな日の中、令和6年3月7日(木)、第75回 卒業証書授与式が行われました。多くの方々に見守られながら、厳粛に式を挙行できたことを大変嬉しく思います。誠にありがとうございました。

看護師になりたいという夢を抱き入学してから3年の月日が流れ、卒業の日を迎えることができました。式では、97単位、3,000時間の教育課程を修了した学生たちに「専門士」の称号が与えられました。また、優秀な成績を修めた学生に、大阪府私立学校生徒知事賞、大阪府看護協会会長賞の授与が行われました。

ご来賓の祝辞や在校生からの送辞を受け、本当に多くの方々に支えられながら過ごしてきた3年間であると感じました。卒業生の答辞では、3年次の実習で出会った患者様から、対象の思いに寄り添うことの難しさや、ただ思いに寄り添うだけではなく、根拠に基づいてアセスメントを行う大切さを学ばせていただいたことが述べられ、卒業生の成長を感じ、胸が熱くなりました。

この3年間、多くの知識を教えて頂いた講師の皆様、看護実践の場でご指導頂いた実習指導者の方々、そして臨地実習において快く受け入れて下さった患者様やご家族様、多くの方との出会いと様々な経験により、3年生は、看護実践者に向けて大きく成長することができました。
4月からは、それぞれが新たなステージでの生活がスタートします。これからさらに多くの方々と出会い、豊かな経験を通して成長していくことと思います。今後さらに自身の看護実践に対する知識・技術を磨き、今後もさらなる飛躍をすることを心より願っています。
3年生の皆さん。どうか看護を楽しむ心を忘れず、一人一人が患者様のために胸を張って看護ができる日々を過ごしてください。

卒業生への今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

国立病院機構近畿学生フォーラム

国立病院機構近畿学生フォーラムが行われました!!

令和5年7月7日に第18回国立病院機構近畿学生フォーラムが行われました。
今年度は、大阪校が主担当校として2年生が主体となり準備を進めてきました。また、4年ぶりに対面で開催することができました。今回の学生フォーラムでは、サブテーマに「Face to Face」を掲げました。他校や他学年のいろいろな人とオンラインではなく対面でのコミュニケーションを通して交流を深め、看護者という同じ夢を志す者同士、共に高め合う機会にしたいという意味を込めました。

交流会では、「Friendship~親睦を深めよう~」というテーマのもと、グループで各校の特色や魅力を伝えあい、仲を深めてクイズに取り組み、普段あまり交流のない他校の学生と親睦を深めることが出来ました。また、講演会では、京都大学大学院人間・環境学研究科の佐藤泰子先生に「教えてバカボンパパ~寄り添うコミュニケーションの本質を『苦しみの構造』に見る」というテーマでご講演いただきました。つい言語を主としてコミュニケーションを取りがちになってしまいますが、8割が非言語から伝達されていることを知り、改めて観察することの大切さを実感しました。そして、患者と関わっていく上で重要なことをたくさん学びました。また、意見交換会では、「寄り添う看護とは」をテーマに、対象とその家族の思いを3側面から捉え、私たちが考える看護について話し合いました。学生フォーラムのメインテーマである「広げて つなげて 深まれ 絆!」にあるように、4校の学生の絆が深まる機会となりました。

4年ぶりの対面での開催となり不安な面も多い中、各々が臨機応変に対応し、大阪校のチーム力の強さを発揮し主担当校としての役割を果たすことできました。これは、学生フォーラムにとどまらず、今後、看護師として医療チームの仲間入りをする私達にも必要になる力だと思います。今後も、互いに刺激し、高め合いながら日々学習に励みたいと思います。

看護師国家試験

第112回看護師国家試験全員合格!!

令和5年2月12日(日)に受験した第112回看護師国家試験の合格発表がありました。

結果は、84名全員合格でした♪

看護師になるという夢を叶えるため、3年間学習や実習に取り組んできました。コロナ禍の中で無事に試験を  受けられるのかという不安と緊張の中、「全員で合格する」ことを目標に学年全体で切磋琢磨しながら学習に励みました。
先生方をはじめ、これまでご講義いただいた医師、看護師、病院関係者のみなさま、合格祈願のメッセージボードを作成し応援してくれた在校生のみなさん、本当にありがとうございました。

4月から、それぞれの就職先や進学先で頑張ります。

多職種連携教育

多職種連携教育を実施

2月28日に森ノ宮医療大学 臨床工学科の3年生の学生さんと多職種の役割を知り、チーム医療の展開を学ぶことを目的に多職種連携教育を実施しました。
実施までに事前に配布された事例を各自で読み込み、患者理解を深めました。その後、グループで患者の外出希望を達成させるためには看護師としてどのような支援が必要か、他の職種にはどのような支援を求めたいのかを考えました。

当日は両校の学生が合同でグループとなり、模擬外出支援カンファレンスを実施しました。初対面だったこともあり、最初から活発な意見交換とはなりませんでした。しかし、カンファレンスを実施するうちに、お互いの職種の役割をふまえ、相手に求めたい支援内容やそれが実現可能なのかなど、患者を中心として連携するためのカンファレンスを実施することができました。また、休憩時間には自分たちがどのような学びをしているのか、学校紹介をする場面も見られました。

全体で学びを共有した際に、臨床工学科の学生さんより「看護側からの意見をたくさん聞き、機械の先には患者さんがいることを忘れてはいけないと感じた」「看護師は患者さんの身体面だけでなく、精神面など広い視野で考えていることが分かった」と言ってもらえました。

当校の学生は、他者に伝えるためには自分たちの考えを具体的にしておくことがスムーズなカンファレンスにつながるということを実感していました。また、同じ医療従事者であっても患者さんを理解する視点が違うこと、そのため相手の職種を理解しておくことの重要性を実感したと述べていました。患者さんの願いや思いを達成するためには、様々な視点で捉える多職種との協働がとても重要になることを学ぶことができました。

初の試みでしたが、双方共に多くの学びを得られた研修となりました。

卒業証書授与式

第74回生 卒業証書授与式

春寒次第に緩む折、私たち第74回生は無事に卒業の日を迎えることができ、志を同じく苦楽を共にした友人たちと過ごした学び舎を後にします。

学校長先生からの式辞で「優しい看護師になる」という課題を頂きました。ありのままの自分を受け入れ、常に学び続けることで看護師としての力量を持ち、相手の気持ちを汲み取ることができるような看護師になれるよう日々精進していこうと思います。

また、たくさんの病院から花束や祝電を賜り、私たちの門出を祝って頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。マスク着用下ではありましたが、3年間の学生生活の中で初めて校歌を合唱し、一生懸命練習した成果を発揮してとても綺麗なハーモニーで歌い上げることができました。

コロナ禍での3年間でしたが、多くの経験や出会いからかけがえのない学びを得ることができました。多くの方々に支えられながら看護基礎教育を終えることができたことを忘れずに、これから始まる長い道のりを一歩一歩確実に歩んでいこうと思います。

卒業前活動

74回生 卒業前活動

第74回生(3年生)代表

3年間のコロナ禍の中、実習を受け入れてくださった大阪医療センターへの貢献活動として、患者さんにより安全で気持ちよく物品を使用していただく目的で、病棟の病室や廊下、カンファレンスルーム、車いす、点滴スタンド、パーテーションなどの拭き掃除と消毒を行いました。

3年間学びを深めた学校では、ベッドサイド実習室のベッドの車輪、コンセントなどを清掃し、図書室の蔵書点検、靴箱の中やマットの掃除を行いました。4月から就職や進学など、それぞれ進む道は異なりますが、ご教授いただいた多くのことを活かし、患者さんにより良い看護が実践できるよう、日々精進してまいります。

臨地実習

3年間の実習を終えて

第74回生(3年生)代表

私たち74回生は先日、1035時間全ての臨地実習が終了しました。病院だけでなく、訪問看護ステーションや老人保健施設、幼稚園など多様な場での実習を通して、様々な年齢、健康状態にある対象者への看護を学ぶことができました。在宅看護論実習では、地域で生活しながら療養している人たちへの支援の実際を知り、どのような健康状態であっても住み慣れた地域で生活を続けられること、対象を「生活者」としてとらえることの重要性を再認識することができました。

3年生最後の統合実習では、これまでの実習とは異なり複数の患者さんに対する看護を実践しました。病棟の看護師さんに同行しながら、優先順位の判断や多職種連携、時間管理の実際を学ばせていただきました。また、看護師長さんやリーダーさん、変則勤務帯の看護師さんにも同行し、患者さんの24時間の療養生活を支える看護チームの連携の実際を知ることができました。チームで看護を提供していくためには、責任を持って自分の役割を果たすことが大切だと感じました。また、複数の患者さんを受け持っていても、1人ひとりの患者さんと向き合い、これまでどんな生活を送ってきたのか、これからどのように過ごしたいのかを知り、病とともに生きていく人たちとそのご家族の生活を支えていくことが看護の役割であると実感しました。

新型コロナウイルス感染拡大が深刻化する中、多くの方の支援により全ての実習を終えることができました。臨床現場に身を置き、たくさんの患者さんと出会い、看護を実践する中で多くの学びが得られ、自身の看護観を深めることができました。

実習中は大変なこともありましたが、先生方や実習指導者さんのご指導、仲間との励まし合い、そして何よりも日々の患者さんとの関わりが励みとなり、乗り越えることができました。この学びを忘れず、臨床の場で最善の看護が提供できるよう努力し続けていきます。

看護基本技術実習Ⅰ

看護基本技術実習Ⅰを終えて

第75回生(1年生)学生代表

私たち75回生(1年生)は、「患者さんの療養環境を知る」「看護学生としての自覚を持った態度を学ぶ」ことを目的に、令和3年7月20日・21日の2日間、大阪医療センターで初めての実習を行いました。新型コロナウイルス感染拡大が続き、臨地実習ができない学校もある中、大変貴重な学習の機会をいただきました。実習前の研修では、実習指導者さんと「相手を尊重した態度」や「学習者としての態度」について話し合う機会がありました。

指導者さんは、穏やかな表情で、「ゆっくり話していいよ」「それは、〇〇ということかな」と、私たちが話しやすいような雰囲気づくりをしてくださり、安心して話ができました。この研修の学びをふまえて、安心感を与えられるコミュニケーションを意識して実習に臨みました。

当日は、病棟ごとにグループに分かれ実習を行いました。計測器を用いて照度や音の大きさを測定し、ベッドメイキングを実施することにより、あらゆる環境因子が患者さんの入院生活に影響していることを学びました。また、患者さんとのコミュニケーションから、自分たちの足音や話し声などが患者さんの入院生活に影響を与えていることを知り、自分自身も環境の一部であると学ぶことができました。

この2日間の実習で学んだことを今後の学習に活かし、次回の実習も頑張っていきたいと思います。

日常生活援助実習

日常生活援助実習 実習前研修

2年生(74回生)学生代表

私たち2年生は7月に行われる日常生活援助実習に向けて、事前学習や技術練習などの準備を行いました。

令和3年5月26日、母体病院である大阪医療センターの実習指導者さんと合同の実習前研修を行いました。「左大腿骨頸部骨折の術後2日目の患者さんのシーツ交換」という設定のもと、指導者さんには患者役、指導者役を担って頂き、各実習グループの代表学生1名によるロールプレイグを実施しました。私たちは事前にどうしたら患者さんの安全・安楽を守りながら援助できるのか考え、看護計画を立案しました。実際の場面では模擬患者さんは私たちが想像していたよりも痛みを強く訴えたことに焦りを感じ、計画したことが実施できませんでした。終了後、指導者さんと援助を振り返り、痛みが姿勢や体位に影響することや患者さんの反応を確認しながら援助を行うことが大切であるなどたくさんの助言を頂きました。安全・安楽な援助を行うためには、患者さんの立場に立って援助方法を検討する必要性に気づくことができました。

また、「患者とのコミュニケーション」という設定のもと、教員が患者役を担い、各実習グループの代表学生によるロールプレイングを実施しました。事前に知りたい情報をリストアップしてからロールプレイングを行いましたが、いざ会話を始めると模擬患者さんとのコミュニケーションはなかなかうまくできませんでした。演習を通して目的を持ったコミュニケーションの必要性を再認識し、患者さんの発する言葉の意味を考えることが大切であることを学びました。

7月から始まる実習では、コロナ禍でも実習を受け入れてくださる病院や患者さんへの感謝を忘れずに、感染対策を徹底しながら一つ一つの技術を正確に、患者さんの立場に立って物事を考えることを忘れずに、頑張りたいと思います。

ビブリオバトル(知的書評合戦)

ビブリオバトル(知的書評合戦)を開催しました!

令和3年4月、2年生全員が1人1冊紹介したい本を持ち寄り、その本と出会ったきっかけやビブリオバトルに選んだ理由、その本を通して他の生徒に伝えたいことなどを熱く語り合いました。クラスごとに予選を行い、選ばれた6名と教員4名、合わせて10名で決戦を行った結果、渡辺和子さんの名著『置かれた場所で咲きなさい』がチャンプ本に選ばれました。

ビブリオバトルの開催により、新しい本と出会える楽しい時間であったことはもちろんですが、自分の思いを相手にわかりやすく伝えることの難しさや、同じ本であっても人によって捉え方・感じ方が異なることを改めて実感することのできた場となりました。また、新型コロナウイルス感染防止対策により、例年に比べ学生同士の交流の機会が少ない中、本の紹介を通してそれぞれが感じたこと、考えたこと、伝えたい思いを語り合い、学生が互いをより理解し合える機会にもなりました。

継続した学習

継続した学習に向けて

2年生は、令和3年4月から5月にかけて、去年1年間で学んだ範囲の国家試験問題や模擬試験の過去問題にチャレンジしています。答え合わせの際は、なぜその解答になるのかという根拠や他の選択肢が違う理由を皆で考えました。お互い教え合うことで知識を深めることができ、1人で学習するよりも身につくことが多かったです。

国家試験問題は1年生の知識でも解けるものもあり、毎日積み重ねて学習する重要性を改めて感じました。今回行った問題もしっかりと復習し、2年後の国家試験を見据えて勉学に励みます!

新入生

第75回生 新入生を迎えました

1年生 担任

令和3年4月12日に第75回入学式を執り行いました。在校生が感染予防に配慮した会場設営を行い、新型コロナウイルス感染防止対策を万全にして、第75回生83名を迎えることができました。
入学生紹介で1人1人呼名され起立していく新入生の表情は、マスク越しでも凛とした様子が伺え、看護師という夢への第一歩を踏み出すことができた喜びと、新生活への期待を表していると感じました。

「命は尊いものであり、それを守ろうとすることは当たり前のことだが、それが自分の仕事だと言えるのは、医療者の特権である。そして、仕事として患者さんを守るためには、学んでおくことが沢山あり、この三年間で身に着けて欲しいのは、学ぶ姿勢と冷静に分析する力です」と話されました。

3年生実習

3年生実習にむけての準備

73回生(3年生)学生代表

私たち73回生(3年生)は、5月から始まる実習に向けて、現在学習や技術練習を行っています。実習は、5月から11月下旬まで、全8クール行う予定です。新型コロナウイルスが再拡大している中、最後まで実習を行うことができるのか、乗り越えることができるのかなど、不安に思うことはたくさんあります。ですが、1・2年生で経験した実習、講義や演習で学んだことをしっかり復習し、実習グループのメンバー全員で協力し頑張りたいと思います。

また、就職試験にむけて、面接や小論文の勉強も進めています。なにより、大切なのは、自分自身がどのような看護師になりたいか、どのような看護がしたいのかを明確にすることです。国家試験の勉強を並行して行っており、模擬試験も予定されているので、一生懸命勉学に励んでいきたいと思います。

新型コロナウイルスの第4波が拡大している状況ですが、実習を受け入れてくださる病院や施設、患者さんや利用者さんに感謝し、看護学生としての自覚を持ち、感染対策を遵守していきたいと思います。

73回生のみなさん!8クールの実習、就職試験、国家試験勉強など忙しい日々が続きますが、体調管理をしっかり行いみんなで力を合わせて頑張りましょう!

臨地実習

3年間の臨地実習を終えて

72回生 代表

私たち72回生は、3年間を通して1035時間の臨地実習を終えました。今までの講義や演習で習得した知識や技術を活かして看護を実践し、充実した日々を過ごしました。
臨地実習を通し、各領域の捉え方や実際の援助方法を学習し、看護について理解を深めました。3年次には、母体病院である大阪医療センターだけでなく、幼稚園や訪問看護ステーション、介護老人保健施設などでも実習を行い、看護の対象や看護が展開される場についてより深く学ぶことができました。

統合実習では、実際の看護師の考え方や援助方法を学ぶシャドーイングや、初めての複数受け持ちでの看護実践を行いました。看護師間だけでなく、多職種との連携が患者の安全・安楽な療養生活を守ることに繋がっており、チーム医療の大切さを改めて実感しました。そして、患者のこれまでの生活や今後どのように過ごしたいかを知り、患者の生活を支えることも看護師の重要な役割であると、改めて学びました。

今年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、臨地実習ができない学校も多い中、たくさんの方の支援により私たちはすべての臨地実習を終えることができました。実際に、ベッドサイドに行けたからこそ学べたことが多くあり、大変貴重な学習の機会をいただきました。

実習は、嬉しいことばかりでなく、辛いこともありました。しかし、患者さんが回復していく姿や患者さんからの「ありがとう」という言葉、教員や指導者からのご指導、学生同士での支え合い、家族のサポートにより乗り越えることができました。今後は実習で学んだことを臨床の場で活かせるように、努力していきたいと思います。

看護観発表会

看護観の発表会を終えて

3年生担任

令和3年2月24日(水)、第72回生3年生の看護観発表会を行いました。
3年間の講義や臨地実習での学びを、看護理論を活用しながら看護とは何かについて、自己の考えを言語化できるように取り組みました。
発表会には、1年生も参加しました。新型コロナウイルス感染症対策のため3年生の発表を別の教室で行いライブ配信し、発表後は意見交換や3年生から1年生へメッセージ、1年生から3年生へ感想を述べ、学年を越えて貴重な交流の場になっていました。

3年生は、患者さんの変化をキャッチし、患者さんの安全・安楽を守るためには、確実な知識・技術が必要であることを再認識していました。また、患者さんのニードに寄り添い、持てる力を最大限に引き出す看護、関心を持って患者さんと共に悩み考えることの重要性、看護者として日々努力し続ける態度等、看護観の発表会を通して意見交換をすることで、より自己の考えを明確にできたと思います。

発表会に参加した1年生からは、「1年生で学ぶ基礎知識が看護を行うにあたって大切になる」等の感想がありました。1年生からの感想を聞き、3年生はこれから看護師としての責任を持ち、患者さんの前に立つことの決意をあらたにすることができたと思います。そして、これからも看護者として学び続ける姿勢を持ち続け、より良い看護のために日々努力していって欲しいと思います。

ケーススタディ発表会

~ケーススタディの発表会を終えて~

2年生 学生(発表者)

令和2年3月9日、73回生(2年生)はケーススタディの発表会を行いました。ケーススタディは、2年生の12月の成人回復期・老年慢性期実習で受け持った患者さんとの関わりを振り返りました。理論や多くの文献を用いながら、患者さんの反応や、実施した援助を意味づけし、今後の課題を明らかにしました。

初めてのケーススタディは、分からないことが多く、自身の行った看護を客観的に振り返って評価することの難しさを痛感しました。まとめる中で、実習中には気づかなかった自分の考えや、もう一度、解剖生理を調べ直して身体の機能を引き出す援助は何か考える機会となりました。何度も担当教員の助言・指導を受けてようやく発表の場へと辿り着くことができました。

ケーススタディの発表で一番難しかったことは、自身の行った看護場面を、限られた時間のなかで聴き手に分かるように説明しなければならなかったことです。発表はパワーポイントを使用しましたが、スライド枚数の制限があったので、要点を絞って見やすく、かつ実施した看護を聴き手がイメージしやすいように、文字だけでなく表やイラストを入れ工夫しました。スライドや発表原稿の作成は想像以上に大変な作業でしたが、クラスメイトから質問や感想をもらうことで、視野が広がり伝える力が身に付き、とても良い経験となりました。

また、他の学生の発表を聴いたことで、患者さんに対してこんな関わり方があるのか、と新たな気付きもありました。今後も多くの文献に触れ、学会や研修にも参加して多くの知見を得ていきたいと思います。

セーフティーネット研修

セーフティーネット研修を終えて

2年生 学生

令和3年2月26日と3月3日の2日間に分けて、2年生はセーフティーネット研修を受けました。
研修は国立病院機構の兵庫中央病院と奈良医療センターの重症心身障害の方が入院されている病棟や通所施設に行かせていただきました。病棟では厳重に感染対策がとられており、面会も制限されていました。私たちも感染対策に努め、少人数づつ対応していただきました。面会制限がある中でも工夫され、オンライン面会ができるように工夫されていたり、受け持ち看護師さんが、毎月の患者さんの様子がわかるようにカードを手作りして家族に渡されていました。

セーフティーネットについて、研修を受けるまで漠然としか知りませんでしたが、講義を受けて国立病院の使命や役割を学び、患者さんも家族も安心して地域で生活できるように、支援できる看護師の育成も必要だとわかりました。看護師を目指しているのに、今まで知らなかったのかと情けなくも感じましたが、今回の研修で実際に療育の場面や看護の場面を見学させていただき、成長発達を促す関わりや生活の中の楽しみを生み出す関わりについて学ぶことができ大変貴重な経験となりました。研修に行った日はひな祭りの日で、季節を感じられるようにひな人形が飾ってあり、歌を歌ったり、演奏したり五感を刺激した療育活動が行われていました。療育指導員さんや看護師さんの目線はいつも患者さんが何を見ているか表情を観察されており、ゆったりとした優しい口調は患者の精神的にも安心感を与えており、少しの表情の変化から患者さんが伝えたいことを汲み取ったコミュニケーションをされていました。人に向けられた自発的な体の動き、視線、表情などを理解できるように働きかけることで患者さんのQOLが向上すると思いました。安全や安楽を維持するためにはいつもと違うなと感じ取れる観察力が必要であり、ケア方法も多職種で何度も検討し情報を共有する必要性を感じました。今回、普段の実習とは違うたくさんの事を学ぶことができ、より一層、自己の看護師像を見直す機会となりました。今後の実習にも活かしていきたいです。

2,3年生合同研修会

2,3年生合同研修会の学び

2年生 学生

昨年より、3年生が全ての臨地実習を終え、卒業を控えた2月に2年生に向けて、「後輩に伝えたい事」というテーマで3年生が研修を開催して下さっています。

内容はチームの一員として報告・連絡・相談の重要性や、複数の患者さんを受け持つ上での安全性や時間管理についてなど、3年生が実際に統合実習で学んだ事をグループ毎にテーマを決めて2年生に向けて発表してくれます。今年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、同じ校舎内でも接触を減らし、別の教室からオンラインで発表を聴き、質問をしました。報告・連絡・相談が大切であることは、日頃から指導を受けていますが、実習では報告した方がいいのか迷っているうちに報告が遅れてしまうこともあります。

看護師さんが忙しそうでいつ報告すればいいのか迷うことも多くありますが、3年生の発表を聴いて、患者さんの安全を守るために報告すべきことを見極め、報告・相談する力が必要だとわかりました。また、看護に大切な事として患者さんに興味・関心を持ち続けることが大切というメッセージが印象に残っています。自分のことでいっぱいいっぱいになってしまうと、患者さんの言葉や反応に気づけなくなります。いつも、患者さんに関心を寄せ、自分を見失わないように看護に向かっていきたいと思います。

これから、私たちは3年生になり、8クールの実習に行きます。チームで働くためには、優先順位の判断や時間管理、情報共有、積極的な姿勢が必要であることなど、3年生から教わったことを忘れず、これからの実習につなげていきたいと思います。

9月 コミュニケーション研修

コミュニケーション研修を終えて

1年生74回生代表

令和2年9月11日、74回生(1年生)はコミュニケーション研修を行いました。今年は新型コロナ感染症対策の中でのコミュニケーションの学びということで、常に密にならない行動と換気に留意して屋外の活動となりました。研修では災害発生を設定し、自分達が医療者としてどのような行動をすべきか、どのようなリーダーシップ・メンバーシップを発揮すべきかを学びました。内容は、学内で地震が発生し、学外への避難が必要となり近隣住民を助け、翌日まで避難場所で過ごすという設定で行いました。

当日は、災害時臨時拠点地であり、今回の避難場所である難波宮跡公園へ実際に行きました。学外に避難し、翌日までどのような広さや配置で避難所等を作るかグループで話し合い、実際に計測しながら園内を探索しました。また、備蓄食も自分たちで作り、災害が起きた時自ら用意ができるよう取り組みました。今回の研修ではリーダーシップを発揮するために必要なことは何か、医療従事者としての責任を学ぶことができとても良い経験になりました。

今年度は例年通り1泊2日の研修はできませんでしたが、新たな研修ができたことで74回生のチームワークがより高まりました。

7月 看護基本技術実習Ⅰ

看護基本技術Ⅰの実習を終えて

私たち74回生は、『患者さんの療養環境を知る』ことを目的に、7月20・21日の2日間大阪医療センターへ初めての実習を行いました。緊張と不安がある中、看護学生として実習が行えることを楽しみに望みました。

入学してから実習までの2カ月間では、講義で光や音などの環境因子が人間に及ぼす影響や病室内の環境について学んだり、ベッドメイキングを練習しながら実習に備えました。

実習当日は、グループごとに各病棟に分かれ病棟の様子を見学しました。実際に、計測器を用いて光や音の数値を測定したり、ベッドメイキングをしました。また、患者さんとお話しさせていただいたり、実際の現場で働く看護師さんの姿などから、患者さんの療養環境についてたくさんのことを学ばせていただきました。

この2日間の実習で学んだことを忘れず、今後の学習に活かしていきたいです。

第74回生(1年生)代表

第109回 国家試験合格発表~全員にサクラが咲きました~

第109回 国家試験100%合格おめでとうございます。
国家試験対策委員を中心に皆で積みあげて来た成果が出ましたね。学習が進むにつれて「やっぱり解剖わからなあかん」「今になって調べるのが面白いと思った」と口々に言っていた姿が目に浮かびます。毎日、コツコツとゼミ室やラウンジで教え合いながら学習していたので大丈夫だと信じていましたが、さすがに合格発表当日は教務室全員が自分の目で見るぞとパソコンの前に構えていました。今回は発表会場での掲示が中止となり、皆が一斉にインターネットにアクセスしたためか合格発表を見られたのは14時9分!一人一人の受験番号を読み上げ、慎重に指さし確認し、万歳の歓声!今年も輝かしい結果をありがとう!私達も優秀な看護師を社会に送り出せて一安心です。大きな山を乗り越え自信に満ちた良い顔をされていることと思います。院長先生をはじめ臨床の皆様が国家試験対策として特別にご講義下さり学生たちに大きなパワーをいただきましたこと心から感謝いたします。

卒業生の皆さん!取得した看護師免許を大切にし、これからも自分の目指す姿に向かって謙虚に学び続けてください。まずます白衣が似合うようになった皆さんにホームカミングデイでお会いできる日を楽しみにしています。

教務室一同

アクセス

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TEL 06-6943-1051
FAX 06-6946-3472

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