大阪医療センター

令和3年度  看護部目標

<スローガン>“笑顔”のあるケアの実践

1.良質な看護の提供

  • 1)根拠に基づいた『個別性』のある看護を実践する
  • 2)誤薬・誤認をなくすとともに、転倒転落を防止する
  • 3)標準予防策を徹底する
  • 4)ACPを推進し、患者及び患者に関係する方々への意思決定支援を充実させる
  • 5)高齢者ケアを充実させる
  • 6)多職種と協働して、切れ目のないケアを提供する
  • 7)倫理的感性を高める

2.看護専門職としての自己啓発と自己研鑽

  • 1)看護師・助産師としての看護実践力及び臨床判断力を磨く
  • 2)各自の役割に応じた看護管理力、リーダーシップ、メンバーシップを発揮する
  • 3)集合研修とOJTの連動を図り、自己の課題を達成させる
  • 4)リフレクションを行い、レジリエンス力を高める

3.働き続けることができる職場風土の醸成

  • 1)自律した時間管理を行う
  • 2)従来の規定にとらわれずに、“カイゼン”に取り組む
  • 3)自己効力感を高め、活気ある職場づくりに参画する
  • 4)アサーティブなコミュニケーションの実践
  • 5)自らの健康管理を行い、主体的に働くことができる

4.病院経営へのさらなる参画

  • 1)経営を意識した行動及び働きかけを行う
  • 2)KSKを実践し、患者満足度を向上させる
  • 3)ムダな材料の見直しや種類の選定を行う

看護体制

実際に、病院で働くとなった時に心配なのは看護体制ですね。
大阪医療センターでは、2交替の勤務体制を採っています。
それぞれの勤務体制の特殊性をご紹介します。

それぞれの勤務体制の特殊性

それぞれの勤務体制の特殊性

産科・小児科・婦人科 西5階

西5階病棟は、主に産科、小児科、そして、内視鏡検査や眼科、皮膚科、形成外科の手術を受ける患者様が入院されています。産科では、妊娠期から外来で病棟助産師が関わりを持ち、出産・産褥・育児に至るまで、退院後の生活について継続した支援や指導を行っています。また、入院中に育児に慣れてもらうこと、いつでも授乳ができることで、スムーズに授乳の確立ができるよう母児同室を推奨しています。退院後は、助産師外来にて、産褥期の乳房ケアや育児相談にも積極的に対応しています。当院での出産が、ご家族皆さんの心に残るよい思い出になるよう病棟職員一同心を込めてサポートしています。

産科・小児科・婦人科 西5階

小児科・整形外科 西6階

西6階病棟は、小児科・整形外科の病棟です。小児科の主な疾患は、感染症、川崎病などであり、小児が検査や治療を怖がらず、前向きに治療に取り組むことができるよう、保育士と連携し、様々なプレパレーションに取り組んでいます。また、患児同士の交流を図るため、花火大会やクリスマス会などの季節行事を取り入れたケアを行っています。整形外科の主な疾患は、股関節症・膝関節症・脊椎疾患・骨形成不全症などであり、手術目的の患者さんが大半を占めます。安心して手術に臨み、不安なく退院後の生活が送れるよう、早期リハビリテーションを行い、入院時から他職種と連携した退院支援に努めています。

小児科・整形外科 西6階

精神科 西7階

西7階病棟は精神科病棟です。救命救急センターの後方病棟として、入院に同意が得られた患者様が入院されています。【患者さんが安心して社会復帰できること】を目標に、多職種で連携し、精神面・身体面への支援を行っています。また個々の患者さんに応じてコミュニケーショントレーニングや、病棟リハビリテーション、レクレーションなどを行っています。また、病棟看護師が精神科外来を担当することで退院後の継続看護に力をいれています。

精神科 西7階

感染症内科・糖尿病内科・皮膚科・形成外科 西8階

西8階病棟は、HIV/AIDS・糖尿病・皮膚癌などの疾患をもつ患者様が入院される混合病棟です。インスリン療法、化学療法や放射線療法、手術など様々な治療を受ける患者様が入院されています。HIV/AIDS看護は、日和見感染症の急性期対応や抗HIV薬の導入、感染予防・日常生活全般に対する支援を行っています。また、糖尿病看護は、教育入院のプログラムに基づき、食事や運動などの日常生活指導やインスリン導入の手技獲得などを支援しています。
入院を繰り返す方も多く、一人ひとりが抱える課題やニーズに寄り添った看護を提供することができるよう、努めています。

感染症内科・糖尿病内科・皮膚科・形成外科 西8階

外科・消化器科・呼吸器内科 西9階

西9病棟は、外科・内科の消化器疾患混合病棟で、がんの患者さんが多く入院されています。手術をされる患者さんが多く、手術前には治療や検査・食事内容を患者さんに分かりやすく説明しています。手術後は、できるかぎり痛みが緩和できるようにケアをしています。また、手術後の合併症が予防できるように、患者さんに合わせた援助方法を計画し、早期に日常生活に戻れるように、支援や生活指導を行っています。ほかにも、化学療法・放射線療法や栄養管理、緩和ケアなどをされる患者さんが多く入院されています。患者さんを中心に医師、看護師、緩和チーム、栄養サポートチーム、皮膚・排泄ケアチームなどの医療チームで治療内容や援助を検討し、ケアを実践しています。

外科・消化器科・呼吸器内科 西9階

泌尿器科・耳鼻咽喉科・口腔外科 西10階

西10階病棟は泌尿器科・耳鼻咽喉科・歯科口腔外科・循環器内科の混合病棟です。手術を受けられる患者さんが約60%占めており、その他にも抗がん剤治療、放射線治療を受けている患者が入院しています。 泌尿器科では尿路変更術を受けストマ造設、耳鼻咽喉科は慢性中耳炎や突発性難聴や顔面神経麻痺、歯科口腔外科では下顎歯肉がんによる腓骨皮弁術後、また、循環器内科は主にカテーテル検査を受ける患者の看護を中心に行っています。
その治療内容は、完治して退院される患者さんから、退院後も治療が必要、または障害が残るなど患者さんによって様々です。
どの様な治療を受けられても患者さんにとっては重大な事です。私たちは退院後の生活を見据え、患者さん一人ひとりに寄り添い、私たちが出来る最善の医療が提供出来るように他職種と連携しチームで医療に取り組んでいます。

泌尿器科・耳鼻咽喉科・口腔外科 西10階

眼科・腎臓内科・総合救急・総合診療科 西11階

西11階病棟は、眼科・腎臓内科・救命科・総合診療科など様々な診療科の患者さんが入院される混合病棟です。
手術や透析など緊急治療が必要になることもあり、大きな不安を抱えて入院される患者さんや家族さんが多くおられます。
そのような方々の不安の軽減に努め、安心して治療に臨めるよう日々患者さんに寄り添った看護を実践しています。
また、退院後の生活について多職種(医師・薬剤師・栄養士・理学療法士・MSWなど)と連携し、患者さんの個々に応じた退院支援を行っています。「患者さんに寄り添い、信頼される看護」をスローガンに、病棟一丸となって頑張っています。

眼科・腎臓内科・総合救急・総合診療科 西11階

婦人科・乳腺外科・消化器科 東5階

東5階病棟は、レディース病棟です。主に、乳腺外科・婦人科疾患のがん患者さんが多く、入院患者の75%を占めています。手術療法、化学療法、放射線療法などの治療を受けられる患者さんが安心して治療に臨めるように、受け持ち看護師を中心としてチームで看護しています。がんは経過が長く、慢性疾患の一つと言われるようになってきていますが、依然として死の恐怖を抱く病気です。
私たち看護師は、患者に寄り添い、がんとともに生きようとする患者さんが、「その人らしく生きる」ことを支えられるように、多職種と協力しながら、日々看護しています。

婦人科・乳腺外科・消化器科 東5階

整形外科 東6階

東6階は整形外科病棟で、膝や股関節、脊椎、骨軟部腫瘍等の疾患で手術療法を受ける患者さんが9割を占めています。 かに悪性腫瘍で化学療法や放射線療法を受ける患者さんも入院されています。術後の患者さんには特に理学療法士や療法士と協働し、リハビリテーションに力を入れ患者さんが術後早期から日常生活動作自立の獲得に向けて365日 リに取り組めるよう計画しています。入院生活から在宅生活へ安心して戻れるよう、入院早期より自宅での生活状況を 社会資源の活用や訪問看護など生活に必要な準備ができるよう、ケアマネージャーや訪問看護師など地域との連携も います。

整形外科 東6階

循環器科・心臓血管外科・CCU 東7階

東7階は、心臓血管外科・循環器内科と、CCU(冠動脈疾患集中治療室)の病棟です。 東7病棟では心臓血管外科で、 弁膜症、弁置換術、冠動脈バイパス術、人工血管置換術などの手術を受けられる患者さまの周手術期看護及び、循環器 内科で、狭心症・急性心筋梗塞、心不全、不整脈などで、薬物療法(内服・輸液)や安静療法、心臓カテーテル検査・経皮的冠動脈形成術、ペースメーカー植え込み術、アブレーション治療等を受けられる患者さまの看護を行っています。 CCU(冠動脈疾患集中治療室)では急性心筋梗塞・重症心不全・重症不整脈・急性大動脈解離・肺動脈血栓塞栓症など、重症度の高い患者への密度の濃い看護を提供しています。急性期から慢性期の経過を繰り返す患者さまに対して、他職種や外来と連携し、生活指導・薬物指導・食事指導・心臓リハビリテーションを実施しています。患者との信頼関係を作り、生活状況をしっかり と把握し、個々に応じた指導を行っています。

循環器科・心臓血管外科・CCU 東7階

外科 東9階

東9階は消化器外科や呼吸器外科の手術目的で入院される患者さまの看護を行っています。悪性腫瘍が約8割以上を占め、 手術のほかに化学療法や放射線療法、栄養管理、緩和ケア目的で入院される患者さまもおられます。入院時より患者さまが 早期に社会復帰できるように退院後の生活を見据え、医師をはじめ看護師など多職種で患者さまに合わせた医療が提供 できるよう努めています。また、医療者だけでなく患者さまご本人とご家族にも話し合いに参加していただき目標を共有する ことで、一緒にがんばっていくことができると考えています。退院後もその人らしい生活を送ることをめざし、患者さまの気持ちに 寄り添う看護を実践しています。

外科 東9階

消化器科 東10階

東10階病棟は消化器内科病棟で、消化管疾患や肝臓疾患の患者さんが多く入院されます。早期癌粘膜下層剥離術(ESD)やポリープ切除、総胆管結石除去などの内視鏡治療、ラジオ波焼灼術(RFA)肝動脈塞栓術(TACE)内服療法(ネクサバールやスチバーガー)などの肝臓治療、他放射線治療や化学療法が行われます。また、慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌などの増悪を予防するための肝臓病教室を年6回開催しています。内視鏡室の介助も実施しているので継続した看護を行うことができ、患者さんの不安の軽減に繋がっていると思います。
「内視鏡と病棟が連携し、患者に安心を与える継続看護ができる」をスローガンとして看護を実践しています。

消化器科 東10階

脳神経外科・脳内科・SCU(脳卒中ハイケアユニット) 東11階

東11病棟・SCUは脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの疾患の患者様が入院されています。SCUでは脳卒中患者様の緊急入院を24時間体制で受け入れており、急性期医療の提供を行っています。東11病棟は脳動脈瘤や脳腫瘍の手術や脳血管造影検査を行っており、手術や検査前後の患者様の看護を行っています。脳卒中では何らかの機能障害を持った患者さんが多いため、急性期から回復期に向けたリハビリテーションを早期より行い、社会復帰へむけた援助を行っています。また、急性期の患者さんや手術を受けられる患者さんは不安も強いため、御家族の協力を得ながら、不安の軽減に努めています。 東11病棟とSCUはチームワークが良く、医師や多職種と連携し、みんなで患者さんが最良の医療を受けることができるように関わっています。

脳神経外科・脳内科・SCU(脳卒中ハイケアユニット) 東11階

手術室

大阪医療センターの手術室は、15の診療科が12室に分かれて手術を行っています。令和元年度の手術件数は6433件でした。三次救急の受け入れも積極的に行っているため24時間体制で緊急手術に対応しています。診療科医師・麻酔科医師・臨床工学技師などの多くの職種と連携を図り、チーム一丸となって高度かつ最先端の手術を行っています。
また手術に使用する多種多様な医療機器は、手術室に関与するスタッフと連携を図りながら勉強会や定期メンテナンスを行い、安全な機器の提供に努めています。手術室看護師は術前訪問を通して患者さんの声を聞き、患者さんとご家族が少しでも安心して手術が受けられるよう、スタッフ全員で日々取り組んでいます。

手術室

手術室

ICU

ICU病棟は、各診療科の全身麻酔手術を受ける患者様、病状が変化しやすく集中治療が必要な患者様を受け入れています。病状が不安定な時期の全身管理と異常の早期発見、又、苦痛の多い時期の安楽の援助を通して回復に導ける様に努力し、患者様同様にご家族の不安も大きな時期であるため、両者を支えることを常に考えながら看護しています。
迎えいれた患者様を全力で救命できる看護チームであるために、日々の知識と技術の研鑽に努め、多職種と協働しICU看護師として果たすべき役割を常に全員で考えつつ、「ICUを必要とする患者様に全力で看護し大切な命を救いあげる」をスローガンとしています。

ICU

救命救急センター

救命救急センターは、病床数26床(ICU8床、HCU16床)を有し、一次から三次救急の対応・入院受け入れを行っています。 対象となる疾患は、重症外傷・広範囲熱傷・脳疾患・心疾患・急性薬物中毒など多岐にわたります。
看護師は超急性期の患者さん の微細な変化を見逃さないようフィジカルアセスメントを密に行い、多職種と協力して回復へ向かうための看護を行っています。 身体的側面への援助だけでなく、予測しない状況で受傷した患者さん・御家族の方々の精神的援助や社会的支援など、安心した 入院環境が整えられるようにチームとして個の力を集団の力に変えて、24時間断らないをモットーとし日々奮闘しています。

救命救急センター

外来

外来看護師は看護部スローガンである「K(期待を先取り)S(相手を尊重)K(快ここちよさを提供)行動」をコンセプトに専門・認定看護師を中心に専門性を活かし患者さんのキュアからケアにいたる細やかな看護を実践しています。
外来看護師は初回診察から入院、治療、退院後等の多くの場面で継続的に看護介入し、患者さんに寄り添うことで信頼関係を築いています。また、地域医療を担う病院としての役割も担っており、患者さんが住み慣れた地域でその人らしく最期まで暮らす事が出来るように、在宅療養指導や地域連携の強化に努めています。

外来

プロジェクト

大阪医療センター看護部では多数の委員会やプロジェクトを通じて患者様により良い看護を提供できるように努めています。

  • 看護研究推進委員会
  • 教育・人材開発委員会
  • 危機管理委員会
  • スマイルプロジェクト
  • プラス1プロジェクト
  • セーフティナース会
  • 褥瘡対策リンクナース会
  • 感染リンクナース会
  • 高齢者ケアプロジェクト
  • 広報委員会
  • 専門・認定看護師、コーディネーター会
  • 看護補助者会