職員募集

後期臨床研修プログラム【総合内科】

 呼吸器内科コース

1. 診療科(専門領域)
呼吸器内科
2. コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象
呼吸器内科専門プログラムを選択
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)資格
日本内科学会認定医の取得資格
日本呼吸器学会専門医の取得資格
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医の取得資格
4. 長期目標
呼吸器疾患の専門知識の習得
呼吸器疾患の診断・治療を的確に行い遂行する
気管支鏡を施行できる
一般内科の疾患・症例についても、適切に対応できる
5. 取得手技
気管支鏡(経気管支生検・肺生検・気管支肺胞洗浄・異物除去)
胸腔ドレナージ
針生検(リンパ節、胸壁)
6. 研修期間
3年間
7. 募集人数
1-2名
 
8. 診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

経験目標症例数(3年間)

肺癌

95

100

慢性閉塞性肺疾患

35

30

呼吸器感染症

45

50

気管支喘息

20

20

気胸

般内科疾患

200

36

 

手術

件数(年間)

経験目標件数(3年間)

気管支鏡

135

100

胸腔持続ドレナージ

20

15

胸膜生検

10

針生検(リンパ節、胸腔腫瘍)

10

9.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   4  名、  非常勤    名
診療科研修の指導にあたる医師    4  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  小河原 光正
〃           診療科経験年数  29  年
10. コンセプト
世界の情勢と日本の医学の進歩をふまえて、呼吸器疾患を専攻する優れた医師を養成し、呼吸器医療の向上を図り、国民の福祉に貢献する事を目的とする。
呼吸器疾患は、喫煙、大気汚染、人口の高齢化などにより、肺癌、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器感染症、気管支喘息などが増加している。なかでも呼吸器悪性疾患(肺癌など)による死亡率は、男女ともに年ごとに上昇を示している。従来、男性の癌死のトップは胃癌であったが、肺癌の死亡率は急速な上昇を示し1993年以後胃癌を抜いて第1位となった。そして1998年以後肺癌の総死亡数が、胃癌を抜いて第1位となった。今後も増加傾向にあり2015年には12万人を越えると予想されている。また呼吸器非悪性疾患(慢性閉塞性肺疾患、呼吸器感染症など)も、世界保健機構2020年の死因予想で、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器感染症、肺癌の順番になるとしており、肺癌以上に増加し続ける。
禁煙は疫学的に因果関係が明解にされているリスクファクターである。今後、業煙運動、早期発見に努め、事実に裏付けられ、QOL(生活に質)を考慮した最新の標準的治療をする事を目標とする。
11. 一般目標
1)呼吸器疾患全般における診断・治療
・喫煙歴,居住歴,職業歴,家族歴等の呼吸器疾患と関連の高い病歴の聴取
・胸部聴診等の理学所見のとりかた
・呼吸器疾患におけるプロブレム・リストの作成と鑑別診断
・胸部画像診断
一特に胸部単純レントゲン,胸部CTの読影(カンファレンスにおいて放射線科診断医も指導)
一肺感染症,びまん性肺疾患,肺腫瘍を疑う陰影の所見と鑑別診断とその経過の評価
一病理診断との対比(カンファレンスにおいて放射線科診断医,病理医,外科医も指導)
・気管支鏡検査について,適応,準備,手技,生検,気管支肺胞洗浄,処置,所見の読影等
・胸水穿刺,胸腔ドレナージの手技と胸水の評価,胸膜炎の診断と治療
・呼吸機能検査の評価と応用
・呼吸器領域での感染予防対策
・禁煙の指導
2)各呼吸器疾患における診断・治療
・肺炎等の呼吸器感染症に対する抗生物質・抗菌薬の投与方法
・他臓器疾患,全身性疾患に合併した肺炎の診断と治療
・肺結核の診断と標準治療,届け出,感染予防
・非結核性抗酸菌症の診断と治療法
・気管支喘息におけるガイドラインに基づいた治療
・肺気腫など慢性閉塞性肺疾患における気管支拡張薬,吸入療法,呼吸リハビリテーション等
・呼吸不全における,酸素投与,呼吸管理の方法
・在宅酸素療法の導入と管理
・アレルギー性肺疾患,膠原病肺,サルコイドーシスなどの診断と治療
・問質性肺炎等のびまん性肺疾患の診断と治療
・肺癌の診断と病期診断の進め方
・肺癌の患者(および家族)への診断の伝え方と治療についてのインフォームド・コンセントを得ること
・肺癌の化学療法のプロトコールの選択と実施,効果判定
・抗悪性腫瘍薬の投与方法の実際と副作用・合併症への対策
・肺癌に対する外科的切除,放射線治療の併用などの集学的治療
・肺癌における鎮痛薬等の緩和療法、終末期の治療とケア
3)一般内科の疾患・症例を広く経験することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、適切に対応できる能力を習得する。
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修         可能
施設外との交流研修       可能
研修領域の決定    本人の意向を研修責任者が聴取し相談にて決定する
13. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回
Cancer board月1回

 呼吸器内科専門プログラム

1. 診療科(専門領域)
呼吸器内科
2. 研修期間
3年
3. 募集人数
1-2名/3年間
4. 短期目標
次の基本的項目を到達目標とする。
「総論」では、呼吸器の形態、機能、病理生理、疫学、主要症状、身体所見、検査、治療ならびに呼吸不全などの知識と理解、また重要な検査についてはその技術の取得。
「各論」においては、気道・肺疾患、胸膜疾患、横隔膜疾患、縦隔疾患、その他といった各領域における疾患の知識と理解にとどまらず、重要疾患については症例の臨床的な経験。
さらに、一般内科の疾患・症例を広く経験することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、適切に対応できる能力も習得する。
<総論>
・喫煙歴,居住歴,職業歴,家族歴等の呼吸器疾患と関連の高い病歴の聴取
・胸部聴診等の理学所見のとりかた
・呼吸器疾患におけるプロブレム・リストの作成と鑑別診断
・胸部画像診断
-特に胸部単純レントゲン,胸部CTの読影(カンファレンスにおいて放射線科診断医も指導)
-肺感染症,びまん性肺疾患,肺腫瘍を疑う陰影の所見と鑑別診断とその経過の評価
-病理診断との対比(カンファレンスにおいて放射線科診断医,病理医,外科医も指導)
・気管支鏡検査について,適応,準備,手技,生検,気管支肺胞洗浄,処置,所見の読影等
・胸水穿刺,胸腔ドレナージの手技と胸水の評価,胸膜炎の診断と治療
・呼吸機能検査の評価と応用
・呼吸器領域での感染予防対策
・禁煙の指導
<各論>
・肺炎等の呼吸器感染症に対する抗生物質・抗菌薬の投与方法
・他臓器疾患,全身性疾患に合併した肺炎の診断と治療
・肺結核の診断と標準治療,届け出,感染予防
・非結核性抗酸菌症の診断と治療法
・気管支喘息におけるガイドラインに基づいた治療
・肺気腫など慢性閉塞性肺疾患における気管支拡張薬,吸入療法,呼吸リハビリテーション等
・呼吸不全における,酸素投与,呼吸管理の方法
・在宅酸素療法の導入と管理
・アレルギー性肺疾患,膠原病肺,サルコイドーシスなどの診断と治療
・間質性肺炎等のびまん性肺疾患の診断と治療
・肺癌の診断と病期診断の進め方
・肺癌の患者(および家族)への診断の伝え方と治療についてのインフォームド・コンセントを得ること
・肺癌の化学療法のプロトコールの選択と実施,効果判定
・抗悪性腫瘍薬の投与方法の実際と副作用・合併症への対策
・肺癌に対する外科的切除,放射線治療の併用などの集学的治療
・肺癌における鎮痛薬等の緩和療法,終末期の治療とケア
5. 短期取得手技
気管支鏡の習得
肺生検の習得
6. 診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

目標症例数(3年)

肺癌

95

60

慢性閉塞性肺疾患

35

20

呼吸器感染症

45

35

気管支喘息

20

15

気胸

一般内科疾患

200

36

 

手術

件数(年間)

目標件数(3年)

気管支鏡

135

60

胸腔持続ドレナージ

20

15

胸膜生検

10

針生検(リンパ節,胸壁腫瘍)

10

7.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   4  名、  非常勤    名
診療科研修の指導にあたる医師    4  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  小河原光正
〃           診療科経験年数  29  年
8. コンセプト

世界の情勢と日本の医学の進歩をふまえて、呼吸器疾患を専攻する優れた医師を養成し、呼吸器医療の向上を図り、国民の福祉に貢献する事を目的とする。
呼吸器疾患は、喫煙、大気汚染、人口の高齢化などにより、肺癌、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器感染症、気管支喘息などが増加している。なかでも呼吸器悪性疾患(肺癌など)による死亡率は、男女ともに年ごとに上昇を示している。従来、男性の癌死のトップは胃癌であったが、肺癌の死亡率は急速な上昇を示し1993年以後胃癌を抜いて第1位となった。そして1998年以後肺癌の総死亡数が、胃癌を抜いて第1位となった。今後も増加傾向にあり2015年には12万人を越えると予想されている。また呼吸器非悪性疾患(慢性閉塞性肺疾患、呼吸器感染症など)も、世界保健機構2020年の死因予想で、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器感染症、肺癌の順番になるとしており、肺癌以上に増加し続ける。
禁煙は疫学的に因果関係が明解にされているリスクファクターである。今後、禁煙運動、早期発見に努め、事実に裏付けられ、QOL(生活に質)を考慮した最新の標準的治療をする事を目標とする。
また、一般内科の疾患・症例に広く接することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、日本内科学会認定医の資格取得を目指すことも兼ねる。

9. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回
Cancer Board 月1回

 腎臓病内科コース

1. 診療科(専門領域)
腎臓内科
2. コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象
腎臓内科専門プログラムを選択
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)資格
日本内科学会認定医の取得資格
日本腎臓学会認定専門医の取得資格
4. 長期目標
一般内科の知識を習得し、診断・治療を的確に行うことができ、また必要に応じ専門医にコンサルトできる
腎臓病学の専門知識の習得
腎疾患の診断・治療を的確に行い遂行する
血液浄化療法の選択や処方を行い遂行できる
5. 取得手技
腎生検
腎ドプラー
6. 研修期間
3年間
7. 募集人数
1-2名、但し全体で2名
 
8. 診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

経験目標症例数(3年間)

慢性糸球体腎炎

30-50

40

尿細管間質性腎炎

1-5

ネフローゼ症候群

20-30

40

急性腎不全

3-5

10

慢性腎不全保存期

70-120

100

慢性腎不全透析導入

30-50

40

一般内科

200

30

 

手術

件数(年間)

経験目標件数(3年間)

血液透析

50

100

腹膜透析

2-3

腎生検

30-40

30

9.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   4  名、  非常勤  1  名
診療科研修の指導にあたる医師    3  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  伊藤 孝仁
〃           診療科経験年数  25  年
10. コンセプト
 
透析を必要とする慢性腎不全患者はわが国で20万人をこえ、毎年増加傾向にある。また高齢化に伴い腎障害を有する患者が増加し、予後に重大な影響を及ぼしている。したがって腎疾患を早期に発見し治療し、かつ、腎機能障害を有する患者を適切に管理する腎臓専門医の果たす役割はきわめて大きい。
当医療センターにおける腎臓内科コースは、腎疾患の疾患や治療について、専門的な能力を習得することを目的とする。また腎疾患を有する他科疾患患者の管理についてコンサルトができるよう、広い知識と患者を全人的に診ることができる腎臓内科医となることをめざす。さらに国立病院機構の腎専門病院として、腎臓内科領域における臨床研究を行いその成果を発表することも目的とする。
11. 一般目標
 
腎臓内科ではその診療活動の基本として、いまだ難治性である腎疾患の早期発見、治療を心がけるとともに、腎疾患進展機序の解明と防止法の開発を目指している。
腎疾患の診断には原則として腎生検を行って組織像を検討し、その予後を判断して、ステロイド・免疫抑制薬・抗凝固薬・降圧薬などを単独または組み合わせて治療する。この過程において専修医は指導医のもとで主治医として診断、治療の実際にあたる。わが国で最も頻度が高いため重要な原発性腎炎であるIgA腎症や、組織型が多様でしばしば難治性であるネフローゼ症候群については、腎生検組織の解釈や治療法の適応など、報告されているエビデンスを一人一人の患者にあてはめるEBMの実践について学ぶことが主眼となる。また糖尿病性腎症や保存期腎不全患者の医学的管理、栄養・生活指導も重要な研修内容で、看護師・栄養士・薬剤師などと連携し、患者の家庭や社会的環境をも考慮に入れた全人的診療を心がけて研修する。透析療法は血液透析および腹膜透析を行っており、その適応や導入において円滑な治療方針を決めることを学ぶ。さらに虚血性心疾患や脳血管障害、外科手術など合併症を有する腎疾患患者の管理も研修の重要な内容であり、他科との緊密な連携のもと全身管理についても経験する。
また、一般内科の疾患・症例を広く経験することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、適切に対応できる能力を修得する。
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修         可能
施設外との交流研修       可能
研修領域の決定    本人の意向を研修責任者が聴取し相談にて決定する
13. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回
Cancer board月1回

 腎臓病内科専門プログラム

1. 診療科(専門領域)
腎臓内科
2. 研修期間
3年
3. 募集人数
1-2名 但し全体で2名
4. 短期目標
次の基本的項目を到達目標とする。
A.水・電解質・酸塩基平衡異常
a.患者の循環血漿量について病歴や身体所見から脱水、溢水の判断ができる。
b.脱水の患者について水分、ナトリウムの不足量を推定できる。
c.正しい輸液計画をたてることができる。
d.輸液補正中の電解質や腎機能などの検査計画をたてることができる。
e.溢水による心不全の患者に対して利尿剤や人工透析、食事療法などの適切な治療計画を立てることができる。
f.各種の電解質異常について、検査などを行ってその成因を明らかにし、治療計画を立てることができる。
g.酸塩基平衡異常の診断ができ、治療方針をたてることができる。
B.腎疾患の診断と治療
a.検尿異常についてさらに必要な検査計画をたてることができ正しく解釈できる。
b.腎エコー検査を行い正しく解釈できる。またその他の腎画像検査(IVP・DIP、CT、MRI、シンチ)の結果を解釈できる。
b.腎生検の適応を判断し、実際におこなって、おこりうる合併症の対策を講じることができる。
c.腎生検の結果を解釈し、腎炎・ネフローゼ症候群の診断をおこなって予後を判断することができる。
d.腎生検やその他の検査結果から、ステロイド、免疫抑制薬、抗凝固療薬などの治療法の適応を判断し、その副作用についても対策を講じることができる。
e.慢性腎不全の薬物・食事療法について正しく処方し、その効果を判断できる。
f.透析療法の適応を判断し、適正な透析療法を処方できる。
g.続発性腎疾患や急性腎不全の原因を明らかにし対策を講じることができる。
h.腎疾患を有する患者の他疾患治療や検査などにおいて、おこりうる問題点を説明することができ、その対策を講じることができる。
i.腎疾患患者の心理状態や家庭・社会環境に配慮できる。
C.一般内科疾患の診断と治療
a.一般内科疾患全般の診断・治療を通じて適切に対応ができる。
5. 短期取得手技
腎生検手技および腎病理診断能力の習得
腎ドプラー法の手技診断能力の習得
血液透析・腹膜透析を含む各種血液浄化法の実施
6. 診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

目標症例数(3年間)

慢性糸球体腎炎

30-50

40

尿細管間質性腎炎

1-5

ネフローゼ症候群

20-30

40

急性腎不全

3-5

10

慢性腎不全保存期

70-120

100

慢性腎不全透析導入

30-50

40

一般内科

200

30

 

手術

件数(年間)

目標件数(3年間)

血液透析

50

100

腹膜透析

2-3

腎生検

30-40

30

7.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   4  名、  非常勤   1  名
診療科研修の指導にあたる医師    3  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  伊藤 孝仁
〃           診療科経験年数  25  年
8. コンセプト
当医療センターにおける腎臓内科プログラムは、腎疾患の疾患や治療について、専門的な能力を習得することを目的とする。また腎疾患を有する他科疾患患者の管理についてコンサルトができるよう、広い知識と患者を全人的に診ることができる腎臓内科医となることをめざす。
9. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC 月1回
Cancer board 月1回

 血液内科コース

1. 診療科(専門領域)
血液内科
2. コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象
血液内科専門プログラムを選択
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)資格
日本内科学会認定医の取得資格
日本血液学会専門医の取得資格
4. 長期目標
血液疾患の専門知識の習得
血液疾患(特に造血器悪性疾患)の診断・治療を的確に行い遂行する
造血幹細胞移植を指導のもとに遂行できる
一般内科の疾患・症例についても、適切に対応できる
5. 取得手技
6. 研修期間
3年間
7. 募集人数
1-2名
 
8. 診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
症例数と造血細胞移植数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

目標症例数(3年間)

急性白血病

10

9

悪性リンパ腫

35

30

多発性骨髄腫

15

15

その他造血器悪性腫瘍

10

12

特発性血小板減少性紫斑病

10

12

貧血精査など(良性疾患)

30

30

 

移植

件数(年間)

目標件数(3年間)

自家末梢血造血幹細胞移植

8

9

同種末梢血造血幹細胞移植

4

5

9.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   3  名、  非常勤   0  名
診療科研修の指導にあたる医師    3  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  井上 信正
〃           診療科経験年数  33  年
10. コンセプト
大阪府下の白血病治療を行う多くの施設(大学・センター等)は造血細胞移植を主に行い、移植適応のない疾患や高齢者の診療はしない事が多い。本院でも造血細胞移植は行っているが、移植中心の治療を行うのではなく、広く血液疾患を受け入れる事により広い知識と経験を有する血液内科医を養成する。
11. 一般目標
I.知識
当院で臨床研修を行うことにより、多くの症例を経験し血液専門医としての基礎的知識を会得する。

1.形態、機能、病態生理
  a. 造血臓器および血球の構造と機能
b. 血球産生と分化
c. 血漿蛋白
d. 止血機序
2.主要徴候
  貧血、多血、発熱、出血傾向、血栓傾向、脾腫、肝腫大、リンパ節腫大、黄疸、免疫不全、過粘度症候群、ヘモグロビン尿
  II.診察
1.リンパ節触診
2.出血傾向視診
3.肝脾触診
III.検査
殆どの血液検査の結果を理解し、一部の検査については一人で施行できるようにする。

1.血球算定およびヘモグロビン定量
2.赤血球恒数(MCV、MCH、MCHC)
3.塗抹標本の作製と検鏡
  a.塗抹標本の作製と検鏡白血球百分率(自分一人で出来る)
b.赤血球、白血球および血小板形態(自分一人で出来る)
4.網状赤血球数
5.赤血球沈降速度
6.骨髄検査
  a. 骨髄穿刺白血球百分率(自分一人で出来る)
b. 骨髄像(自分一人で出来る)
c. 生検(自分一人で出来る)
7.血球の形態学的検査
  a. 細胞科学検査
8.造血必須物質測
9.溶血に関する検査
10.血疫学における放射線学的診断
   臓器の画像診断(CT,MRI,シンチグラフィー) 
11.血球の表面形質検査
12.免疫学的検査
   電気泳動法、免疫電気泳動、免疫グロブリン定量、血清粘度測定
   クリオグロブリン、ベンスジョーンズ蛋白
13.出血傾向検査
  a. 出血時間
b. 細血管抵抗試験
c. 血小板機能検査
d. 凝固能の検査
e. 各種凝固因子定量
f. 凝固線溶活性の測定
g. 循環凝固物質の測定
h. 凝固阻止因子の測定
14.血液型と輸血関連検査
  a. ABO型(自分一人で出来る)
b. Rh型(自分一人で出来る)
c. HLA
d. 交差適合試験
e. 不規則抗体
15.染色体検査
16.分子生物学的検
17.造血幹細胞検査(コロニー系性能)
  IV.治療および症例経験
種々の血液疾患について、診断を行うと共に、知慮計画を立て、それを実行できるように修練する。

1.食事指導(貧血に関する食事指導)
2.貧血疾患の薬物療法
  a. 鉄剤、葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6
b. アンドロゲン、蛋白同化ホルモン
c. 造血因子(EPO、G-CSFなど)
d. 免疫抑制用法(副腎皮質ステロイド、シクロフォスファミドなど)
e. 抗腫瘍薬の投与(各種プロトコールの決定および実行)
f. 抗凝固薬と抗血小板薬
3.輸血療法
  a. 成分輸血
b. 血液製剤と血漿分画製剤
4.特殊療法
  a. 脾摘
b. 造血幹細胞移植
1) 骨髄移植
2) 末梢血幹細胞移植
3) 臍帯血移植
c. 血漿交換
d. 放射線療法
e. 髄注
5.無菌管理
6.予後因子
7.治療効果の判定
8.感染症の管理、治療
9.赤血球系の疾患(貧血全般)
10.白血球系疾患(白血病等造血器悪性腫瘍全般)
11.蛋白異常症(多発性骨髄腫等)
12.免疫不全症(先天性および後天性、HIV感染症を除く)
13.出血血栓性疾患
  a. 血管障害による出血傾向
b. 血小板減少性紫斑病
c. 血小板機能異常症
d. 凝固、線溶異常による出血傾向
e. 易血栓形成症
14.薬剤による造血障害
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修         可能
施設外との交流研修       可能
研修領域の決定
本人の意向を研修責任者が聴取し相談にて決定する
13. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC 月1回
Cancer board 月1回

 血液内科専門プログラム

1. 診療科(専門領域)
血液内科
2. 研修期間
3年間
3. 募集人数
1名
4. 短期目標
次の基本的項目を到達目標とする。
Ⅰ.知識
当院で臨床研修を行うことにより、多くの症例を経験し血液専門医としての基礎的知識を会得する。
1. 形態、機能、病態生理
a. 造血臓器および血球の構造と機能
b. 血球産生と分化
1) 造血幹細胞
2) 造血因子(EPO,G-CSF,GM-CSF,M-CSF,TPO,IL-1,3,4,5,6,11)
c. 血漿蛋白
d. 止血機序
2. 主要徴候
貧血、多血、発熱、出血傾向、血栓傾向、脾腫、肝腫大、リンパ節腫大、黄疸、免疫不全、過粘度症候群、ヘモグロビン尿
Ⅱ.診察
1. リンパ節触診
2. 出血傾向視診
3. 肝脾触診
Ⅲ.検査
殆どの血液検査の結果を理解し、一部の検査については一人で施行できるようにする。
1. 血球算定およびヘモグロビン定量
2. 赤血球恒数(MCV、MCH、MCHC)
3. 塗抹標本の作製と検鏡
a. 塗抹標本の作製と検鏡白血球百分率(自分一人で出来る)
b. 赤血球、白血球および血小板形態(自分一人で出来る)
4. 網状赤血球数
5. 赤血球沈降速度
6. 骨髄検査
a. 骨髄穿刺白血球百分率(自分一人で出来る)
b. 骨髄像(自分一人で出来る)
c. 生検(自分一人で出来る)
7. 血球の形態学的検査
a. 細胞科学検査
ペルオキシダーゼ、好中球アルカリファスファターゼ、エステラーゼ、鉄染色、PAS染色
8. 造血必須物質測定
a. 血清鉄、鉄結合能、血清フェリチン
b. ビタミンB12、葉酸
c. エリスロポエチン、G-CSF
9. 溶血に関する検査
クームス試験、血清酵素、ビリルビン、ハプトグロビン
尿中ヘモジデリン、赤血球浸透圧抵抗、Ham試験、砂糖水試験
ヘモグロビン分析
10. 血疫学における放射線学的診断
   臓器の画像診断(CT,MRI,シンチグラフィー)
11. 血球の表面形質検査
a. 骨髄系細胞(CD13,14,33など)
b. リンパ系細胞(CD3,4,5,7,8,10,19,20,25,38,56,smIg,HLA-DRなど)
c. 巨核球系細胞(CD41,42など)
d. 赤血球系細胞(グライコフォリン、CD71,55,59など)
12. 免疫学的検査
   電気泳動法、免疫電気泳動、免疫グロブリン定量、血清粘度測定
   クリオグロブリン、ベンスジョーンズ蛋白
13. 出血傾向検査
a. 出血時間
b. 細血管抵抗試験
c. 血小板機能検査
d. 凝固能の検査
1) プロトロンビン時間
2) 活性化部分とロンボプラスチン時間
3) トロンビン時間
e. 各種凝固因子定量
f. 凝固線溶活性の測定
1) FDPの定量、Dダイマー
2) TAT、PIC
g. 循環凝固物質の測定
h. 凝固阻止因子の測定
ATⅢ、α2PI、プロテインC、プロテインS
14. 血 液型と輸血関連検査
a. ABO型(自分一人で出来る)
b. Rh型(自分一人で出来る)
c. HLA
d. 交差適合試験
e. 不規則抗体
15. 染色体検査
a. G banding
b. FISH
16. 分子生物学的検
a. サザンブロット
b. PCR
c. RFLPs
17. 造血幹細胞検査(コロニー系性能)
Ⅳ.治療および症例経験
種々の血液疾患について、診断を行うと共に、知慮計画を立て、それを実行できるように修練する。
1. 食事指導(貧血に関する食事指導)
2. 貧血疾患の薬物療法
a. 鉄剤、葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6
b. アンドロゲン、蛋白同化ホルモン
c. 造血因子(EPO、G-CSFなど)
d. 免疫抑制用法(副腎皮質ステロイド、シクロフォスファミドなど)
e. 抗腫瘍薬の投与(各種プロトコールの決定および実行)
1) アルキル化剤
2) 代謝拮抗剤
3) 抗がん抗生物質
4) ホルモン薬
5) 酵素剤
6) アルカロイド薬
7) トポイソメラーゼ阻害薬
8) 分化誘導剤
f. 抗凝固薬と抗血小板薬
3.輸血療法
a. 成分輸血
b. 血液製剤と血漿分画製剤
4.特殊療法
a. 脾摘
b. 造血幹細胞移植
1) 骨髄移植
2) 末梢血幹細胞移植
3) 臍帯血移植
c. 血漿交換
d. 放射線療法
e. 髄注
5.無菌管理
6.予後因子
7.治療効果の判定
8.感染症の管理、治療
9.赤血球系の疾患(貧血全般)
10,白血球系疾患(白血病等造血器悪性腫瘍全般)
11,蛋白異常症(多発性骨髄腫等)
12.免疫不全症(先天性および後天性、HIV感染症を除く)
13.出血血栓性疾患
a. 血管障害による出血傾向
b. 血小板減少性紫斑病
c. 血小板機能異常症
d. 凝固、線溶異常による出血傾向
e. 易血栓形成症
14.薬剤による造血障害
5. 診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

目標症例数(3年間)

急性白血病

10

9

悪性リンパ腫

35

30

多発性骨髄腫

15

15

その他造血器悪性腫瘍

10

12

特発性血小板減少性紫斑病

10

12

貧血精査など(良性疾患)

30

30

 

移植

件数(年間)

目標件数(3年間)

自家末梢血造血幹細胞移植

8

9

同種末梢血造血幹細胞移植

4

5

6.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   3  名、  非常勤   0  名
診療科研修の指導にあたる医師    3  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  井上 信正
〃           診療科経験年数  33  年
7. コンセプト
 
大阪府下の白血病治療を行う多くの施設(大学・センター等)は造血細胞移植を主に行い、移植適応のない疾患や高齢者の診療はしない事が多い。本院でも造血細胞移植は行っているが、移植中心の治療を行うのではなく、広く血液疾患を受け入れる事により広い知識と経験を有する血液内科医を養成する。
8.

全内科レクチャー月2回の開催
総合内科抄読会の開催週1回
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回

 糖尿病内科コース

1. 診療科(専門領域)
糖尿病、代謝
2. コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象
糖尿病内科専門プログラムを選択
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)資格
日本内科学会認定医の取得資格
日本糖尿病学会認定専門医の取得資格
4. 長期目標
一般内科の知識を習得し、診断・治療を的確に行うことが出来、また必要に応じて専門医にコンサルトできること。
糖尿病および関連疾患の病態把握、診断、検査、治療、患者教育を的確に行い、遂行すること。
糖尿病および関連疾患を有する他科疾患の患者に、専門医としてコンサルトできること。
5. 取得手技
頸動脈エコー
神経伝導速度
中心静脈ルートの確保
6. 研修期間
3年間
7. 募集人数
1-2名、但し全体で2名
 
8. 診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

経験目標症例数(3年間)

2型糖尿病(他科コンサルトを含む)

160

90

1型糖尿病

10

妊娠糖尿病

その他の糖尿病

10

肥満、高脂血症、高尿酸血症など

120

60

その他の一般内科疾患

200

45

9.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   2  名、  非常勤  2  名
診療科研修の指導にあたる医師    2  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  瀧 秀樹
〃           診療科経験年数  21  年
10. コンセプト
 
代謝・内分泌疾患やメタボリック症候群、高脂血症などを対象に、それぞれの病態把握・診断・治療にあたる。
特に大多数を占める2型糖尿病に関して、検査・治療・教育の3本立てのプログラムで対応する。検査では、血液・尿検査、眼科受診、頭頚部MRや頚動脈エコー、PWV等を併用して、糖尿病の代謝動態および合併症の総合的把握にあたる。治療では、強化インスリン療法を積極的に導入している。腎症合併例には血圧管理と低蛋白糖尿病食の指導を行う。大血管障害(脳卒中、虚血性心疾患、ASOや壊疽等)の合併例には、脳卒中内科、循環器内科、心臓血管外科、皮膚科、形成外科と連携して治療に当たる。教育では、外来糖尿病教室(月1回)と教育入院にて、講師を務める。
11. 一般目標
1)糖尿病
 
頻度の高い糖尿病に関しては、1型および2型糖尿病、妊娠糖尿病、内分泌疾患合併例、インスリン受容体異常症、ミトコンドリア遺伝子異常症などの多岐にわたる糖尿病患者ならびにIGT患者を受け持ち、日本糖尿病学会認定教育施設での糖尿病の診断、治療、患者教育を経験する。
2)糖尿病以外の代謝・内分泌疾患
代謝関連:高脂血症、高尿酸血症、メタボリック症候群など
内分泌関連:下垂体疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、副腎疾患やその他の内分泌疾患
脳外科や泌尿器科、耳鼻科などと連携しながら、これらの疾患を有する患者を受け持ち、病態生理の把握や検査・診断・治療を経験する。
3)一般内科の疾患・症例を広く経験することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、適切に対応できる能力を習得する。
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修         可能
施設外との交流研修       可能
研修領域の決定    本人の意向を研修責任者が聴取し相談にて決定する
13. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回
Cancer board月1回

 糖尿病内科専門プログラム

1. 診療科(専門領域)
糖尿病内科
2. 研修期間
3年間
3. 募集人数
1-2名、但し全体で2名
4. 短期目標
次の基本的項目を到達目標とする。
1)診断
①糖尿病の診断基準および病型分類に関する学会勧告の内容を理解できる
②糖尿病の診断に必要な検査(経口ブドウ糖負荷試験、HbA1c、尿中CPR、GAD抗体など)の臨床的意義を解釈できる
③糖尿病の重症度(境界型から糖尿病性昏睡にいたるまで)の診断ができる
④糖尿病合併症の診断:
・眼科と連携して、網膜症の病期分類が把握できる
・腎機能検査(クレアチニン、尿素窒素、尿中微量アルブミン等)から、腎症の進行度、病期分類が把握できる
・神経学的診察法、電気生理学的検査法(末梢神経伝達速度等)などから、神経障害の評価法を修得する
・頚部エコー、負荷心電図、API、PWV等の大血管障害の評価法を修得する
2)治療
①個々の患者に適した治療目標の設定ができる
②食事療法の理論と実際の知識を習得し、その効果が評価できる
③運動療法の理論と実際の知識を習得し、特に個人に応じた運動処方ができ、その効果が評価できる
④経口糖尿病治療薬に関する作用機序、適応、使い方、副作用を把握する
⑤インスリン注射法に関しては、個人に応じた投与法を習得する
⑥合併症を伴う糖尿病の治療の理論と実際の知識を習得する。特に糖尿病腎症の進行、病期分類に応じた治療方法を習得する
⑦糖尿病昏睡の鑑別診断とその治療法を習得する
⑧妊娠糖尿病の管理方法を習得する
⑨低血糖に関する正しい知識と対応を体得する
3)患者指導教育
①個人指導や集団指導のプログラムを考えることが出来る
②学会の食品交換表の利用方法を、栄養士をまじえて指導する
③インスリン自己注射及び血糖自己測定を指導する
④日本糖尿病協会や本院の患者の会(やまぶき会)の教育活動に参加する
⑤カンファランスを通じて、医師、看護師、栄養士、薬剤師等によるチーム医療での活動方法を習得する
4)一般内科の疾患・症例を広く経験することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、適切に対応できる能力を習得する
5. 短期取得手技
頚動脈エコー
神経伝導速度
中心静脈ルートの確保
6. 診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

目標症例数(3年間)

2型糖尿病(他科コンサルトを含む)

160

90

1型糖尿病

10

妊娠糖尿病

その他の糖尿病

10

肥満、高脂血症、高尿酸血症など

120

60

その他の一般内科疾患

200

45

7.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   2  名、  非常勤   2  名
診療科研修の指導にあたる医師    2  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  瀧 秀樹
〃           診療科経験年数  21  年
8. コンセプト
当医療センターにおける糖尿病内科プログラムは、糖尿病および関連疾患の病態把握や検査、治療について、専門的な能力を習得することを目的とする。また糖尿病および関連疾患を有する他科疾患の患者に適切なコンサルトができるように、広い知識を持つとともに患者を全人的に診ることができる糖尿病専門医となることをめざす。また、一般内科の疾患・症例に広く接することで、内科全般の知識、診断・治療能力を高め、日本内科学会認定医の資格取得を目指すことも兼ねる。
9. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回
Cancer board月1回

 脳卒中内科コース

1. 診療科(専門領域)
脳卒中・高血圧
2. コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象
脳卒中内科専門プログラムを選択
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)資格
日本内科学会認定医の取得資格
日本脳卒中学会認定専門医の取得資格
4. 長期目標
脳卒中学の専門知識の習得
脳卒中の診断・病態把握・治療を的確に行い遂行する
高血圧の診断・治療を的確に行い遂行する
内科疾患一般についても適切に対応できること
5. 取得手技
頚部血管エコー検査
経食道心エコー検査
脳血流シンチ検査
脳血管造影検査(脳神経外科とともに行う)
6. 研修期間
3年間
7. 募集人数
1-2名
 
8. 診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

経験目標症例数(3年間)

脳梗塞

120

120

脳出血

高血圧

20

20

めまいなどの他の一般内科疾患

200

36

9.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   3  名、  非常勤   2  名
診療科研修の指導にあたる医師    3  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  多賀谷 昌史
〃           診療科経験年数  25  年
10. コンセプト
当医療センターにおける脳卒中内科コースは、脳血管疾患や高血圧症の管理・治療について、専門的な能力を習得することを目的とする。他科疾患患者の管理中に発症した脳卒中についてコンサルトができるよう、広い知識と患者を全人的に診ることができる脳卒中内科医となることをめざす。さらに脳卒中領域における臨床研究を行いその成果を発表することも目的とする。
11. 一般目標
 
脳卒中内科ではその診療活動として、脳卒中急性期患者の診療をStrokeチームで行うことを基本としている。専修医は指導医のもとで主治医・担当医として診断、治療の実際にあたる。脳卒中急性期の治療はチーム医療であり、看護部門、脳外科、救急診療科、放射線科、循環器内科、リハビリテーション科、薬剤科、ソーシャルワーカーなどと連携し診療を行うことが重要である。患者の家庭や社会的環境をも考慮に入れた全人的診療を心がけて研修する。さらに虚血性心疾患や外科手術など合併症を有する患者の管理も研修の重要な内容であり、他科との緊密な連携のもと全身管理についても経験する。また、合併する疾患の管理に適応できる能力を習得する。
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修         可能
施設外との交流研修       可能
研修領域の決定    本人の意向を研修責任者が聴取し相談にて決定する
13. 共通領域研修について
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回

 脳卒中・高血圧内科専門プログラム

1. 診療科(専門領域)
脳卒中内科
2. 研修期間
3年間
3. 募集人数
1~2名/3年間(3年間に2名)
4. 短期目標
次の基本的項目を到達目標とする。
A. 脳卒中の診断と治療
 a. 病歴の聴取を行い、一般理学所見、神経学的所見をまとめ、発表する
 b. CT・MRI・シンチ・エコーなどの検査を計画し、その結果を理解する
 d. 脳卒中急性期に対し、臨床病型に応じて治療計画をたてる
 e. 塞栓症(心原性脳塞栓症)の原因となる心疾患に対する理解と対応方法を学ぶ
 f. 脳卒中リハビリテーションに対して理解し実施開始時期を決める
 f. 頚部血管エコー検査、経食道心エコー検査、脳血流シンチ検査、脳血管造影検査 などの検査法を習得する
B. 高血圧の診断と治療
 a. 二次性高血圧鑑別および高血圧臓器障害評価方法を習得する
 b. 適正な降圧治療法を行う
C. 一般内科疾患の診断と治療
 a.一般内科疾患全般の診断・治療を通じて適切に対応ができる。
5. 短期取得手技
頚部血管エコー検査
経食道心エコー検査
脳血流シンチ検査
脳血管造影検査(脳神経外科とともに行う)
6. 診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
 

主要疾患

入院数(年間)

目標症例数(3年間)

脳梗塞急性期

180

180

脳出血

高血圧

30

30

めまいなどの他の一般内科疾患

200

40

7.

 

診療科の指導体制
診療科医師数 常勤   3  名、  非常勤  2 名
診療科研修の指導にあたる医師    3  名
主として研修指導にあたる医師の氏名  多賀谷 昌史
〃           診療科経験年数  25  年
8. コンセプト
当医療センターにおける脳卒中・高血圧内科プログラムは、脳卒中急性期や高血圧の診療および関連疾患の病態把握や検査、治療について、専門的な能力を習得することを目的とする。また脳血管疾患を有する他科疾患患者の管理についてコンサルトができるよう、広い知識と患者を全人的に診ることができる脳卒中専門医となることをめざす。内科疾患に広く接することで、内科全般の知識、診断、技能を高め、日本内科学会認定医の資格取得を目指すことも兼ねる。
9. 共通領域研修について
脳外科、放射線科、内科脳卒中グループ合同カンファレンス月1回
リハビリテーションカンファレンス月2回
職員研修部・臨床検査診断部CPC月1回
Cancer Board月1回