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メールマガジン「法円坂」No.199(2017/12/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



 最近、急性アルコール中毒症の患者さんの入院が増えています。忘年会など、楽
しいひと時を過ごした後に起きた災難でしょう。さて、お酒はなぜ飲むのでしょう。
飲みニケーションと言っていた時代もありました。ただただ美味しいと言って飲む
人もいます。最近の調査では20代の若者の約40%がお酒を飲むことの必要性を感
じないと答えたそうです。40代以上は70%が必要性や意義を感じると答えている
ようです。お酒は嗜好品ですから、個人個人が適度に飲み、節度をもって過ごし、
楽しくあったらいいなと思います。皆様はどのように感じておられるでしょう。
 それでは今回のメルマガをお楽しみください。
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   メールマガジン「法円坂」No.199(2017/12/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長  是恒 之宏 です
 ・【 法円坂よもやま話 】
 ・大阪府医師会フィルハーモニー「第13回オータムコンサート」を終えて 
 ・看 護 の こ こ ろ
 ・研 修 医 日 記

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      院 長  是恒 之宏(これつね ゆきひろ) です       
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ほんとに寒いですね

 今年もあと2週間ほどとなりました。このところ「極寒」という状態が続いてい
ます。そういえば「極暖」というヒートテックがありましたね。実は私は大の暑さ
嫌いです。「極暖」のお世話になることは一生無いでしょう。可能な限り、コート
は着ません。というか、まともなコートは持っていないといったほうが正確かもし
れません。厚手のコートは、留学時代マイナス10度になるボルチモアにいたときに
着たくらいで、そのコートはほぼ30年お目にかかっていません。さすがにダウンは
いくつかありますが、いずれも薄手です。小学校時代は冬も短パンで、みんなに元
気やねと言われるのを得意げに喜んでいたように思います。
 ご存知の方もおられると思いますが、私の白衣はすべて半袖のケーシーです。こ
の極寒でも病院内ではケーシーなので、患者さんには寒くないですかと心配される
始末です。ケーシーの由来は、テレビドラマ「ベン・ケーシー」だそうで脳外科医
のベン・ケーシーがこの白衣を着ていたことから来ていると言われています。日本
ではケーシー高峰、聞いてわかる人はそれなりのお年です。
 8月と2月、どちらが好きかと言われると当然2月ですね。汗拭きシートは買っ
ても使い捨てカイロは買わない。かなり徹底しています。あまり風邪も引きません
が、ここ数年は3月初旬に主として咳のひどい感冒用症状に悩まされています。花
粉症ではなさそうですが、どうも春先が苦手になってきました。
 これからの季節、インフルエンザも流行してくるので、どうぞあったかくしてお
過ごになりご自愛下さい(私もそれなりに涼しいぐらいの格好ですごします)。
また、今年最後のメルマガになりました。来年もどうぞよろしくお願いします。


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       【 法円坂よもやま話 】       
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                          中島 伸

 総合診療部/脳神経外科の 中島 伸 です。忘年会シーズンになりましたが、今回
は「ウーロン茶宴会」について述べたいと思います。
 宴会で酒を飲んだら、帰りは電車かタクシーか、いずれにしても自分で車を運転
するわけにはいきません。これまで救急外来で酔っ払い運転の悲惨な末路を見てき
たこともあり、当然のことながら「飲んだら乗らない」を徹底してきました。
 そんなある日のこと。ある忘年会で酒を断りウーロン茶だけ、という経験をしま
した。どうしても車を運転して帰る必要があったからです。ところが、宴会の後で
女房に電話したら「えらい飲んだんやな!」と言われてしまいました。きっと上機
嫌で声も大きかったからでしょう。そういえば、歩いていてもなんだか足取りが怪
しかったように思います。もちろんアルコールは1滴も飲んでいないので帰りは普
通に運転しましたし、飲酒検問で咎められることもありませんでした。
  何とも不思議な体験でしたが、もしこの時の自分の血液を調べていたら、アルコ
ールは全く検出されないにしても、代わりにベンゾジアゼピン様の成分が検出され
ていたのかもしれません。いずれにしても、ウーロン茶だけで結構酔っぱらった気
になれる、というのは私にとって大きな発見でした。
 この経験以後、皆がビールや日本酒を飲んでいるのを横目にウーロン茶やコーラ
で済ませることが多くなりました。気のせいかウーロン茶よりもノンアルコールビ
ールの方が酔いが回りやすいような気がします。
 酔っぱらって事故を起したりトラブルに巻き込まれたりするよりは、「ウーロン
茶宴会」でその場だけ騒ぐ方が万事うまくいくような気がします。読者の皆さんも
是非1度「ウーロン茶宴会」を試してみて下さい。


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大阪府医師会フィルハーモニー 「第13回オータムコンサート」を終えて 
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                    ボランティアコーディネーター 
                    藤本 和彰

 2017年11月4日(土)午後3時、当院・講堂にて大阪府医師会フィルハー
モニーの皆さまによる「第13回オータムコンサート」を開催しました。
「大阪府医師会フィルハーモニー」は、大阪府医師会の福利厚生事業の一環として
1970年に大阪府医師会員のクラッシック音楽を愛するメンバーにより設立され
ました。現在では、ドクター・看護師さん・薬剤師さんなどの医療関係者に、家族
そして元患者さんまでも参加している、言わば「病院のようなオーケストラ」です。
1997年からは指導者にプロの指揮者、トレーナーを迎え、音楽・演奏レベルの
向上に取り組んでいます。
 活動は病院での「ロビーコンサート」と、年1回開催「ザ・シンフォニーホール」
での定期演奏会(第48回定期演奏会は、2018年7月1日(日)を予定)を二
本柱としています。
 病院のロビーに訪問するコンサートは「入院」「通院」という厳しい状況におら
れる患者さまやそれを支えているご家族に「癒しと元気」を提供しています。(以
上、大阪府医師会フィルハーモニー公式ホームページより抜粋)

 オープニング曲はドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスがジプシーの音楽に基
づいて編曲した舞曲集『♪ハンガリー舞曲』から第6番を、フルオーケストラの迫
力ある演奏を聴かせてくださいました。
プログラム前半は昨年に続き、ジョルジュ・ビゼー作曲・歌劇『♪カルメン』を。
指揮は岩佐 厚先生。曲の始まりは、誰もが聴いたことのある「第1幕への前奏曲
(闘牛士)」。そして、フルートの音色が美しい「間奏曲」、独特の民謡の旋律を
聴かせる「アラゴネーズ」、終曲「ジプシーの踊り」など、色んな場面を一つの物
語に演出されました。
 素敵な歌のゲストは、新進気鋭のメゾソプラノ歌手・糀谷 栄里子さん。カルメン
の登場です。「ハバネラ〜恋は野の鳥〜」恋は気まぐれなもの・・・と歌い上げま
す。「セギディーリャ」そして「ジプシーの踊り」。メゾソプラノの素敵で、パワ
フルな歌声を聴かせてくださいました。何かしら思わせ振りな歌と踊りでの熱演で
した。
 「カルメン」の物語。きょうは順番を変え、実際には2幕で歌われる「ジプシー
の踊り」を終曲に。オーケストラの演奏が最高の迫力に達したとき、会場全体が最
高潮の盛り上がりに・・・。指揮者の思惑通り、カルメンの幕を華やかに下ろした
のではないでしょうか。
 プログラムはコンサート恒例、指揮者体験コーナーに。課題曲、ブラームス作曲
『♪ハンガリー舞曲』から「第5番」の指揮者体験コーナーバージョンへの挑戦で
す。先に9歳の男の子が手を上げてくれていました。そして会場からは、成人男女
の二人が立候補されました。「普段オーケストラを指揮するチャンスは中々ないと
思います。例えて言うなら、赤ちゃんパンダの名付け親になるより、まだ珍しいこ
とだと思います・・・」と司会者。オーケストラの指揮者体験という滅多にないチ
ャンスに、緊張しながらも最後まで、素晴らしい指揮者振りを発揮されました。指
揮者・岩佐先生の「感想は?」の質問に、「分からへん・・・」と男の子。汗と涙
(?)、笑いを誘う指揮者体験でした。又、司会者のウィットに富んだ楽しい会話
と、リズムに合わせながら会場一体となっての楽しさと、温もりのあるひと時でし
た。
 後半最初のプログラムは、日本が誇るアニメ音楽の金字塔『スタジオジブリ・メ
ドレー』。「♪君をのせて」「♪崖の上のポニョ」、そして「♪いつも何度でも」
では、歌手・糀谷 栄里子さんの美しいメゾソプラノの歌声を聴かせていただきま
した。子供から大人まで大人気の宮崎ジブリ。会場のお子さん達にも映画の1シー
ンなど思い浮かべながら、楽しく聴いていただけたのではないでしょうか。
 プログラム最後は、『日本の四季・歌曲メドレー』です。「♪故郷」「♪春の小
川」「♪夏は来ぬ」「♪紅葉」「♪雪」・・・そして「♪故郷」。日本の美しい唱
歌を、オリジナルのメドレーで聴かせてくださいました。歌手・糀谷 栄里子さんの
「アリア」の熱唱とは一際違った、こころ和らぐ静かな歌声に、懐かしい日本の故
郷の情景を思い浮かべながら、時の経つのを忘れたかのような心地よい気分にさせ
てくれました。

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。唱歌を口ずさみながら日本の四
季を肌で感じ、みんなで心を込めて合唱した「故郷」。患者さんは日々それぞれに、
色んな病気と闘っておられます。故郷は懐かしく、特別な居場所として心に刻まれ
ています。人それぞれの思い出や、人さまざまな想いが重なり合って・・・、ホロ
リと涙された方がいらっしゃった様にも感じています。
 今回も多くの患者さんに、素敵な音楽と楽しい時間を届けてくださいました。
そして何よりも「癒しと元気」をくださいました。
フィルハーモニー皆さま、ボランティア皆さま、そして病院職員皆さまの会場を見
守る温かい眼差しが、とても印象に残っています。患者さんの一日も早いご回復と、
ご退院されることをスタッフ一同が願っています。
音楽を通じ、少しでも心を和らげ、明日からの療養のお役に立てれば嬉しく思いま
す。そして、このコンサートが患者さんの心に響きながら、末永く続くことを願っ
ています。

 今回参加してくださった10代〜50代・60代以上の男女68名の方々より、
「コンサート感想アンケート」を届けていただきました。「全体的にいかがでした
か?」について、「よい:65名(96%)」+「ふつう3名(4%)」の高い評
価をいただきました。
皆さまからいただきました貴重なご意見・ご感想は、今後開催するコンサートの企
画の参考にさせていただきます。ご協力有難うございました。

「大阪医療センターメールマガジン」ご愛読の皆さまへ・・・
 音楽ボランティア募集のお知らせ:当院では「音楽ボランティア」のご協力で、
年3回(初夏・秋・冬の季節)コンサートを行っています。
初夏に“愛の夢”サマーコンサートを、冬12月に“愛の夢”クリスマスコンサー
トを行います。素敵なハーモニーやメロディを聴いたり、大きな声で歌ったりしな
がら楽しい時間を過ごさせて下さいます。
また、秋のコンサートは「大阪府医師会フィルハーモニー」の皆さまが、フルオー
ケストラの魅力を届けて下さいます。
“愛の夢コンサート”に出演を希望される方、又、MCとして楽しい時間をご一緒
しませんか。
出演ご希望の方は、管理課ボランティア担当までご連絡下さい。

・管理課ボランティア担当   →TEL:06-6942-1331(代表)
・ボランティアホームページ →http://www.onh.go.jp/volunteer/


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      看 護 の こ こ ろ        
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					 西10階病棟 副看護師長
                     本島 育美

 Merry Christmas!! 西10階病棟、副看護師長の本島です。
 私は昨年の4月に泌尿器科、口腔外科、耳鼻科の混合病棟である西10階病棟に異
動になりました。毎日緊張感をもって、また副看護師長としての自分のあり方を考
えながら日々努めておりますが、今年も残すところあとわずかとなりましたが、新
しい年を前に、新たな目標に向かって、さらに邁進していかなければと思っている
次第です。
 私には1年目の時に受け持った口腔外科の患者さんで忘れられない方がいます。
その時の患者さんの主治医と約10年ぶりに挨拶をした際、先生も覚えているとの
ことでその患者さんのお話になり、当時を鮮明に思い出す機会となりました。
 当時私はICUの新人看護師であり、初めての受け持ち患者さんがTさんでした。
Tさんは下顎歯肉がんで手術をされましたが、約1週間後に肺炎を発症され、気管切
開を実施して人工呼吸器を装着しての治療、看護が必要となりました。1か月経過し
た頃、全身状態は安定しているものの、呼吸器をはずすことは困難であるというお
話が主治医からTさんとご家族にありました。Tさん、特に奥さんと娘さんのショッ
クは大きく、Tさんのために何もしてあげられないことが辛いと話されていました。
 Tさんは術後鼻にチューブを入れて栄養剤を投与している時間が長く、口周りの筋
力低下があり、口を動かして自分の意志を伝えることが難しい状況でした。ご家族
は毎日面会され、Tさんに積極的に話しかけ、Tさんもそれにうなずいたりして答え
ておられました。私は先輩から「Tさんのために今できることを最大限に考えてみよ
う」と指導をもらい、ご家族からTさんが入院前はどのように過ごしておられたか、
何が好きだったかなどをお聞きしました。Tさんは定年退職後、ゆっくり庭を見なが
ら座椅子に座っていることが多かったこと、美味しいものを食べることが好きで、
コーヒーを好んでおられたとのことでした。私はこれらのことをICUで何とか叶える
ことができないかと思い、先輩に相談しながら計画を立てました。
 ICUのスタッフ全員で毎日リクライニング車いすに座ってもらう時間を作り、ご家
族に家の中を思い出してもらえる写真を持参してもらい、病室に拡大して飾って見
てもらえる時間を作りました。また甘いもので唯一Tさんが好きだったアイスクリー
ムを先生の許可をもらって食べてもらう機会を作りました。そしてコーヒーは少量
だけ鼻のチューブから飲んでもらい、娘さんの希望もあり、コーヒーのパックをTさ
んのそばにおいて香りを楽しでもらえるようにしました。Tさんは笑顔で「うんうん
」とうなずかれ、ご家族も涙を流して喜んでくださいました。
 Tさんは闘病生活の上、手術をされてから約8か月後にお亡くなりになりました。
最後の日、奥さんから「あなたは主人のことを担当してもらって、主人のためにい
ろんなことを提案してくれて本当にうれしかった。感謝しています。」と言って頂
きました。Tさんの死は非常に悲しかったですが、少しだけでも看護師としてお役に
立てたと思うことができました。
 患者さんは病気を治すために入院されます。しかし治療や症状によっては入院が
長期になったり、予期せぬ合併症を発症されてしまう患者さんもおられます。その
ような患者さんに対して今できる最大限のことを考えて看護をすること、またご家
族に寄り添い、時に患者さんの代弁者としての役割を果たしてもらうことがご家族
の喜びや安心につながるということをTさんとご家族から学びました。医療者の中で
も24時間患者さんに関わらせてもらうのは看護師です。そのため患者さんの症状を一
番理解している存在でなければと考えます。看護師としてその思いと緊張感と責任
感を持って、発信できる看護師として日々精進していきたいと思います。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                     研修医2年目 益田 知可子

 初めまして、国立大阪医療センター2年目研修医 益田 知可子と申します。
初期研修が始まって、早くも1年半以上が過ぎ、研修生活も残り数ヶ月となりまし
た。思い返せば、約1年半前に、研修医病院を探している際に、偶然にも国立大阪
のHPの研修医日記のページに辿り着き、文面からも雰囲気の良さを伝わり、興味
を持ち、病院見学に行き、マッチングを受けたことがつい最近のように感じます。
 研修の内容に関しては、今までの先生方が書いて下さった通りですので、私なり
に国立大阪での研修の良い点を挙げていきたいと思います。
まずは、何といっても立地の良さです。谷町四丁目の駅直結で、大阪のキタ・ミナ
ミの両方へのアクセスも抜群です。2年目になって、外病院への研修へ行く機会も
増え、改めて立地の良さを痛感しています。またこの近隣には、美味しいご飯がた
くさんあり、仕事帰りには、同期と色んなお店に行く事ができるのも魅力の一つで
す。敷地内には、スーパーも隣接されており、まず食べ物に困ることはなく非常に
便利です。
 次は、雰囲気の良さです。国立大阪の研修医は、各学年15人ずつの計30人と
多すぎず少なすぎずちょうど良い人数だと思います。人見知りの私ですが、1年目
の4月のオリエンテーション時も、さすが関西という感じで、同期の皆がフレンド
リーに話しかけてくれたお陰で、すぐに仲良くなれました。1年目の時には、2年
目の先生方には、何から何まで優しく教えて頂き、大変お世話になりました。2年
目になって1年目の子達が入ってきましたが、皆さん勉強熱心な素直で良い子達ば
かりで安心しています。季節ごとのイベントも、誰かしらが企画してくれ、学年の
垣根を越えて、交流でき、大変楽しい研修医生活を送ることが出来ました。同期だ
けでなく、先輩・後輩にも恵まれ、研修医の仲の良さが国立大阪の良いところだと
思っています。また、研修医だけでなく、指導医の先生方も、お忙しいにも関わら
ず、どの科の先生も丁寧に熱心に指導して下さります。
あと、最近実感しているのが医療スタッフの方々も皆さん良い方ばかりで、分から
ないことがあって聞いても、ほとんどの方が嫌な顔せず、親切に教えて下さり、感
謝しています。国立大阪の雰囲気の良さに関しては、是非見学に来て頂ければ、実
感できるかと思います。
 最後は、当直について書かせて頂きます。当直は、月3〜4回で、1年目と2年
目がペアになり、2年目が主当直という、かかりつけ患者さんの電話対応や救急隊
からの搬送連絡や救急外来での検査や治療方針を立て指導医の先生にコンサルトし、
1年目が副当直として、採血・ルート確保・患者さんや検体搬送などを行いますが、
1年目の12月から、交代となり、主当直を担うようになります。最初は、不安だ
らけですが、時間外当直のレジデントの先生がバックアップして下さるので安心で
す。他にも、救命・心・脳・産科当直の先生方もいらっしゃるので、該当する疾患
を疑えば、各当直の先生にコンサルトも出来ます。ローテートしていくうちに、知
っている先生が増えていくと段々とコンサルトもしやすくなります。今までは、当
直明けは、ほとんどの科で帰られなかったので、ほぼ徹夜の当直明けは、正直しん
どいものがありましたが、つい数ヶ月前より、当直明けも帰られるようになったの
で、身体的な負担もかなり軽減されたと思います。当直を通じて、様々な救急疾患
を診ることができ、勉強になります。長くなりましたが、国立大阪での研修につい
て、大まかに書かせて頂きました。この研修日記を読んで少しでも研修先の参考に
して頂ければ幸いです。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 是恒之宏
編 集 長:副院長 中森正二、関本貢嗣
     看護部長 伊藤文代 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 12月のメイン行事はクリスマスです。病棟にもクリスマスツリーやリースが飾
られます。なんとなく気持ちも華やぎます。イギリスやアメリカは、クリスマスは
基本的に自宅で家族と過ごすものだそうです。ツリーやパーティーの準備を一緒に
行い、一緒に食事や家庭料理を味わい、一緒に過ごすことに喜びを確認し合うのだ
そうです。
日本でもお父さんたちがいつもは持たないケーキの箱をさげている姿をみかけるの
もこの時期です。またデパートで楽しそうにプレゼントを探している恋人たちや家
族も見かけます。
このような季節の行事の折々に改めて家族や友人と過ごすことの喜びを感じてみた
いと思います。
 どうぞよいお年をお迎えください。

メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp

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