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メールマガジン「法円坂」No.200(2018/1/15)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)



  新年明けましておめでとうございます。
今回の年末年始のお休みも昨年と同様に最短の6日間と短かったですが、ゆっく
りと正月気分を楽しんでいただけましたでしょうか?
この間病院では例年以上の救急搬送と救急入院患者があり、断らない医療が認識
されてきたことが実感されました。年末年始に勤務されたみなさんご苦労様でし
た。では、今年初めてのメルマガをお届けします。
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   メールマガジン「法円坂」No.200(2018/1/15)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長  是恒 之宏 です
 ・ご挨拶 臨床研究センター 先進医療研究開発部長 金村 米博
 ・【 法円坂よもやま話 】
 ・看 護 の こ こ ろ
 ・研 修 医 日 記

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      院 長  是恒 之宏(これつね ゆきひろ) です       
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2018年新年の挨拶

 明けましておめでとうございます。
皆さま方におかれましては良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中はあたたかいご支援を賜りましたことに厚く御礼申し上げますとともに、
皆さま方のご多幸・ご繁栄をお祈りいたしております。

 さて、第7次大阪府保健医療計画では、住み慣れた地域で医療サービスを必要
な時に受けることができるよう、医療と介護が連携した、効果的・効率的で切れ
目のない医療の提供をめざし、府内8つの2次医療圏ごとに将来のあるべき医療
提供体制について関係者間で協議していく方針が示されました。当院は地域にお
ける「がん」「心・大血管疾患」「脳卒中」「糖尿病」等の高度急性期・急性期
医療を提供する共に、特別な医療需要に対する在宅医療も提供し、地域とのつな
がりを益々深めていきたいと考えています。ひきつづき、医師・医療者向けの
「法円坂地域医療フォーラム」や「緩和ケアセミナー」、市民向けの「おおさか
健康セミナー」などを定期的に開催いたします。また未来の医療人を育てるため
に、中学生・高校生向けに「アドベンチャーHospital in 大阪医療センター」を
毎年行い、大変好評です。
 また、昨年後半より外来インターネット予約も本格的に開始しました。登録医
・連携医の先生方にはよりスムーズな外来予約が可能となっています。是非ご活
用頂ければ幸いです。救急対応については昨年飛躍的に受け入れ患者数が増加し
ました。今後共「断らない救急」を合言葉にできるだけ多くの患者を受け入れ地
域の救急医療にも貢献してまいりたいと思います。
 当院は従来より地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、エイズ診療近
畿ブロック拠点病院、臨床研修指定病院など種々の指定を受け、国が実施しなけ
ればならない医療を国に代わり地域医療において実施するという大きな使命を担
っております。その他にも、緊急災害医療棟や非常用備蓄庫を備え、西日本災害
医療拠点病院、大阪府災害拠点病院、厚生労働省医政局災害医療対策室DMAT事務
局など、災害に対する取り組みも行っています。
 我々は専門性の高い良質の医療を提供できていると自負しています。この特長
を生かし、更なる医療の質の向上、地域への還元をさらに進めていきたいと考え
ております。また診療のみならず、教育・研修、臨床研究、情報発信についても
これまでの活動を継続させ、より一層発展させていく所存です。

 本年も、ご支援・ご援助のほどをよろしくお願い申し上げます。


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           ご 挨 拶
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                臨床研究センター 先進医療研究開発部長
                金村 米博

 平成30年1月から臨床研究センター先進医療研究開発部長を拝命しました
金村米博です。簡単ですが、自己紹介をさせていただきたいと思います。

 私は平成5年、大阪大学を卒業後、大学病院で1年間の臨床研修を行った後、
平成6年6月に当時の国立大阪病院の脳神経外科に臨床研修医として着任し、2
年間、当院でお世話になりました。大学院修了後、平成12年4月から1年間、
臨床研究部のレジデントとして勤めています。その後、平成17年4月からは臨
床研究部室員として当院に戻り、平成20年7月からは臨床研究センター再生医
療研究室長を務めておりました。今まで3回、当院で勤めさせていただいており、
キャリアの半分以上を当院でお世話になっております。
 大阪医療センターには臨床研究を推進する部門として、臨床研究センターが設
置されております。現在は4部12室から構成されており、国立病院機構の病院
全体の中でも有数の規模の臨床研究センターの一つになっています。先進医療研
究開発部には3つの研究室が所属しています。この3つの研究室はそれぞれ、神
経の細胞や心臓、血液の細胞など、沢山の種類の細胞に分化することができる
「幹細胞(かんさいぼう)」と呼ばれる細胞を用いて、病気の発生メカニズムの
解明や新しい治療方法の開発を目指す基礎的な医学研究(幹細胞医療研究室)、
幹細胞などの人の細胞を培養して、それを用いた新しい病気の治療法(再生医療)
の開発を目指す応用的な研究(再生医療研究室)、色々な病気の発生の原因とな
っている遺伝子の異常を解析し、新しい診断方法や病気の治療法の開発を目指す
ゲノム研究(分子医療研究室)を行っております。部全体としては3室が共同で、
新聞等でも良く取り上げられているiPS細胞(あいぴーえすさいぼう)を用いて、
脊髄損傷や脳梗塞などの神経の病気の治療をおこなう再生医療の研究と、脳腫瘍
や子供の神経の病気の発生原因となっている遺伝子の異常を解析する研究に精力
的に取り組んでおります。
 「大阪医療センターでそんな研究をやってたの?」と思われる方も多いかと思
われますが、3年前に新築された臨床研究センター研究棟の2階と4階で、総勢
10名のスタッフで、毎日頑張って研究を行っております。これら研究の成果を
一日でも早く、病院での日々の治療に還元できるように、今後も研究を進めてい
きたい思っています。この先も何卒宜しくお願い申し上げます。


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       【 法円坂よもやま話 】       
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                          中島 伸

 総合診療部/脳神経外科の 中島 伸 です。年が明けてついに平成30年になりま
した。思えばちょうど30年前の1月7日に昭和天皇崩御、翌1月8日から平成が
始まったわけです。今回は、少し平成を振り返りたいと思います。
 昭和64年1月7日の記者会見で当時の小渕恵三官房長官が「平成」と書いた額
を掲げた姿がテレビ放送され、私はリアルタイムで見ていました。この日のテレビ
・ラジオはすべて特集番組に切り替わり、見る人がいなかったせいか、レンタル
ビデオ屋が大繁盛。また、自粛も色々あり、大阪城ホールではボン・ジョヴィ公
演が中止になっていました。
 平成元年にはあまりにも多くのことがありました。天安門事件、ベルリンの壁
崩壊、東西冷戦終結、ルーマニア革命などです。
 歴史的大事件が次々起こる中で日本ではバブル経済最盛期でした。当時、公的
病院から民間病院に異動になった私は、周囲の皆が株だ不動産だとあれこれ売買
しているのに驚かされました。マンションを買ったら翌日には100万円上がったと
か、家を買ったら半年後に倍の値段で売れたとか、そんな話ばかりです。
 「中島くんもボヤボヤしとらんと、不動産とか株とかで財テクをせなアカンぞ」
そう上司に言われておそるおそる株を買いました。ちょうど日経平均株価が史上
最高の38,957円をつけた頃の事です。途端に株価が下がり始め、もちろん私が持
っていた株も暴落しました。いわゆるバブルの崩壊です。
 ただ、平成になってからの数年間は根拠のない明るさが残っており、人々も楽
観的だったことを覚えています。しかし、阪神大震災をキッカケとして、山一證
券の経営破綻、就職氷河期、世界金融不況と暗い出来事が続き、国全体が悲観的
になってしまいました。今思えば、バブルといえども土地価格と株価が高騰して
いただけであり、むしろ崩壊後の過度の反省ムードが不況脱出を遅らせてしまっ
たのではないかと個人的には、そう思います。
 さて、平成も30年になり、ようやく日本経済にも回復の兆しが見えてきました。
すでに賃金が上がり始め、人手不足がニュースになっています。そういえば1980
年代後半も人手不足が話題になっていました。再び明るい時代になることを祈り
つつ、本業に励みたいと思います。

 読者の皆さま、本年もよろしくお願いいたします。


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『第45回“愛の夢コンサート”クリスマスコンサート』を終えて  
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                    ボランティアコーディネーター 
                    藤本 和彰

2017年12月12日、当院・講堂にて音楽ボランティア皆さまによる、
第45回“愛の夢コンサート”クリスマスコンサートを開催しました。

会場の講堂には大小2体のクリスマスツリーが、ボランティア「法円坂」の皆さ
まにより、とても綺麗に飾り付けられました。そして会場は楽しみにされている
患者さん・ご家族で一杯に!“皆さまこんにちは〜・・・”いつも進行のお手伝
いをしてくださる、八田 叔子さんの挨拶でコンサートが始まりました。
 最初の奏者は、ピアノソロの佐竹 史子さん。今回で45回を迎えた“愛の夢コ
ンサート”ですが、第1回よりレギュラー出演していただいています。オープニ
ング曲は「♪バラ色の人生」。フランス曲名は「ラ・ヴィ・アン・ローズ」。
1946年のシャンソン歌手エディット・ピアフの代表作です。この曲はたくさ
んの映画やドラマに使われていて、ご存じの方も多かったのではないでしょうか。
 続いての曲は「♪虹の彼方に」。1939年のミュージカル映画『オズの魔法
使』でジュディ・ガーランドが歌った劇中歌。そして「♪星に願いを」。この曲
は、1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌です。今日は作曲家・佐
竹 史子さんがクリスマスバージョンにアレンジして、聴かせてくださいました。
それぞれに情景を思い浮かべながら、懐かしく聴いておられたのではないでしょ
うか。
 そして最後は、オリジナル曲「♪秋色の風景」。「先日、万博公園の中の日本
庭園に行った時、秋色になった美しい風景に感動し、この曲を作りました。」と
コメントを残されています。皆さんご一緒に日本庭園を・・・、そして秋色の風
景を思い浮かべながら聴いていただけたのではないでしょうか。
「ブラヴォー、ブラヴォー・・・」と称賛の声。ピアニスト・作曲家としても活
躍中の佐竹 史子さん。いつもながらの暗譜演奏と華麗なテクニック。そして作曲
家ならではの情感豊かで、美しいアレンジの旋律にいつも思わず引き込まれてし
まいます。心が和み、生のピアノ演奏を、お楽しみいただけたことを感じていま
す。
 続いての奏者はピアーチェの皆さん。ピアーチェはイタリア語で「楽しい」「
愉快な」という意味です。皆さまの身近な場所を訪問し、ピアノ・ヴァイオリン・
フルート・クラリネット・歌のアンサンブルで生演奏を届けてくださいます。
きょうは、ピアノ(山口 美樹子さん)・ヴァイオリン(浜田 里香さん)・フル
ート(川瀬 千佳江さん)・歌(ソプラノ・平田 雅代さん)の女性4人のアンサ
ンブルで参加してくださいました。

 今回のコンサートで印象に残った曲は2曲。クリスマスの定番!「♪そりすべ
り」。この曲は、アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンの代表作です。鈴と軽
快なリズム、明るいメロディーに心も弾みました。子ども達がそり遊びをしてい
る情景が目に浮かびます。
そして、「♪エル・クンバンチェロ」。曲名は“ぱっ”と浮かばなかったものの、
間違いなく幾度か聴いたことのある曲でした。プエルトリコ出身のラファエル・
ヘルナンデスが作曲したラテン音楽であり、「智辯和歌山高校」など、夏の高校
野球大会の応援歌としてお馴染みの曲でした。
 ステージに副院長先生、副看護部長、看護師さんをスペシャルゲスト(?)に
お迎えし、会場のお子さん達など多くの皆さまが参加してくださり、素晴らしい
応援歌になりました。タンバリンや鈴、カスタネットなどの鳴り物の楽器と、手
拍子、足拍子などで大盛況、きょう一番に盛り上がったひと時でした。

 又、「みんなで歌いましょう!」のコーナーでは、会場の皆さんと、手話をま
じえて歌った「♪赤鼻のトナカイ」。その熱演に先生方のいつもと違った、ここ
ろ穏やかな表情を垣間見せていただいた気がします。
 そしてプログラム最後の曲、ベートーベン作曲『交響曲第9番』より「♪喜び
の歌」を合唱し、終演を迎えました。
 ピアーチェの皆さまには、今回もバラエティに富んだ素晴らしいプログラムを
作っていただきました。クリスマスの雰囲気を一杯、味あわせていただきました。
ソプラノの美しい歌声と素晴らしい演奏で、「ビアーチェ」ならではの文字通り
の楽しい・愉快な思い出に残るステージを、多くの患者さんに届けてくださり、
そして何よりも「元気」をいただきました。

 今回参加して下さった30代〜50代・60代以上の男女35名の方々から、
「コンサート感想アンケート」を届けていただきました。「全体的にいかがでし
たか?」について、「よい:29名、83%」+「ふつう:6名、17%」で
100%の評価をいただきました。皆さまからいただきました貴重なご意見・ご
感想は、今後開催するコンサートの企画の参考にさせていただきます。ご協力有
難うございました。
 音楽ボランティア皆さまからの心の贈り物「“愛の夢”クリスマスコンサート」
、会場いっぱいの皆さまに聴いていただくことが出来ました。音楽を通じ少しで
も心を和らげ、これからの療養のお役に立てれば幸いに思います。患者さんの一
日も早いご回復と、ご退院をボランティア・職員一同願っております。
そして何よりも、この病院コンサートが末永く続くことを願っています。「楽し
い時間をありがとうございました。」皆さまのご支援・ご協力に感謝いたします。

「大阪医療センターメールマガジン」ご愛読の皆さまへ・・・
当院では「音楽ボランティア」のご協力で、年3回(初夏・秋・冬の季節)コン
サートを行っています。
初夏に“愛の夢”サマーコンサートを、冬12月に“愛の夢”クリスマスコンサ
ートを行います。素敵なハーモニーやメロディを聴いたり、大きな声で歌ったり
しながら楽しい時間を過ごさせて下さいます。
また、秋のコンサートは「大阪府医師会フィルハーモニー」の皆さまが、フルオ
ーケストラの魅力を届けて下さいます。
“愛の夢コンサート”に出演を希望される方、また、MC(master of
Ceremonies)として楽しい時間をご一緒しませんか。
出演ご希望の方は、管理課ボランティア担当までご連絡下さい。

・管理課ボランティア担当   →TEL:06-6942-1331(代表)
・ボランティアホームページ →http://www.onh.go.jp/volunteer/


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      看 護 の こ こ ろ        
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					 病床管理室 副看護師長 
                     八田 好子 

 大寒が近づきますますきびしい寒さが続いていますが、皆さまいかがお過ごし
でしょうか?春が待ち遠しく感じる今日この頃です。
 私は看護師になって16年目を迎えます。脳外科、循環器、婦人科、内科病棟を
経て、昨年より地域医療連携室に配属となり退院支援に関わっています。
 今回の「看護のこころ」は、在宅で最期を迎えようとされていた患者さんA氏
について話をしたいと思います。
 A氏は男性60代で下肢動脈性閉塞症で下肢壊疽の状態でした。病院側からは切
断手術等を勧められましたが本人は強く拒否され、在宅療養を選ばれました。全
身状態も悪化し在宅で最期を迎えようとされていたある日、私は在宅医と訪問看
護師と共に自宅に訪問させていただく機会を得ました。その日のA氏は血圧も測
定できない状態でした。反応もない状態でしたが、妻が声をかけるとわずかなう
めき声で反応を示されました。私や在宅医、訪問看護師の声かけに対する反応は
ないにも関わらず、妻の声かけにだけ反応を示される姿を見て、家族の力の大き
さに驚かされ胸が熱くなりました。妻はA氏とのこれまでの人生を振り返り、苦
労の連続であった事、それでも患者の希望を聞き入れ在宅で最期を看取る覚悟を
持ったとの事でした。在宅医と訪問看護師が何かあればすぐに駆けつけてくれる
体制のおかげで安心して在宅で看ることができていました。もうじきに来るであ
ろう最期の時を妻は不安と緊張を抱えながらも受け入れられ、普段の日常を過ご
されていました。在宅チームの力と夫婦の絆の強さを感じる事ができました。
 病院であれば多くがモニターを装着された中での看取りとなりますが、在宅で
の看取りは住み慣れた場所でご家族に見守られ、A氏の表情も穏やかで自然に感じ
ました。
 最期をどう迎えたいのかは人それぞれ違います。そこで大事になるのが、アド
バンスケアプランニング(将来の意志決定能力の低下に備えて、患者さまやその
ご家族とケア全体の目標や治療・療養について話し合うプロセス)です。私は、
最初60代という若さでA氏はなぜ治療をしない選択をしたのだろうかという考え
がよぎりました。しかし、A氏と妻の姿を見て、人それぞれ何を大事にしているの
かは異なるという事を改めて考える事ができました。ついつい自分の価値観で物
事を判断してしまいがちですが、退院支援は患者家族の感情に目を向け受け止め
る姿勢が重要です。その人がどう生きてきたのか、これからどう生きていきたい
のか、本人と家族の意志を尊重し、自己決定を支援できるよう関わっていきたい
と強く感じた一日でした。


ホームページ→http://www.onh.go.jp/kango/kokuritu.html


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          研 修 医 日 記
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                     研修医2年目 杉浦 裕典

 研修医2年目の杉浦です。初期研修医としての2年間の研修期間ももう間もな
く修了しようとしています。この研修医日誌を読んでおられる方は当院を研修先
に考えておられる学生の皆様が多いかと思います。かくいう僕もその一人でした。
月日が過ぎるのは早いとはよく言いますが本当にそのとおりであると感じます。
 当院での研修生活の特徴は他の研修医日記に挙げられている通りです。研修医
が多いことのメリットについてみんな書いていますが、これは本当に良かったと
思います。いろんな科を志望する研修医の仲間がいて、また同時に複数の科に同
期の研修医がローテートしています。そのため多方面の問題に当たったとしても
誰かに気軽に質問したり、専門的な教科書を借りたりすることができました。個
人的にはいろいろな人に近所のおすすめのごはん屋さんを聞くことができる、な
どというのも人数が多いメリットとして大変うれしかったことです。
 研修生活で再確認させられることは、自分が置かれた環境をどのように生かす
かが重要であるという基本的なことです。研修中に、今日わからなかったことを
置いておかずに分かるようにして明日を迎えるべし、という旨の言葉を当院のと
ある先生にいただきました。そのお言葉をいただいてから、より一層日ごろの業
務を自身の成長に生かすべく頑張ろうと思って過ごしています。
 もし当院での研修を考えて見学に来られる場合にはぜひ研修医の医局に立ち寄
っていただければと思います。病院での研修、マッチング対策、普段の生活、近
隣の住宅状況などなど、どんな質問でもきっと親切に答えてくれると思います。
僕も自分が見学に来た時にいろいろなことを聞いたりしました。いろんな人に親
切に答えてもらえましたし、僕の場合は、幸運なことですが、たまたま研修医の
人たちがみんなで頼んでいたお寿司を分けてもらったことを思い出します。お寿
司を分けてもらうのはなかなかレアなパターンですが、いつ来てもきっと病院選
びの役に立つなにかを教えてくれるのではないかと思います。


臨床研修のホームページ→http://www.onh.go.jp/kensyu/index.html


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総編集長:病院長 是恒之宏
編 集 長:副院長 中森正二、関本貢嗣
     看護部長 伊藤文代 
編   集:百崎実花
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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  元旦に大阪城公園の豊国神社に初詣に行きましたが、公園内では外国語が飛び交
っていました。日本の正月も国際化されたものだと感じてお参りしてきました。
大阪城公園に近いせいか救急外来には海外の方が結構来られており、年末からイン
フルエンザの方やその検査希望の方も大変多くなっています。大阪ではインフルエ
ンザの流行が危険域に達してました。院内でも流行の兆しありです。手洗い励行し
て、くれぐれもご注意を。ではまた来月に。

メールマガジンのご感想をお聞かせ下さい。
www-adm@onh.go.jp

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