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メールマガジン「法円坂」No.262 (2023/2/16)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)




 令和5年2月のメルマガです。節分を過ぎ、寒い中にも少しずつですが、春の気
配が感じられる昨今です。そして、いつもONHメールマガジンをご愛読いただく
皆さんに、ありがとうございますの気持ちを込めた「感謝チョコ」を贈りたいと
思います。
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   メールマガジン「法円坂」No.262 (2023/2/16)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院 長  松村 泰志
 ・私の好きなこと 
 ・国病で事務職として働く2
 ・看 護 の こ こ ろ
 ・研 修 医 日 記

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         院 長  松村 泰志  医療DXについて思うこと
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 私は、医療情報学を専門としていますので、厚生労働省や内閣官房等が主催す
る医療データの利活用に関する会議に呼ばれ、今後の計画案に対し意見を述べる
機会が多くなっています。こうした医療データの利活用の仕組みを総称して医療
DXと呼ばれています。今回は、この医療DXの内容をご紹介し、私なりに考えると
ころを記載したいと思います。
  DXは、デジタルトランスフォーメーションを略した表現です。デジタル化する
ことで世の中の運用が変わり、新しいビジネスが登場するなどの大きな変化が起
こることを言います。ですので、医療DXとは医療のデジタル化で大きな変革を起
こすとの意味になります。
  今、日本での課題はEHR・PHRの構築です。EHRはElectronic Health Recordの
略で、日本語では電子カルテと訳されますが、実は、少し意味が違います。電子
カルテと言うと、医療機関の診療録をコンピュータ化したシステムのことを指し
ますが、これに対する言葉は、海外ではElectronic Medical Recordと呼びます。
何が違うのかと言いますと、EHRは、施設を超えた電子カルテのことを指し、1人
が複数の医療機関を受診した際、各施設で生成される記録を一つの診療録として
まとめて見せるシステムを言います。PHRはPersonal Health Recordの略で、個
人健康記録との訳になります。本人が自分の診療内容を含めた健康に関する記録
を閲覧し、自分の健康状態を記録するシステムです。EHRは、基本的には医療従
事者が閲覧するのが原則で、この点でEHRとPHRを区別して呼びます。しかし、EH
Rを運用している国でも、一部のデータを患者さんにも見せており、PHRを兼ね備
えています。オーストラリアでは純粋にPHRを運用しており、全診療記録ではな
く、医師がサマリを作成して個人が閲覧できるようにしており、医療者もこの情
報を共有して診療に活用しています。
 2010年頃、世界的に電子カルテが議論されていました。ただ、日本ではEMRの
議論であり、海外の進んだ国では最初からEHRを議論していました。海外ではEMR
との言葉があまり使われません。診療録のデジタル化は、個人に関係する医療施
設が、その個人の医療情報を共有するために行うものとの意識が強くあるようで
す。日本では、紙のカルテを無くすことで記録の管理コストを下げ、職員間の情
報共有を促進し、運用を効率化させることを目指して電子カルテを開発し、医療
施設間での医療情報の共有は後まわしにしてきました。ですので、電子カルテシ
ステムを外部のネットワークに繋ぐことは海外では当たり前ですが、日本では、
セキュリティー上の危険性から、切り離すのが正しい運用とされてきました。
 それから10年が経ち、海外では苦労の末EHR・PHRが構築され、運用されるよう
になってきましたが、日本にはその基盤は育っていません。EHR・PHRを実現させ
るためには、医療機関の外に医療記録を管理する設備が必要で、これをプラット
フォームと呼びます。このプラットフォームを誰が管理するのか、どのようなル
ールで運用するのかが問題となります。まず、ここから決めていく必要がありま
す。
 コロナ禍により、日本と海外の差がはっきりしました。例えば、イスラエルで
は、各病院の電子カルテデータをセンターに集めて管理する基盤が構築されてお
り、ワクチンを接種した人、接種していない人のそれぞれで、その後コロナにど
れぐらいの割合で感染したかがすぐに分かるようになっています。日本では、地
域毎のコロナ感染者数を把握するのに、FAXで情報を保健所に送信し、これを一
生懸命に入力して統計をとっている姿が報道されていました。まして、ワクチン
を打ったか否かで感染率の差を比較するなどのことは簡単にはできません。大き
な違いです。このように、EHR・PHR基盤は、医療を良くするだけでなく、医薬品
や医療機器の開発にも関わってきます。
 個人のDNAを低価格で読み取れるようになりましたが、DNAには、個人の体質の
情報が記録されています。どこにどのような体質がコードされているかが謎なの
ですが、多くの人のデータを集めて解析することで分かるようになってきていま
す。個人の体質に合わせて適用する医療を変えるとの概念を個別化医療、Preci
sion Medicineなどと呼ばれています。こうした医療を推進するためにも、EHR・
PHR基盤が必要になります。ですので、これからの医学研究は、この基盤を持つ
国と持たない国で大きな差がでてくると思われます。個別化医療については、異
なる人種での統計データは日本人には当てはまらないと言われており、海外で発
見された知識を輸入すれば良いという分けにもいきません。
 
 さて、日本はどうしたら良いのか、ここが問題です。こうした差がでてきてし
まったのは、日本のリーダシップの弱さにあったと思います。向かうべき方向性
を抽象的に表現することはできても、具体的に調整して一つの方向に絞り、形に
していくことが苦手でした。行政官は、誰の意見も取り入れた形にしようとして、
目指すべき方向性を明確に表現することを嫌がります。しかし、システム構築が
目的の場合、作り上げるシステムの機能は定まりますから、いつまでも曖昧のま
まにはできません。何を取り入れ、何を諦めるかの取捨選択が必要となり、その
選択の仕方にセンスが問われ、決断力が問われます。残念ながら、現時点におい
ても、厚労省から日本でEHR・PHRを構築していくとの明確な方針は聞かせてもら
えず、電子カルテ情報交換サービスを推進するとのお話しでした。EHR・PHRは医
療データを蓄積して管理する仕組みですから、情報交換サービスの範疇に入るも
のではありません。どうも電子紹介状のようなシステムをイメージしているよう
なのですが、これはこれで技術的にも、運用的にも難しいシステムです。何故、
これを先にやろうという戦略になったのか、具体的にどのような道筋を考えてい
るのか等の説明はありません。こうして、何をやろうとしているのか曖昧な時に
DXと言う言葉は便利です。医療DXを推進しますと言われますと、何かすごいこと
を考えているとの前向きな印象になります。ですので、私はDXという言葉はあま
り好きではありません。具体的なことが言えない時に、ごまかしの言葉で使われ
ているように感じるからです。技術が積み重ねられていき、市場に広まっていく
ことで、ある時点から、これまでのやり方が大きく変わっていった姿を、私達は
見てきました。これは、多くの人達の努力による成果が積み重なった結果そうな
ったのであって、DXと叫んで突然できるものではありません。ビジョンをしっか
り持って、解決すべき課題を明確にし、その解決に向けて努力を積み重ねていく
姿勢が必要です。
 とは言っても、こうした議論の場で、日本でもEHR・PHRを創り上げていくべき
との意見を沢山聞くようになりました。これから向かうべき方向性が徐々に定ま
ってきているように思います。日本のこれからに期待したいと思います。

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                   私の好きなこと
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                                                       統括診療部長 
                                                       渋谷 博美
                                                         
 日本に寒波が襲来しました。大阪の冬は温暖だと思い込んでいた私は、絶え間
なく落ちてくる雪で大阪城が白く染まっていく様子を病院の窓からしばらく見つ
めていました。
 私は冬が苦手です。だからというわけではありませんが、趣味を聞かれるとゴ
ルフと答えています。ゴルフ歴はとても長く、その年数を聞いたひとは、「相当
できるのですね?」と、私の実力を勘違いします。歴は長いですが、細く長くや
っています(言い訳に聞こえそうですが)。
しばらくぶりにクラブを握ると、うまくボールがあたりません。打ったボールの
行方が気になり、ついついヘッドアップ。ボールを打った瞬間に、自分の打った
ボールが気になり顔を上げてしまうのです。練習をさぼったことを少しだけ反省
して、次のショットに願いを込めます。ゴルフコースには、私が苦手なバンカー
がいくつもあります。バンカーは、砂地のくぼみで、そこにボールが入ると脱出
は困難です。バンカーにボールは入れたくないため、違う方向に向かってボール
を打っても何故かバンカーに吸い寄せられるようにボールは転がって入ります。
それでも、ゴルフが好きです。きれいにボールがヒットして、いい音で飛んでい
くと、それはそれは爽快です。ゴルフコースを歩くと、桜の花びらを散らす春風
を感じ、蝉の鳴き声を聞いて夏の暑さを感じ、歩いている私の横をトンボが一緒
に飛んでいるのを見て秋を感じ、あちらこちらに落ちている松ぼっくりを見て冬
が近づいているのを感じます。だからゴルフはやめられません。
春が来るのを楽しみに、ちょっと練習に行ってきます。


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                 国病で事務職として働く2
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                             事務部長 
                               田中 英之

 今月は、国病で働く事務職の中身をすこしご紹介します。近畿管内では一般職
員から事務部長まで事務系総合職として在籍しているのは約480名です。全員
がおなじ考えではありませんが、一つの例として見ていただければと思います。

       *** 医療に関する知識ゼロからのスタート ***

 「病院の事務職として働きたい!」と思って就職した人は皆無とは言わないま
でもゼロに近いのではないでしょうか。就活する中で「国病の事務職」がインタ
ーネットでヒットして、とりあえずエントリーすると一次面接に呼ばれ、二次面
接に呼ばれ、内定が出て、内定応諾時にちょっと悩んだものの、縁があって国病
で仕事をしている、これがリアルです。

 採用までのプロセスはどうであれ、一緒に仕事をしている人たちを見ると、学
校で医療に関する勉強はしてこなくても、日々の仕事や先輩上司からのアドバイ
スで知識や経験を積み、立派に〝The・国病事務職〟として成長しています。当
然、本人の努力あってのことですが、人を大切にして育てる風土が国病にはある
のかなと思っています。

 最終面接の場で受験生から「国立病院機構で働くに当たり、取得しておいた方
が良い資格や備えておいた方が良い知識があれば、お教え下さい」と質問される
ことが多いのですが、私は「真っ白な状態で来て下さい。仕事をする中で必要な
知識は付いて来るでしょうし、資格取得の機会も生まれて来ると思います。やは
り、社会は厳しいので、それまでは学生気分を満喫することが一番です」と申し
上げています。

 国病の事務職として就職するに当たり、医療に関する知識ゼロからのスタート
で全く問題ありません。

        *** 転勤・日直当直・残業はあります ***

 私たちは、2府5県(福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和
歌山県)にある病院が主な仕事場です。採用された病院でずっと仕事をするので
はなく、一定期間ごとに病院を移って、各地域に根ざしている病院で勤務するこ
とにより様々な経験を積んで成長して行きます。

 病院は24時間動いていますので、事務部門領域の業務のため、当直と言われる
夜勤、土曜日・日曜日・祝日の日中の勤務(日直と言っています)が交替で当た
ります。

 日中の勤務時間内で仕事が片付かなければ、残業して仕事をするのは、どの職
種・業種であっても当てはまることです。

 特に、転勤のない仕事や日直当直のない仕事を最優先する人が多くなってきて
いることは肌で感じています。この世界で長く勤務してきたためでしょうか、転
勤はそれまでの考え方や心身の状態をリセットさせてくれる機会と捉えるように
なっていますし、24時間人命を預かっている仕事に携わっていることを日直当直
で再認識し、命の尊さや健康の尊さを分からせてもらっています。

 どう考えるかは人それぞれです。就職先として転勤のない仕事や日直当直のな
い仕事を考えているのであれば、国病に就職しても負担になるでしょうから、最
初から御自身が最優先する条件で絞り込んで就活された方が良いと思います。

          *** 給与に文句はありません ***

 給与に対してどう考えるかも人それぞれです。もともと国家公務員ということ
もあり、給与体系は非常にしっかりと組み立てられています。国家公務員ゆえ?
初任給の額は民間企業等と比べると低く設定されているようですが、在職期間が
長くなって行くにつれ増額幅が大きくなっていると実感しています。また、様々
な手当も設けられていて、給与計算を担当する職員泣かせとも言えるぐらいです。

 上を見ると切りがありませんし、国病以外の仕事がどれぐらいの給与額なのか
も全く知りませんが、私は、これまで頂いてきた給与に文句はありません。

          *** 国病人生を振り返って ***

 漠然と国家公務員になるつもりで就活をしていましたので、医療の世界で働く
なんて考えもしていなかったため、就職先に国立病院・国立療養所があることす
ら知りませんでした。ところが、何かの縁で国立療養所に採用となり、もう32年
余りが経過しました。

 当然、医療の知識なんか持ち合わせていませんでしたので、ゼロからのスター
トです。日々の仕事から言葉や意味を覚え、先輩や上司、他職種の方々からいろ
いろ教えてもらい、様々な研修に参加させてもらって勉強し、自然と〝The・国
病事務職〟になっていったように思います。でも、ものすごく大変でした。当然、
いっぱい失敗し、いっぱい怒られ、「もう無理、辞めよう」と何度も思いました。
でも、辞めなかったのは、国病の居心地が良かったのだと思います。

 病院で白衣を着て仕事をしている人は近寄りがたく遠い存在で、手の届かない
偉い人と私は思っているので、その方々と一緒に仕事することが出来たことが一
番の財産です。人間誰しもお世話になる病院の中身を知れたこと、ほんの一部分
ですが、医療の知識が得られたこともデカいですね。

 もう一度、学生時代に戻って就活するとなれば、就活先の一つに国病を選ぶと
思います。

 次回(3月)は、「エントリー始まる」「令和4年4月1日採用職員からの
 コメント」を予定しています。
 
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            看 護 の こ こ ろ        
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                                     手術室 
                                                             山中 隆慈      
  
 皆さんこんにちは、厳しい寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。新
型コロナウイルス感染拡大による不安な日々が続き、疲れが出てくる頃かと思い
ます。引き続き感染対策を講じ、御身体にお気をつけ下さい。
 私は救命救急センターに11年間勤務し、昨年4月より副看護師長として手術室
に勤務しています。今日まで、たくさんの疾患・治療と向き合う患者さん・ご家
族と関わらせていただき、その中でも心に残っている患者さんのことをお伝えし
たいと思います。
 Aさんは交通事故により、頭部の外傷、骨盤骨折、右下肢の断裂など、高エネ
ルギー外傷で救急搬送・緊急手術を行いました。Aさんにご家族はおらず覚醒す
るまでに、Aさんに対してどのように声掛けを行い、病状説明を行うのか、主治
医、精神科医、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリなど多くの職種の方と話し合
いを行いました。話し合いの結果、Aさんの身体的負担に加え精神的負担が大き
いため、Aさんの反応を見ながら病状説明のタイミングを調整することになりま
した。
 目が覚めたAさんは、頭部外傷の影響もあり、会話したことも覚えておられな
かったり、今いる場所や日にちなどお伝えしてもすぐに忘れてしまう状況が続き
ました。全身の倦怠感や痛みが続いている状況の中でも食事やリハビリを開始し
ていく必要があることをお伝えし、嗜好に合わせた食事内容、栄養成分を考慮し
たメニューを調整し、リハビリの時間の調整を行い、痛み止めの種類や作用時間
を考えたスケジュールをAさんと一緒に計画しました。右下肢は自然に掛物がは
だけないように調整を行うなどできることからサポートを開始しました。周りの
状況を少しずつ把握できるようになり、「私、どうなったの」と発言される様子
が見られました。右下肢切断のことは、御本人の気持ちや発言内容、表情、会話
の中で主治医・精神科医と確認して告知のタイミングを決定しました。告知後は、
Aさんは不眠になったり、独語が出たり、突然興奮される様子が多く見られるよ
うになりました。不安定な状態にあるAさんの言動すべてを受け止められるよう
に、多職種がチームとして情報を共有し、カンファレンスを行いました。夜間の
入眠のために昼夜の生活リズムをつけていくこと、日中のリハビリ時にリラクゼ
ーション方法や気分転換となることを一緒に考え、普段から音楽やラジオを聞か
れるのか、今聞きたい気分であるかなど会話の中から関わり方を手探りで考えて
いきました。毎日挨拶し、声掛けを行い、関係性を作っていけるように努め、衝
撃の段階であるAさんの状況を精神科医の助言を得ながら理解し寄り添ったこと
で、少しずつ話をしてくれる様子が見られ、リハビリの際には笑顔が見られるよ
うにもなりました。受容過程はその時々によって進退するものであることも多職
種で共通認識を行い、Aさんがどの段階にあるのかを考えチームで統一した関わ
りを行えるように努め、最終的には義足で歩く練習ができるようになり一般病棟
へ移ることができました。
 救命救急センターでは、交通事故などで突然に患者さん・ご家族共に現実を受
け止めきれない状況に置かれることが多くあります。そのため、危機的状況に直
面した人への関わりをチームで話し合い、患者さんに起こりうる反応、患者さん
がたどる受容過程を予測し統一した看護を提供することが必要であると考えます。
 常に安全・安心な医療とは何かを考えながら患者さん・ご家族の精神的支えに
なれるように頑張っていきたいと思います。今後も手術室で緊張と不安とたくさ
んの思いを抱えて治療に来られる患者さんに寄り添い、声にならない声を感じ取
ることができ、安心していただける看護師を目指してスタッフと共に成長してい
きたいと思います。
                                                        
ホームページ→https://osaka.hosp.go.jp/kango/index.html

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             研 修 医 日 記        
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                              初期研修医2年
                                                              田中 大地
                              
 研修医2年目の田中大地と申します。私は大阪大学出身で、当院の消化器内科
を希望して初期研修医として働いております。研修医日記を見ておられる方は当
院での研修を少なからず考えている人が多いと思いますので、参考になれば幸い
です。
 当院の研修ローテーションは、必修の期間が他の病院と比べて長いです。自由
選択期間は少ないですが、将来進む進路を迷っている人にとってはとても良いと
思いますし、幅広い範囲の知識や手技を身につけることができるので、進路が決
まっている方でも総合力を養えると思います。また、各診療科の先生からは手厚
くご指導いただけますし、気軽に相談もできる点も良いところです。
 当直のファーストタッチをする点も当院の特徴だと思います。実際に救急隊か
ら電話を受け、初期対応を行い帰宅か入院の判断を行います。必要に応じてレジ
デントの先生や循環器、脳の先生、救命センターの先生に相談を行います。実際
に自分で重症度や鑑別などを考え、能動的に診療にあたる事ができ、成長を感じ
られます。困ったときはバックアップの先生が多くおられ、助けていただけるの
で心配はいりません。
 研修医は1学年15人弱で、多い方だと思います。研修医ルームという研修医だ
けの部屋があるので、質問や相談など気軽にできますし、切磋琢磨できます。研
修医の仲も良く、雰囲気も良いです。
 ここまで色々書いてきましたが、実際に見てみないとわからないことが多いと
思います。少しでも興味がありましたら、是非一度見学にいらしてください。
お待ちしております。
                                                          
臨床研修のホームページ→
https://osaka.hosp.go.jp/kyujin/syokikensyu/nikki/index.html

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総編集長:病院長 松村 泰志
編 集 長:副院長 三田英治 平尾素宏
     看護部長 西本京子 
編   集:池永祐子
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 まだまだ寒さは続きますが、梅のつぼみもほころび、春はもうすぐそこ。しか
し、三寒四温のこの時期、インフルエンザも流行っていますので、どうぞ体調に
はお気を付けください。

408-osaka@mail.hosp.go.jp


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