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メールマガジン「法円坂」No.302(2026/6/17)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)




 紫陽花が美しく咲き、雨に濡れた緑がいっそう鮮やかな季節となりました。梅
雨の訪れとともに蒸し暑い日が続き、この時期は体調管理が難しいですが、雨の
日も心地よく過ごしたいですね。それでは、今月のメルマガを最後までお楽しみ
ください。
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   メールマガジン「法円坂」No.302 (2026/6/17)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院  長  松  村 泰  志
 ・就 任 の ご 挨 拶
 ・就 任 の ご 挨 拶
 ・看 護 の こ こ ろ
 ・研 修 医 日 記

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          院長  松村 泰志   稲盛和夫氏の「生き方」を読んで
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 梅雨の季節になりました。曇り空の日が続く中、あじさいの花がこの時期なら
ではの彩りを添えてくれています。雨の日はつい気分が沈みがちですが、梅雨に
しっかりと雨が降ることは、秋の豊かな収穫には欠かせません。静かに生命を育
むこの季節と思うと、梅雨もまたいとおしく感じられます。
  孫は生後5カ月になりました。健やかに、すくすくと育ってくれています。私
が帰宅して「ただいま」と声をかけると、にこっと笑ってくれます。その笑顔が
見たくて、孫が寝てしまう前に帰ろうと、毎日そそくさと家路を急いでいます。
 6月は、年度初めの騒がしい時期が過ぎ、ようやく落ち着きを取り戻す月です。
特に大きな話題もありませんので、今月は通勤中に読んだ本の感想を書いてみた
いと思います。今回ご紹介するのは、稲盛和夫さんの著書『生き方』です。書店
の前に平積みされていたのが目に留まり、思わず手に取りました。実はこの本、
過去に一度読んだことがありました。稲盛さんはすでに亡くなられていますので、
当時の内容を手に取りやすい形に仕立て直した新版として販売されていたようで
す。ただ、どんなことが書かれていたのかほとんど思い出せなかったため、改め
て購入しました。稲盛さんは、ファインセラミックスの発明をきっかけに京セラ
を創業し、さらにKDDIやauの事業にも携わり、大きな成功を収めた方です。仏門
に入られ托鉢の経験を持つこと、そして確固たる思想に基づいて会社経営を行い
成功へ導いた人物であることは以前から知っていました。そのため、この本を読
んで強く印象に残った部分が、記憶に刻まれていたのだと思います。
 この本は「思いを実現させる」「原理原則から考える」「心を磨き、高める」
「利他の心で生きる」「宇宙の流れと調和する」の五つの章で構成されています。
稲盛さんは、特別なノウハウを駆使して会社経営をしてきたわけではなく、小学
校の道徳で誰もが学んだような、きわめて基本的なことを徹底して実践すること
こそが大切だと説いています。たとえば、「つねに前向きで建設的であること」
「感謝の気持ちをもち、みんなと歩もうとする協調性を持つこと」「明るく肯定
的であること」「善意に満ち、思いやりとやさしさを持つこと」「努力を惜しま
ないこと」「足るを知り、利己的にならず、強欲でないこと」などです。こうし
た当たり前とも思える姿勢を、日々の行動の中で愚直なまでに貫くことが、稲盛
さんの成功の源泉であったと強調されています。
 「思いを実現させる」の章では、目標を定め、その姿をはっきりとイメージで
きるところまで計画を練り上げ、実現に向けてあきらめずにやり抜くことの重要
性が、ご自身の経験や体系とともに語られています。その中で「有意注意」とい
う言葉が紹介されていました。これは、目的意識を持って現場の状況を観察する
ことで、重要なヒントが見えてくるという考えです。私たち医療の現場でも、ル
ーチン業務として決められた観察項目を淡々とチェックする人と、「何とか患者
さんを回復させたい」という強い思いを持って観察する人とでは、見えてくる情
報が異なることを日々経験します。まさに「有意注意」が働くかどうかで、得ら
れる気づきの質が変わってくるのだと感じます。
 「原理原則から考える」の章では、「仕事・人生の結果=考え方×熱量×能力」
という“人生の方程式”が紹介されています。熱量や能力については異論のない
ところですが、稲盛さんが特に重要だと強調しているのは“考え方”です。そし
てその考え方こそ、先に述べたような当たり前の道徳に基づくものであるべきだ
と語られています。
 「心を磨き、高める」の章では、稲盛さんが考える「生き方」の基本について
まとめておられます。この中で、六つの精進として「だれにも負けない努力をす
ること」「謙虚にして驕らないこと」「反省ある日々を送ること」「生きている
ことに感謝すること」「善行・利他行を積むこと」「感性的な悩みをしないこと」
を挙げられています。さらに、仏教の概念である“三毒”も紹介されています。
三毒とは人生を損なう三つの要素、すなわち「怒り」「欲望」「愚痴」のことで
す。私の経験でも、不幸に陥ってしまう人を見ていると、この三毒のいずれかに
侵されていることに気づきます。しかし、当の本人がその状態に気づけていない
ことが問題なのだと感じます。仏教では、三毒から離れ、悟りの境地に近づくた
めに「六波羅蜜」が説かれています。「布施」「持戒」「精進」「忍辱」「禅定」
「知恵」の六つです。これらは特別な修行によって行うものではなく、仕事や社
会生活、家庭でのさまざまな出来事の中で実践していくものだと述べられていま
す。医療は“善”を目的とした仕事ですから、この仕事に真摯に取り組むこと自
体が精進となり、心を磨き、高めることにつながるのだと改めて感じます。
 「利他の心で生きる」の章で印象的だったのは、利他の精神を個人の指針とし
てだけでなく、組織の指針として、さらには国家の指針として掲げるべきだとい
う主張です。資本主義社会では、企業は企業利益の最大化を目標とするのが一般
的です。稲盛さんはそのこと自体を否定しているわけではありません。しかし、
企業は顧客だけでなく、他の企業や社会全体に対しても利他の精神を基盤に考え
ることが重要であり、その姿勢こそが最終的には自社の利益として返ってくるの
だと述べています。また、日本の国是としても「富国有徳」を掲げるべきだとい
う考えが示されています。大国が自国優先を主張する今日において、日本が「富
国有徳」を国是とすれば、世界に対して大切なメッセージを発信することになり、
非常に意義深い考えだと感じます。
 「宇宙の流れと調和する」の章では、人生をつかさどる見えざる二つの大きな
力として「運命」と「因果律」があると語られています。たとえ「運命」が悪い
方向に向かっていたとしても、「善行」を積むことでその流れを変えることがで
きると述べられています。また、「宇宙の意志」についても触れられています。
これは「神」「仏」「サムシング・グレート」など、さまざまな表現で語られて
きた概念です。小学生の頃に学ぶ道徳は、漠然と“良いこと”として教えられて
きましたが、稲盛さんは、それこそが「宇宙の意志」と一致した考え方であり、
その意志に沿って生きることで自然と人生が発展していくのだと説いています。
さらに、人の心は「知性」「感性」「本能」「魂」「真我」の五層から成ると考
えられています。最初の四層は理解しやすいのですが、「魂」と「真我」の違い
について語られることは多くありません。稲盛さんによれば、「魂」は「因果律」
に縛られている層であり、そこに付着した“業の垢”を落とす必要があります。
その“垢”を落とす過程が、不幸として体験されるのだといいます。不幸に遭っ
ても気持ちを切り替えることができれば、一つ業の垢を落としたことになり、そ
の後の人生が開けてくると語られています。完全に垢が落ちた魂は「真我」へと
つながります。「真我」は「宇宙の意志」と一体である存在です。稲盛さんは、
河合隼雄先生の言葉として、通常は「ここに花が存在する」と表現するところを、
「存在が花を演じている」と語られていたことを紹介しています。この視点は、
まさに“真我”と“宇宙の意志”の関係性を示唆するものだと感じます。
 あとがきを読んで、この本が2004年に書かれたものであることが分かりました。
おそらく私は20年ほど前にこの本を読んだのだと思います。本書の中で、日本は
40年ごとに大きな変革期を経験してきたと述べられています。明治維新の1865年
から始まり、富国強兵を掲げて1905年には日露戦争を経験し、その後は軍事大国
への道を進み、1945年には太平洋戦争で敗戦し、国土は焼け野原となりました。
その後は経済大国を目指して高度成長を遂げましたが、1985年にバブルが崩壊し、
経済の低迷期に入りました。そしてその40年後が2025年、まさに現在の時代です。
稲盛さんがこの本を書かれた当時よりも、経済、国際関係、環境問題、そして医
療においても行き詰まり感が一層強まっています。私たちは、方向性を大きく転
換すべき時期に差しかかっているのかもしれません。稲盛さんが提唱した「富国
有徳」という概念は、これからの日本にとって大きなヒントになるように思いま
す。

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                     就任のご挨拶 
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                             精神科科長 
                               和田 民樹 

 2026年4月より当センター精神科に着任しました和田民樹と申します。6月から
は異動された田宮先生の後任として科長を命致しました。私は兵庫県西宮市出身
で、中学から大学まで東京、福島、福井で過ごした後、そろそろ関西に戻ろうと、
2006年に福井大学を卒業後、大阪大学精神医学教室に入局しました。精神科医を
志したのは、人の「こころ」やその成り立ちに関心を持ったからでした。大学院
では神経心理学(脳の機能障害と認知や行動などの関連を探る学問)を学びまし
た。その後、大阪警察病院、大阪急性期・総合医療センター、大阪大学と総合病
院で勤務し、リエゾン活動を通じ、元々関心のあった精神腫瘍学(サイコオンコ
ロジー)を専門とするようになりました。
 リエゾン精神医療では、精神疾患を有する患者さんだけでなく、重い身体疾患
によって精神的・心理的な危機に直面した患者さんへの支援も重要な役割です。
特にがん医療では、初発の診断や再発、積極的治療の終了など、患者さんが悪い
知らせにより大きな衝撃を受ける場面が少なくありません。そのような状況の中
で、患者さんが(精神疾患の有無によらず)自身の価値観や希望に沿った治療選
択を行えるよう支援することが大切だと考えています。
 こうした支援は必ずしも精神科医だけが担うものではありません。病棟看護師、
ケースワーカー、公認心理師、主治医、緩和ケアチームや認知症ケアチーム、リ
ハビリテーションスタッフなど、患者さんが最も安心して本音を話せる医療者が
重要な役割を果たします。精神科への相談の中には、このような多職種による関
わりで十分に支援できるものも多くあり、時に、精神科医の役割とはなんなのか
と考えることがありますが、精神科医は診断や薬物療法だけでなく、精神療法や
環境調整を含めた多職種連携の中で役割を果たしていく必要があるのだと考えて
います。
 当院精神科は2026年6月より常勤医が3名から2名となりました。限られた体制
の中でもリエゾン機能を維持するため、外来診療についてはこれまで以上に地域
の精神科医療機関の先生方へご紹介をお願いすることが増えるかと思います。何
卒ご理解を賜りますようお願いいたします。
 また院内では、精神科医以外にも精神疾患や認知症、精神症状や情動変化への
理解を深め、患者さんにより適切な対応ができる仲間を増やしていきたいと考え
ています。当院には多くの心理士が在籍し、HIV感染症をはじめ様々な疾患の患
者さんに対し心理面接を行っています。今後も心理士をはじめとする多職種と積
極的に協働しながら、患者さんにとって最善の治療と支援を提供できるよう努め
てまいります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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                     就任のご挨拶        
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                                  診療放射線技師長
                                                              川北 欣弘
                                                                      
 令和8年4月1日より京都医療センターから着任いたしました診療放射線技師長
の川北 欣弘(かわきた よしひろ)と申します。どうぞよろしくお願い申し上げ
ます。
 私は舞鶴市(京都府)に家があり、現在、単身赴任中です。診療放射線技師長と
しては3施設目(舞鶴→京都→大阪)で前施設も単身赴任でした。なぜ、このこと
を書いたかと申し上げますと、私は高血圧症で施設が変わるたびに紹介状を持参
して定期的に受診しています。当院でも受診しているのですが、やはり(必ず)体
型のことに触れられます。(笑)単身赴任は理由にはならないのですが、ついつい
好きなものを食べすぎてしまいます。舞鶴ではよく歩きました。土日になると朝
2時間、夕方2時間と歩数を数えながら、熊に遭遇しないようにウオーキングをし
て、妻には食事制限をされ(いやいや、していただき)ある程度の体型キープは出
来ていました。京都でも病院から伏見稲荷や坂本龍馬ゆかりの地や明治天皇桃山
御陵(230段のすごい階段があります)などウオーキングで散策したりもしていま
したが、継続出来ず8kgほど体重が増えてしまいました。この地では大阪城も目
の前にあり、良い環境にありますので、敷地内にある宿舎の帰宅時には、大阪城
を一周してから帰宅することを日課として、イズミヤで野菜を買って、健康的な
生活を心掛けたいと思っています。とはいえ、最初にウオーキングを張り切りす
ぎたのが原因か着任早々に肺炎になり、大阪城一周は5月下旬の段階でまだ3回し
か出来ていません。来て早々に呼吸器内科と循環器内科の先生にはお世話になっ
ております。ありがとうございます。
 話は変わりますが、当院の放射線科では診療放射線技師が39名在籍しています。
一般撮影、CT、MRI、RI、Angio、放射線治療とあらゆる検査・治療を放射線診断
科医師と放射線治療科医師のもと行っています。災害医療棟にも装置があり救急
医療にも対応しています。技師への要望や苦情、お褒めのお言葉等がありました
ら、私までご連絡ください。これからの数年で私の体型がどうなるか皆様の目で
あたたかく見守っていただけると嬉しく思います。

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                   看護のこころ
                ~ACPを通して考える、その人らしい最期~
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                               東9階病棟  副看護師長
                                                            平田 桃子 
                                                              
 梅雨の訪れとともに、しっとりとした空気に包まれる6月。紫陽花が雨に濡れ
て色鮮やかに咲くこの季節は、どこか心を落ち着かせ自分自身や大切な人との時
間について静かに考える機会を与えてくれるように感じます。
 私は看護師として14年目を迎え、これまで消化器内科、救命センター、外科病
棟での経験を重ねてきました。医療現場でのパンデミックの経験や、日々の臨床
の中で多くの生と死に向き合う中、「生きるとは、幸せな人生とは何か」「どの
ように最期を迎えたいか」といった問いを、より身近なものとして考えるように
なりました。同時に、家族ともどのように生き、どのように最期を迎えたいかに
ついて話す機会を持つようになりました。価値観は時間とともに変化するもので
あり、一度話し合った内容が絶対的なものではありません。しかし、その時々の
思いを言葉にし、共有しておくことは、納得のいく人生を送るために大切なプロ
セスであると感じています。こうした話し合いこそが、ACP(アドバンス・ケア・
プランニング)の本質であると感じています。
 手術や化学療法・放射線治療とあらゆる治療を経て、緩和医療の段階に入った
患者さんを受け持った日、その方と死生観に触れる話をしました。患者さんは、
「段々終わりが近づいているのが体感的にわかる。あとどれくらい生きるかな」
と話された後、私に「死ぬことは怖いと思う?」と問いかけられました。私はど
う答えるか迷いながらも正直に答えることにし、いずれ自分も死ぬが、今はまだ
その日は遠いと感じていること、やりたいこともたくさんあり、親の看取りもし
たいこと、自分の人生を十分やりきっていない途中段階であり、自分の死を想像
すると怖く感じることを伝えました。そして、「自分の意思がないまま生きなが
らえてしまうことには恐怖を感じます」とも話しました。すると患者さんは、
「自分は日に日にしんどくなっているから、感覚的にもうそろそろと思っている
けど、死ぬことは怖くない」と穏やかに話されました。「家族は少しでも長く生
きてほしいと泣いてくれるけどなぁ。僕はもう人生やりきったわって言ったんや。
やりたいことは全部やったし悔いはない。できるだけ苦しくないようにしたい、
できれば家族が最期おってくれたら一番いいな」と仰っていました。その後、患
者さんは苦痛緩和のために鎮静を受け、最期はとても穏やかな表情で旅立たれま
した。ご家族は深い悲しみの中で涙を流されながらも、「穏やかな顔してるわ、
苦しまずにいけてよかった。最期まで全部自分のことは自分で決めてさすがやね」
と声をかけておられました。その姿は、悲しみの中にも納得と尊重の気持ちがあ
るように感じました。 この場面に立ち合い、私は改めてACPの重要性を強く感じ
ました。本人がどのように生き、どのように最期を迎えたいのか、その意思をあ
らかじめ大切な人と共有しておくことは、残される家族にとっても大きな支えに
なります。そしてそれは、自分自身が「自分らしく生ききる」ための大切な選択
でもあると思います。看護師として私たちにできることは、患者さんの言葉や思
いに丁寧に耳を傾け、その人らしい選択ができるよう支えることです。また、患
者さんとご家族が対話を重ねられるような関わりを持つことも重要な役割の一つ
だと感じています。
 これからも一人ひとりの人生に寄り添いながら、その人らしい最期を支えられ
る看護を大切にしていきたいです。
 
ホームページ→https://osaka.hosp.go.jp/kango/index.html 

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             研 修 医 日 記        
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                                  研修医2年目
                                                            髙木 鈴菜

初めまして、研修医2年目の髙木鈴菜と申します。

そろそろマッチングに向けた準備が本格化する時期でしょうか。2年前の私も、
当院のマッチング試験に向けて履歴書や面接の準備を進めながら、この研修医日
記を読んでいたことを思い出します。今こうして日記を書く立場になれたことを
大変嬉しく感じています。

せっかくの機会ですので、当院にはどのような研修医が多いのか、私なりの印象
を書いてみたいと思います。もちろん、これまでの先輩方がたくさん魅力を伝え
てくださっているので少し重なる部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

まず感じるのは、コミュニケーションを大切にできる人が多いことです。研修医
になりたての頃は、物品の場所や処置の手順も十分に理解できておらず、病院内
で迷子状態です。そんな中で頼りになるのが周囲の先生方や看護師さんです。当
院には忙しい中でも丁寧に教えてくださる方が多いです。また、特に夜間休日の
救急外来では看護師さんとの連携し、みんなで診療を進めていく必要があるので
コミュニケーションは不可欠です。

また、志望科にとらわれず幅広く学ぼうとする人が多い印象です。研修医同期を
見ていても、自分の志望科だけではなく他科の疾患や手技にも興味を持ち、忙し
い中でもいきいきと研修に取り組んでいます。上級医の先生方も意欲のある研修
医には積極的に経験の機会を与えてくださるため、多くのことに挑戦できる環境
があります。

さらに、みんなで協力しながら学ぶ雰囲気があることも当院の魅力です。カルテ
をみながら昨晩の当直の症例について議論したり、興味深い検査や処置などがあ
れば自然と人が集まったりする姿は、当院ではよく見られる光景です。また、困
ったときには同期が駆けつけてくれ、助けてくれることも多いです。

文章だけでは伝わらない部分も多いと思います。少しでも興味を持っていただけ
たら、ぜひ一度病院見学にお越しください。皆さんとお会いできることを楽しみ
にしています。
                
臨床研修のホームページ→
https://osaka.hosp.go.jp/kyujin/syokikensyu/nikki/index.html
 
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総編集長:院長 松村 泰志
編 集 長:副院長 平尾 素宏 渋谷 博美
     看護部長 世古 与子
編   集:池永 祐子
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 世界がサッカーワールドカップで盛り上がっています。皆様にとって、楽しく、
そして穏やかな梅雨の時期となりますようお祈り申し上げます。

408-osaka@mail.hosp.go.jp


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