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メールマガジン「法円坂」No.305 (2026/9/24)(独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)




 厳しかった暑さも少しずつ和らぎ、朝夕には秋の気配を感じる季節となりまし
た。9月は夏の疲れが出やすい時期でもありますので、十分な休息と体調管理を
心掛けながら過ごしたいものです。年度前半を振り返りつつ、後半に向けて新た
な気持ちでスタートする月でもあります。それでは、今月のメルマガを最後まで
お楽しみください。
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   メールマガジン「法円坂」No.305 (2026/9/24)
          (独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター)
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今月号の目次
 ・院  長  松  村 泰  志
 ・人はクマと共存できるのか?
 ・看 護 の こ こ ろ
 ・研 修 医 日 記

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        院長  松村 泰志   2040年に向けた地域医療構想について
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 9月も半ばとなり、秋の訪れを感じる季節になりました。近年は気候変動の影
響で暑さが長引き、気温だけでは四季の移り変わりを感じにくくなっています。
しかし、虫たちの鳴き声は、今も変わらず季節の変化を知らせてくれます。今の
時期、山ではツクツクボウシが鳴き、野原ではスズムシやコオロギ、マツムシな
どの秋の虫たちの声が盛んに聞こえてきます。
 私は大阪府病院協会の理事を務めておりますが、今年度から副会長を拝命し、
医療行政に関するお話を伺う機会が増えました。なかでも、現在は「地域医療構
想」が大きな話題となっています。また、先日開催されたNHO院長協議会近畿支
部の会合においても、厚生労働省医政局の担当者から地域医療構想に関する講演
を聴く機会がありました。そこで今回は、私自身の復習も兼ねて、地域医療構想
について取り上げてみたいと思います。
 地域医療構想は、厚生労働省が推進している医療提供体制改革の仕組みです。
1985年の医療法改正により「医療計画制度」が導入され、二次医療圏という概念
が設けられました。二次医療圏ごとに基準病床数を定め、その水準を目標として
病床整備を進める仕組みがスタートしました。その後、2014年に成立した「地域
における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関す
る法律(医療介護総合確保推進法)」により、「地域医療構想」が制度化されま
した。この構想では、2025年の医療提供体制の姿を見据え、病床を「高度急性期」
「急性期」「回復期」「慢性期」の4つの機能に分類し、各二次医療圏における
機能別の必要病床数を推計したうえで、その実現に向けた調整を進めることとさ
れました。そして2025年を迎えた現在、次の目標年である2040年を見据えた新た
な地域医療構想の検討が進められています。人口減少や高齢化のさらなる進展を
踏まえ、2040年の医療需要や医療提供体制のあり方を展望しながら、新しい地域
医療構想が策定されようとしているのです。
 地域医療構想が病床機能の調整を進めようとしている背景には、日本の人口構
成の変化があります。日本の人口動態は地域によって大きく異なります。生産年
齢人口は全国的に減少していますが、高齢者人口については、すでに減少局面に
入っている地域がある一方で、今後も増加が続く地域もあります。一般に、高齢
になるほど医療ニーズは高くなるため、高齢者人口が増加する地域では、総人口
が減少しても医療需要は増加すると考えられています。大阪市は、高齢者人口が
今後も増加する地域に属します。現在約280万人の人口は2040年には約250万人に
減少すると推計されていますが、75歳以上人口は現在の約43万人から2040年には
56.1万人へ増加する見込みです。また、大阪市内でも区によって人口動態は異な
ります。例えば中央区は、現在約10.2万人の人口が2040年には約11.5万人に増加
すると見込まれており、高齢者を含めて人口全体が増加する特徴的な地域です。
 厚生労働省は、このような状況を踏まえ、1985年に設定された二次医療圏の見
直しを検討しています。その際の単位となるのが「地域医療構想区域」です。全
国には約330の二次医療圏がありますが、このうち人口20万人未満の医療圏は現
在157圏域存在し、2040年には182圏域に増加すると推計されています。さらに、
人口10万人未満の医療圏も109圏域に達すると見込まれています。そこで厚生労
働省は、2040年の人口推計を踏まえ、可能な限り人口20万人以上となるよう構想
区域を設定する方針を示しています。これは合理的な考え方と言えると思います。
一方、大阪府に目を向けると、現在も2040年推計においても人口20万人未満の二
次医療圏は存在しません。また、大阪市は単独で一つの二次医療圏を構成してい
ますが、人口約280万人を抱える全国最大の二次医療圏となっています。
 新たな地域医療構想では、病院機能を「急性期拠点機能」「高齢者救急・地域
急性期機能」「在宅医療等連携機能」「専門等機能」「医育及び広域診療機能」
の5つに分類する方向で検討が進められています。これに対して大阪府は、地域
の実情に即した形として、「高齢者救急・地域急性期機能」を「準急性期拠点機
能」と「地域急性期機能」に細分化し、「専門等機能」についても「回復期リハ
ビリテーション特化型」「慢性期特化型」「特定領域型」に分類する案を提案し
ています。大阪府は人口規模が大きく、医療機関の機能分化や専門化が全国の中
でも進んでいます。そのため、厚生労働省の分類では「高齢者救急・地域急性期
機能」や「専門等機能」の中に性格の異なる機能が混在してしまう可能性があり
ます。その点において、大阪府が提案しているように機能をより細かく整理する
ことは、地域の実態をより正確に反映した合理的な考え方であるように思います。
 これから、各病院がどの機能を担うのかについて調整が進められる予定です。
そこで気になるのが、急性期拠点病院について「人口20万~30万人に1か所程度」
を目安とする考え方が示されている点です。今回、地域医療構想区域を人口20万
人以上となるよう再編する方向が示されているのは、1つの構想区域に少なくと
も1つの急性期拠点病院を配置することを想定しているためではないかと思われ
ます。この考え方自体は理解できるものです。一方で、大阪府のように人口が集
中している地域では、急性期拠点病院としての機能を担う病院が多数存在してい
ます。仮に、現在の病院数が目安とされる基準を上回っていることを理由に、そ
の数を基準に合わせて減らそうとするのであれば、さまざまな問題が生じる可能
性があります。そもそも、この「人口20万~30万人に1か所」という目安は、全
国一律の視点から設定された非常に大まかな指標であるように思われます。人口
が少なく医療資源が限られている地域において、急性期医療体制を整備するため
の目安としては有用でしょう。しかし、もともと高度な機能分化と専門化が進み、
多数の急性期病院が存在する都市部において、あるべき病院数を導き出す根拠と
して用いるには十分とは言えません。もし病院機能の調整を進めるのであれば、
まず急性期拠点病院が担うべき患者数がどの程度発生しているのかを把握し、そ
の患者を受け入れるために必要な病床数や医療資源を算出することが出発点とな
るべきです。そのうえで、各病院の診療実績や医療機能、地域の患者動向などを
踏まえながら、適切な病院配置や役割分担を検討する必要があります。人口規模
から病院数を機械的に算出するのではなく、実際の医療需要に基づいて必要な医
療提供体制を設計することが、本来あるべき姿だと思います。
 日本各地で人口構成が大きく変化していくことを考えると、厚生労働省が2040
年に向けた地域医療構想として示している方向性そのものは妥当なものだと思い
ます。特に、人口が減少し医療需要も縮小していく地域において、限られた医療
資源をどのように維持しながら、住民が安心して暮らせる医療提供体制を確保し
ていくかは極めて重要な課題です。一方で、高齢者人口が増加し、医療需要その
ものが拡大すると予想される地域については、何が本質的な課題なのかが必ずし
も明確ではないように感じます。大局的に見ると、日本は欧米諸国と比較して小
規模な病院が多く、人口あたりの病床数も多いことが指摘されています。仮に、
医療提供体制が十分に整備されていない地域にゼロから医療体制を構築するとす
れば、住民のアクセスを確保できる場所に比較的大規模な病院を配置するという
考え方は合理的でしょう。しかし、現在のように小規模病院が数多く存在する状
況において、単に病院数を減らして集約化すれば、より良い医療環境が実現する
かと言えば、必ずしもそうとは言えません。実際、現在の日本では、大規模病院
の経営状況が良好で、中小規模病院が非効率であるために経営的に苦しんでいる、
という構図にはなっていません。むしろ、高度急性期医療や政策医療を担う大規
模病院ほど、経営的に厳しい状況に置かれているケースも少なくありません。一
方で、一定規模以上の専門医療チームを必要とする医療分野において、専門人材
の確保が困難になっているのであれば、医療機能の集約化を進めることには十分
な合理性があります。例えば、高度救命救急医療、周産期医療、小児外科医療な
どでは、症例数の確保や専門職の集積が医療の質に直結します。したがって、集
約化そのものを目的とするのではなく、まずはどの領域において集約化が必要な
のかを明確にし、その領域ごとにあるべき医療提供体制を検討することが必要な
のではないでしょうか。人口規模や病院数だけを基準として機械的に再編を進め
るのではなく、医療需要の実態や医療機能の特性を踏まえながら議論を進めるこ
とが求められているように思います。
 病床数の適正化も重要な課題とされています。過剰な病床の整理については、
まず各医療機関が自主的に取り組むべき課題だと思います。空床が過剰にある状
態は病院経営を悪化させるため、実際には病棟を休棟するなどして対応するのが
一般的です。また、地域医療構想によって将来不足する病床機能が示されれば、
休棟を検討していた病棟をその病床機能へ転換して運用することを考える医療機
関も少なくないでしょう。行政がこうした各医療機関の自主的な取り組みを適切
に支援すれば、地域が必要とする病床機能の構成は、一定程度自然に整っていく
のではないかと思います。
 医療計画や地域医療構想では、理論的に算出された目標病床数と現実の病床数
を比較し、その差を埋める方向に調整が進められます。しかし、その目標値は様
々な前提条件を置いてパラメータを設定したうえで算出された推計値に過ぎませ
ん。したがって、用いられたパラメータが実態を十分に反映していない可能性も
あり得ます。この点を常に念頭に置くことが重要です。理論値は議論の出発点と
して有用ですが、それを絶対的に正しいものと考え、現実の医療需要や地域の実
情を十分に考慮することなく目標値への適合だけを目指してしまうと、かえって
地域医療に歪みを生じさせる危険性があります。地域医療構想は、あくまでも地
域に必要な医療提供体制を実現するための手段であり、理論値そのものを達成す
ることが目的ではありません。推計値を参考にしながらも、現場で実際に起きて
いる医療需要や患者の受療行動、各地域の特性を継続的に検証し、それらを踏ま
えて柔軟に運用していく姿勢が重要だと思います。
 2025年に向けた地域医療構想が病床機能の適切な配置を中心課題としていたの
に対し、2040年に向けた地域医療構想では、病床に加えて、外来医療、在宅医療、
救急医療、医師偏在、介護との連携、さらには地域包括ケア全体が検討の対象と
なっている点に大きな違いがあります。将来の医療は、これまで以上に高齢者を
中心としたものになります。そのため、病気を治療して退院すれば終わりという
考え方ではなく、治療後の生活をどのように支えていくかが重要になるという認
識は正しいものだと思います。実際に医療現場を見ていても、60歳以下の比較的
若い方であれば、入院によって安静期間が長くなったとしても、自宅へ戻ってし
ばらく生活するうちに筋力が回復し、入院前とほぼ同じ生活を送れるようになり
ます。ところが、80歳を超える高齢者では、入院中の安静によって筋力や身体機
能が低下し、退院後も以前と同じ日常生活を送ることが難しくなる場合がありま
す。こうした患者さんが独居である場合には、なおさら支援が必要になります。
急性期病院から回復期病院へ転院してリハビリテーションを行い、それでも在宅
生活の継続が難しい場合には、施設での生活への移行を検討しなければならない
こともあります。このような状況を考えると、今後は医療と介護、さらには福祉
がより密接に連携しながら、高齢者を支えていく体制整備が一層重要になるでし
ょう。その意味で、国が2040年に向けた地域医療構想においてこうした方向性を
示していることは評価できることだと思います。
 では、改めて大阪市の地域医療構想として2040年までに取り組むべき課題は何
でしょうか。私は、病床機能の調整よりも、むしろ医療・介護・福祉の連携を一
層強化すること、そして高齢者やその家族が安心して暮らし続けられる見守り体
制を構築することが重要ではないかと考えます。大阪市では今後も75歳以上人口
の増加が見込まれています。そのような状況のなかで求められるのは、病院の中
だけで完結する医療ではなく、退院後の生活まで見据えた切れ目のない支援体制
です。病院、診療所、訪問看護、介護事業者、地域包括支援センター、行政がそ
れぞれの役割を果たしながら連携し、高齢者を地域全体で支えていく仕組みづく
りこそが、2040年に向けた大阪市の医療福祉体制の課題ではないかと思います。

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                     人はクマと共存できるのか? 
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                            整形外科 
                                                           久田原 郁夫

近年、ニュースで人家周辺でのクマ出没事例や登山者や山菜取りへのクマによる
傷害事件が、数多く報道されている。もともとクマは縫いぐるみやクマモンなど
ほんわかとした親しみやすいキャラクターであったように思う。実際にクマを飼
育しているところでは、子グマはペット並みに抱っこすることができて本当に愛
らしい。ところがクマは成獣となると人に噛み付いたり、爪で引っ掻いたりし、
決して安全な動物ではなくなってしまう。しかも今まで山奥でも滅多に見ること
がなかったクマが身近なものになってきているので、人々の警戒心は高まってい
る。
本州ではツキノワグマの餌であるドングリが少なくなってきていて、嗅覚の鋭い
クマは行動範囲を広げて人家の近くの食物を漁るようになっている。これがリス
くらいの可愛い動物なら、ほのぼのとするが真っ黒な大きな動物だと恐怖でしか
ない。そして、クマは一度でもその味を学習すると新しい餌として人間の食べ物
を求めるようになる。同様に登山ブームで増加しているハイカー達の弁当もター
ゲットになっている。登山口には熊出没注意の看板が立てられ、多くの入山者は
熊鈴や熊スプレーを持参しており、クマ対策の意識レベルは確実に向上している。
山菜シーズンの春山によく出かける私は、山でツキノワグマに近い距離で遭遇し
たことが2回ある。最初に遭遇した時は、ハイマツ帯の尾根でこちらに向かって
走ってきたが幸い襲われずに通過して行った。黒い体にうなり声をあげる白い牙
と首の白い月の輪マークのコントラストは今でも忘れられない。さらに驚いたの
は走るスピードが物凄く早かったこと。数年前に林道で向かってきたクマはゆっ
くり接近してきたので、こちらもゆっくり後退り。後方支援の同行者の爆竹でU
ターンし逃げていったので爆竹の有用性はこの目で確かめた。
人間とクマの距離が近くなってきている原因は一つではないだろうけど、人間が
勝手気ままに、山を削って家をたて道路を作り動物の生態系を侵害してきたしっ
ぺ返しなのかもしれない。クマの生息領域に人が侵入してきたわけだから、場合
によってはなんらかの反応を受けることはクマから見れば当然である。
人とクマとの距離を長く保つことが共生の基本であろうが、山に入ることを全面
的に禁止はできないし、ドングリを増やす方法もないので現実的な根本的解決策
は見当たらないのが現状である。

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                   看護のこころ
                 ~その人らしい療養を大切に考える看護~
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                               東11階病棟  副看護師長
                                                             山口 恭一 
                                                              
 日中はまだ厳しい暑さが続いておりますが、朝夕には少しずつ秋の気配が感じ
られるようになってまいりました。季節の変わり目ですので、夏の疲れが出やす
い時期でもあります。ご自身の健康管理にも十分ご留意いただきながらお過ごし
ください。
 私が勤務する病棟には、検査や治療を受けられる患者さんだけでなく、突然病
気を発症し緊急入院される方も多くおられます。急な入院によって、それまで当
たり前だと思っていた仕事をすることや家族と過ごす日常が一変します。入院に
伴う苦痛を感じている患者さんに対して、看護師として一人ひとりの思いに寄り
添いながら、その人らしい時間を過ごしてもらえるよう援助することが大切だと
考えています。
  以前、脳卒中で緊急入院をされた患者さんを受け持った時のお話をしたいと思
います。患者さんは、壮年期であり、職場での役割や責任がある立場の方でした。
緊急入院されましたが大きな後遺症はなく、病状は安定していました。朝のバイ
タルサイン測定と観察のため病室に伺うと、パソコンで仕事をしておられリモー
トで会議や同僚と打ち合わせをされていました。私は、患者さんの様子を見なが
ら、入院中でもできる範囲で仕事を続けることは、社会的な役割や責任を全うし
自分らしさを保つために必要な時間だと感じました。患者さんの体調に異常がな
いことを確認したうえでバイタルサイン測定や観察について、時間を少し遅らせ
て実施することにしました。次に訪室した際、患者さんは無事に会議を終えられ
たことで安心した様子で「早く退院しないとね。ありがとう」と話されました。
その後、治療やリハビリで順調に回復されご自宅に退院されました。
  入院生活において、患者さんの療養とその人らしい時間を大切にすることは、
治療の状況や安全面を考え難しい場面も少なくありません。また、本人の希望や
家族の思いを全て叶えることができない場合もあります。看護師として、大切な
ことは、患者さんにとって何が大切なのかを理解し、実現可能な方法を患者さん
や家族、多職種と一緒に考えることではないかと思います。限られた時間の中で
も、患者さんの選択や尊厳を守ろうとする姿勢が、その人らしい療養を支える看
護に繋がるのだと思います。
  これからも患者さんを一人の生活者として捉え、制限の多い入院生活の中でも
その人らしい療養が送れるように、患者さんが大切にしていることは何かを理解
し関わる姿勢を忘れずに成長していきたいと思います。毎日慌ただしく時間が過
ぎていきますが、自分にとって大切なものを考える時間を持ちながら、1日1日
を大切に過ごしていきたいと思います。
 
ホームページ→https://osaka.hosp.go.jp/kango/index.html 

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             研 修 医 日 記        
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                               研修医2年目
                                                            中嶋 陸

初めまして。初期研修医2年目の中嶋陸と申します。

研修医日記の順番が回ってきました。何を書こうかと考えましたが、研修内容に
ついてはこれまで多くの先輩方が詳しく書いてくださっています。そこで今回は
少し趣向を変えて、私の好きな「飛行機」の話を交えながら、研修生活を振り返
ってみたいと思います。
私は旅行に行くことはもちろん、空港で飛行機を眺めたり、写真を撮ったりする
のも好きです。休みがあれば飛行機に乗って出かけることも多く、気付けば目的
地そのものより飛行機に乗ることを楽しみにしていることさえあります。
そんな飛行機好きの私から、一つだけ豆知識を。
皆さんは、飛行機がなぜ向かい風に向かって離陸するのかご存じでしょうか。飛
行機は翼に流れる空気によって揚力を得るため、向かい風が吹いている方が離陸
には有利になります。「向かい風」というとあまり歓迎したくないものですが、
飛行機にとっては空へ飛び立つための助けになるわけです。
振り返ってみると、初期研修も少し似ているような気がします。
研修が始まった頃は、病棟業務も救急外来も分からないことばかりでした。一つ
の診療科に慣れてきたと思えば、翌月にはまた新しい診療科へ。自分の知識不足
を痛感することも多々ありました。
それでも、さまざまな診療科を回り、多くの患者さんを経験するうちに、少しず
つ自分で考えて動ける場面が増えてきました。うまくいかなかった当直や答えら
れなかった質問も、振り返れば自分を成長させてくれた「向かい風」だったのか
もしれません。
飛行機は、天候などによって予定していたルートを変更したり、ときには別の空
港へ向かう「ダイバート」をしたりすることがあります。診療も同じように、最
初に考えていた診断が検査結果によって変わったり、患者さんの状態によって治
療方針を変更したりします。最初の予想に固執せず、その時々の状況に応じて考
え直すことの大切さも、この研修で学びました。
もちろん、ここまで一人で飛んできたわけではありません。指導医の先生方やス
タッフの皆さん、そして同期の存在に何度も助けられました。研修医室でくだら
ない話をしたり、仕事終わりにご飯に行ったりできる同期がいたからこそ、忙し
い研修生活も楽しく過ごせていると思います。
気付けば初期研修も後半に入りました。来年度からは消化器内科医として新たな
スタートを切る予定です。まだまだ巡航高度には程遠いですが、1年目の頃と比
べれば、少しだけ見える景色は変わってきました。
これから先も、追い風の日もあれば向かい風の日もあると思います。それでも、
大阪医療センターで得た経験を携えて、次の目的地へ進んでいきたいと思います。
最後に、少しでも大阪医療センターが気になっている学生の皆さんは、ぜひ一度
見学に来てみてください。
皆さんが自分に合った研修先を見つけ、良い離陸を迎えられることを願っていま
す。
             
臨床研修のホームページ→
https://osaka.hosp.go.jp/kyujin/syokikensyu/nikki/index.html
 
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総編集長:院長 松村 泰志
編 集 長:副院長 平尾 素宏 渋谷 博美
     看護部長 世古 与子
編   集:池永 祐子
発  行:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター院長室
         (〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14)
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 日中はまだ暑さが残るものの、少しずつ過ごしやすい季節へと移り変わってい
ます。実りの秋を迎えるこの時期が、皆様にとって充実した毎日となりますよう
お祈り申し上げます。

408-osaka@mail.hosp.go.jp


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