整形外科手術を受ける患者様へ
整形外科手術を受ける患者様へ
昨今、皆様ご存じのように新型コロナ肺炎の感染拡大が危惧されており、当院でも院内感染予防の観点から種々の対策を講じているところであります。
新型コロナ肺炎については、無症状~軽症の感染者が⼀定割合おられ、これらの新型コロナ肺炎感染者が比較的侵襲の大きな手術を受けた場合には肺炎が重症化しやすいことなどが報告され、医療物資の安定供給の観点からも、厚生労働省から急を要しない手術の延期を考慮するようにとの勧告があったところであります。
これに伴い整形外科でも手術治療を制限する病院が増加し、診療に支障をきたしている地域もでてきております。このような状況を鑑み、比較的物資の供給が安定している当院では、地域医療貢献の立場から手術医療体制の維持の継続努力を行ってきております。しかし当然ながら、この体制の維持には、厳重な感染予防対策が前提となります。
現在、入院される患者様に過去2週間の症状についての問診や検温などの入院検疫を行っております。入院前の⼀定期間に発熱等の症状がある場合には、入院や手術を中止や延期とさせていただいております。誠に申し訳ありませんが、患者様ご自身や他の入院患者様を守ること、また医療体制を守ることにつながりますので、何卒ご理解ご協力いただきますようにお願い申し上げます。
令和2年5月18日
整形外科部長 三木秀宣