診療科・部門

研修案内

0.2024年度 専攻医募集

国立病院機構大阪医療センター 消化器内科では、2024年4月1日から「消化器内科領域」の後期専門研修を開始する専攻医を募集しています。消化器内科専門研修では、消化管・肝胆膵領域にこだわらず、オールラウンダーを目指してもらいます。

申し込みは、下記の「お問い合わせフォーム」の「ご用件」で「当科での研修について」を選択、「お問い合わせ内容」に「2024年4月研修開始」を記入してください。シーリング調整の関係で、2023年9月12日までに連絡ください。

消化器内科専門医をめざそう

消化器内科の診療は多岐にわたり、かつ専門性の高いジャンルです。

上部消化管:

胃・食道の早期胃癌に対する粘膜下層剥離術(ESD)・・・ 癌の治療を内科医が完遂できる達成感を感じることができます。
食道静脈瘤に対する内視鏡的結紮術や硬化療法で肝硬変患者の生命予後を改善することができます。

下部消化管:

大腸ポリープに対する内視鏡治療を積極的に行っています。
炎症性腸疾患患者数は増加の一途です。新規治療薬の使い分けを習得します。

肝疾患:

C型肝炎やB型肝炎などの肝炎ウイルスの制御、肝癌に対する薬物療法など、薬剤を適切に扱う知識を身につけます。
ラジオ波焼灼術で肝癌を治療できることは内科医にとって充実した達成感につながります。

胆膵:

胆膵系疾患は激増しています。胆道系、膵管の内視鏡処置は職人並の技量が必要になります。
当科で修練を積んでみませんか?

化学療法:

抗癌剤は種類が増え、その特性を熟知した診療は現在では必須です。
エキスパートの指導で、最良の選択を学んでください。

1.特色

大阪医療センター内科専門研修プログラムは、Subspecialty研修を重視した内容になっています。
サブスペ診療科として消化器内科を志望すると、3年間の研修期間のうち、2年間 消化器内科で研修をつむことになります。
ローテーションのモデルプランは以下の通りです。

  • 1年目: 大阪医療センターで 6ヶ月間 消化器内科、残り 6ヶ月間を消化器内科以外で研修
  • 2年目: 連携施設で1年間研修(6ヶ月間 消化器内科、残り 6ヶ月間を消化器内科以外で研修)
  • 3年目: 大阪医療センターで1年間 消化器内科研修

2.めざすサブスペ専門医

3年間の内科専門研修プログラムを修了したのちは、消化器病専門医、肝臓専門医、消化器内視鏡専門医をめざすことになります。
後期専門研修の3年間で、サブスぺ専門医につながる経験の大半を積むことができます。

3.消化器内科の1週間

消化器内科研修の1週間は以下の通りです。

救急患者を積極的に受け入れています。

4.充実した指導層

  指導
医数
専門
医数
日本内科学会 4 4
日本消化器病学会 7 8
日本肝臓学会 4 5
日本消化器内視鏡学会 5 8
日本消化管学会 2 2
日本臨床腫瘍学会 1 1
日本がん治療認定医機構 認定医 2
日本膵臓学会 暫定指導医 2

大阪医療センター消化器内科には消化器内科関連学会の指導医、専門医が多数在籍しています。安心して、レベルの高い研修を受けることができます。

研修とともに
・内科学会、消化器内科関連学会での発表
・消化器内科関連の論文発表
にチャレンジしてもらいます。

5.学会・論文発表

大阪医療センター消化器内科では、次世代を担う消化器内科専門医育成のため、学会・論文発表の指導も積極的に行っています。
3年間の専攻医研修期間中に国際学会で発表を行えるよう指導しています。
国際学会を経験した専攻医は大いに成長します。また、日常診療から得た知見を形にする上で論文執筆は非常に重要であり、専攻医自ら論文報告を行えるように指導しています。

当科専攻医による論文報告

Harada S, Sakakibara Y, Ishida H, Mori K, Mita E. Early Gastric Cancer Arising From Hyperplastic Polyps After Argon Plasma Coagulation for Gastric Vascular Ectasia. ACG Case Rep J. 2023 Jan 13;10(1):e00953.

Tanabe G, Yamamoto S, Takeuchi Y, Mita E. Salvage underwater endoscopic mucosal resection for recurrent gastric cancer after endoscopic submucosal dissection. Endoscopy. 2022 Dec;54(S 02):E792-E793.

Nishimoto N, Sakakibara Y, Nakazuru S, Mori K, Mita E. Multiple Lymphomatous Polyposis Associated With Mucosa-Associated Lymphoid Tissue Lymphoma of the Colon. ACG Case Rep J. 2021 Feb 26;8(2):e00503.

6.お問い合わせ

当科での研修に興味をお持ちの方は、下記HPのお問合せフォームより御連絡下さい。見学大歓迎です!

消化器内科専門研修プログラム:

https://osaka.hosp.go.jp/wp-content/themes/osaka-iryou/doc/department/ge/kenkyu-annai/specialist_curriculum.pdf

お問い合わせフォーム:

https://osaka.hosp.go.jp/form2/input.php

消化器内科HP:

https://osaka.hosp.go.jp/department/ge/index.html

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