スペシャリスト紹介Specialist

スペシャリスト一覧

大阪医療センターには1名の専門看護師、22名の認定看護師、6名のHIVコーディネーター、6名の臨床研究コーディネーター、11名の特定行為研修修了者が在籍しています。
専従での配属や各部署への所属など、勤務の形態は様々ですが、それぞれの専門分野の看護の質向上を目指して活動しています。

分野 人数 分野 人数
がん看護専門看護師 1 認知症看護認定看護師 2
がん放射線療法看護認定看護師 2 摂食嚥下障害認定看護師 1
緩和ケア認定看護師 1 脳卒中看護認定看護師 1
クリティカルケア認定看護師 3 慢性心不全看護認定看護師 1
集中ケア看護認定看護師 1 腎不全看護認定看護師 1
皮膚・排泄ケア認定看護師 4 HIVコーディネーター 6
感染管理認定看護師 3 臨床研究コーディネーター 6
糖尿病看護認定看護師 2 特定行為 外科系基本領域パッケージ 3
  特定行為 術中麻酔+術後管理コース 8

専門・認定看護師

がん看護専門看護師

櫻井 真知子

がんという命を脅かす病に侵された患者さんは、身体的な苦しみだけではなく、常に不安や恐怖、職場・家族・友人などの人間関係、治療費、自分の存在価値を考え苦悩されています。苦痛や苦悩を取り除くためのケアは、がん看護をするうえで最も重要な役割です。また、そのご家族においても同様に苦悩しており、ケアの対象となります。がん看護専門看護師は、少しでも苦痛を和らげることで、治療を完遂し最期の時まで患者さん・ご家族が希望を持って生きることを支えていきます。また、相談支援・放射線療法看護・化学療法看護・緩和ケアなどが、高い質を保ちながら全国に均てん化できるシステムを構築することや、教育活動・研究の推進と役割が多岐にあり、日々努力しています。

がん放射線看護認定看護師

三木 美子・林田 桃子

「放射線治療はこわい」と思われがちですが、放射線は身体に当たっても“熱い、痛い”など感じることはなく、1回の治療時間は10分程度で、高齢者や合併症のある方でも治療することができます。
がん放射線療法看護認定看護師として、患者さんそれぞれが感じていらっしゃる不安な声を聞きながら、患者さんが安心して治療に臨めるように、情報提供、治療環境の調整、精神的サポートなどを行っています。

緩和ケア認定看護師

齋藤 明音

緩和ケアは、病気に伴う苦痛(身体の痛みやしんどさ、不安や苦悩、医療費や療養場所の心配など)をやわらげ、QOL(生活の質)を向上するためのケアです。当院では、1名の緩和ケア認定看護師が、主にがん患者さんのケアに取り組んでいます。がん治療に関わる各がん関連の認定看護師と協力しながら、よい緩和ケアが受けられ、その人らしく過ごせるように、医師、薬剤師、MSW、心理士、栄養士、リハビリなど医療チームで支援しています。緩和ケアチームの一員として、また外来で看護実践しながら、スタッフ相談に応じ、指導をしています。患者さんのがん看護相談も受けておりますので、お困りのことがあれば、是非ご相談下さい。

クリティカルケア認定看護師

渡邊 由紀・山下 寿美子・垣内 友里

突然の発症で危機的状況におかれた患者さんの病態を理解し、個別性のある看護ケアの実践や生命の危機を乗り越え社会復帰を目指した看護を提供しています。同時に不安を抱いているご家族への精神面の支援を行っています。また、呼吸ケアラウンドやICLSコースを開催し看護の質向上に向けた活動を行っています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

滝本 光子・大西 淳子・湯室 順子・大澤 真琴

皮膚・排泄ケアは創傷/褥瘡(床ずれ)・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)・失禁を中心とした看護です。それらの問題に対して、専門的な知識や技術を用いて看護ケアを提供しています。

<創傷ケア>
疾患や治療に伴って生じた傷や皮膚のトラブルについて医師と協力しながらケアを行っています。
また、褥瘡については褥瘡対策チーム(医師・薬剤師・栄養士・療法士・看護師)で協力して取り組んでいます。

<ストーマケア>
オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)やそのご家族に、ストーマとともに生活していく上で知って頂きたことや習得して頂きたいこと、またストーマ周囲の皮膚のトラブルなどのケアを提供しています。入院中だけでなく外来でもサポートを行っています。

<失禁ケア>
排尿ケアチームによる排尿自立支援を行っています。また便や尿の失禁に伴って生じる皮膚のトラブルの予防やケアを提供しています。

感染管理認定看護師

坪倉 美由紀・洲本 師来・多田 優花

「感染管理」とは、患者さんやご家族、面会の方はもちろん医療従事者や病院を出入りするすべての方を感染から守る活動です。実働部隊として日々活動しているのはICT(感染制御チーム)で、医師、看護師、薬剤師、検査技師、事務の多職種メンバーで構成しています。感染管理認定看護師は、院内全体や所属部署の感染発症生状況を把握し、ICTと協力して、感染対策確認や指導、教育、マニュアルの整備やコンサルテーション活動等行っています。

糖尿病看護認定看護師

福山 雅代・佐藤 愛美

慢性疾患である糖尿病患者さんの思いや今までの経緯を把握し、身体・精神・社会面の全体像から患者に寄り添う看護を実践しています。
療養では患者さんが意欲を持ちつつ、セルフケア能力が高まり食事療法や運動療法、薬物療法が継続できるように介入しています。必要時には多職種と連携し、ご家族の協力体制を確認しながら、患者さんだけでなくご家族も支援しています。外来では、フットケア外来と糖尿病外来で、患者さんがセルフケアを継続できるように支援しています。

認知症看護認定看護師

太田 寛恵・長澤 朋子

認知機能の低下がある方は、環境の変化に敏感であり、住み慣れた場所では穏やかに生活することができても、非日常的な環境・治療・ケアに戸惑い、行動心理症状(BPSD)が現れることがあります。
認知症看護認定看護師は各病棟で診療にあたる医師、看護師、薬剤師、セラピストなどと連携し、「患者様の入院前の生活が退院後も同じように継続できること」を目標に、患者様が今、何に困っているのか、どのような関りがあれば困りごとが解決するのかを探り、病棟スタッフがケアに取り組めるように支援しています。

摂食嚥下障害認定看護師

藤井 蘭

病気や加齢により飲み込みがうまくできなくなり、むせやすくなることがあります。そのため入院前から食事状況や栄養状態の評価をすることで、誤嚥性肺炎や低栄養を予防し、入院後に安全な食事が提供できるよう、摂食嚥下チームや他職種と連携し入院前から退院を見据えて継続的に支援しています。また、口から食べることは栄養を補うだけでなくQOL(生活の質)に大きく関わってきます。そのため、すこしでも「楽しく・おいしく・安全に」食事ができるように食支援しています。

脳卒中看護認定看護師

江藤 亜希子

脳卒中は、突然発症し、そして後遺症によりその後の生活を大きく変えてしまうことのある病気です。発症のリスク因子は高血圧や糖尿病、脂質異常症、過度の飲酒や喫煙など生活習慣に関係することから、生まれつきの血管の状態や不整脈、加齢や遺伝など様々です。再発リスクの高い病気でもあり、まずは発症予防が重要です。
脳卒中看護では、突然の発症による衝撃の中にいる患者さん、ご家族を支えるとともに、退院後の生活を考えた支援が必要です。医師やリハビリ科、ソーシャルワーカーなど他職種で連携し、一歩先の今後の暮らしを見据えた看護を提供するために活動しています。

慢性心不全看護認定看護師

川﨑 みゆき

病気や加齢により飲み込みがうまくできなくなり、むせやすくなることがあります。さらに、これらを放っておくと誤心不全とは、心臓が悪いため息切れやむくみがおこり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。内服中断、日常生活の不摂生、過労、感染症などが原因で増悪を繰り返すため、薬物療法だけでなく食事療法や運動療法を日常生活に取り入れていく事が重要です。しかし、容易なことではないので、患者さんのQOLが維持できるよう、心機能や生活環境に応じた生活調整を考え、無理なく療養を継続できるよう困り事に寄り添い支援しています。

腎不全看護認定看護師

市川 誠

腎不全看護認定看護師はあらゆるステージにある慢性腎臓病患者さんに臨床推進力と病態判断力に基づいた質の高い看護が求められています。
その中で慢性腎臓病の病期に応じて腎障害の進行・重症化の予防や患者・家族の思いに寄り添い意思決定支援のサポートにチームで取り組んでいます。

コーディネーターナース

HIVコーディネーターナース

中濱 智子・東 政美・米田 奈津子・冨田 亜沙美・川上 絵理・河村 湖々

私達は、HIV/AIDSの患者様が、学業や仕事と療養生活を両立できるように、医師、薬剤師、ソーシャルワーカーやカウンセラーなどチームで支援をしています。HIV感染症は、治療の進歩に伴い長期療養が可能となってきました。患者様自身がうまく自己管理できることを目標に、日々の患者様の身体の辛さや社会生活での問題、精神的な不安や悩みなどに対応しています。また、HIV感染症について、まだまだ正しい知識が得られていないことも多く、正しい知識の普及や予防啓発について、研修会やポスター展示など、院内での活動だけに留まらず、院外にも出向きフットワーク軽く積極的な活動をしています。

臨床研究コーディネーターナース

羽田 かおる・辻本 有希恵・柚本 育世・三井 知子・福本 妃可里・宇野 恵利花

臨床研究コーディネーターは、臨床研究(人を対象とする医学系研究のこと)の開始前から終了までのすべてをサポートする専門スタッフのことをいい、Clinical Research Coordinatorの頭文字をとってCRCとも呼ばれています。
臨床研究のうち、国から薬として認めてもらうために、人に使ったときの効き目や安全性について調べる試験のことを「治験」といいます。当院では主に「治験」に参加してくださる患者さんが、治験への参加を検討される段階から終了まで、安心・納得して参加できるように、診察に同席し、体調の変化を注意深く観察し、不安や疑問が軽減できるように支援しています。またCRCは患者さんや医師だけではなく、薬剤科・臨床検査科・放射線科・事務部など様々な部門と関わり、臨床研究が円滑に実施できるように院内の調整をしています。

専門・認定看護師及びコーディネーター連絡会

令和6年度専門・認定看護師及びコーディネーター連絡会活動報告会

令和7年2月27日と28日の2日間にわけて、数年ぶりに対面で活動報告会を開催し、79名の参加がありました。
今年度は、「経営」「患者指導」「教育」「倫理」「広報」の5つのテーマで専門・認定看護師、コーディネーター各々が事例や活動内容を組み込んで発表しました。感染管理認定看護師は、「経営」をテーマに認定看護師としての活動が病院経営にどのように参画しているか、診療報酬や費用を具体的数値で示し報告を行いました。「倫理」をテーマに発表したがん看護専門看護師は、看護実践やカンファレンスの中で病棟スタッフとともに倫理的な視点をもちながら患者中心のケアを考えること、そして倫理的な課題を見逃さないようにする重要性について考えた事例を紹介しました。
今回、活動報告会の広報活動を強化することにより、看護学生や看護補助者(看護助手)にも興味をもって参加いただくことができました。次年度もスペシャリストとしての活動をとりまとめ、院内外に広く広報し、後進育成につなげていきたいと思います。

特定看護師

外科系基本領域パッケージ

城ケ原 周平・大西 淳子・森谷 伊緒里

現在3名の特定看護師が看護部/ICU/外科病棟で活躍しています。主な活動内容としては看護部として病院全体を組織横断的に創傷や褥瘡治癒に向け褥瘡対策チームの一員としてラウンドを行い医師や多職種と連携しながら創傷治癒に向けた介入を検討しています。またICUにおいてはドレーン抜去や中心静脈カテーテルの抜去、PICC挿入を主に行っています。外科病棟においては外科看護の向上に向けスタッフへのOJTやドレーン管理などを実践しています。また特定看護師として他部署との連携を深めるためにカンファレンスやICU退室後訪問の実践を行い各病棟との看護連携、特定看護師としてのフィジカルアセスメントを用い患者様の以上の早期発見に向けた関わりを実践しています。

術中麻酔+術後管理コース

松井 紀世美・若宮 衣里子・宇土 美賀子・渡邊 由紀・山下 寿美子・平畑 美和・鎌井 瑞稀・樽口 真希

術中麻酔+術後管理コースは、術中麻酔管理領域パッケージに加え、呼吸器関連と循環動態に係る薬剤投与関連の特定行為区分について履修しています。研修修了生は現在、手術室、救命、ICU、CCU病棟に配置され、チーム医療の要として医師の包括的支持のもと特定行為を実践しています。

看護師募集要項
病院施設見学会