看護師の特定行為研修
募集要項Requirements

看護師の特定行為研修 募集要項

看護師の特定行為について

当院で研修可能な特定行為と概要(令和8年度)

●外科系基本領域パッケージ
特定行為区分 特定行為
外科系基本領域パッケージ 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理) 中心静脈カテーテルの抜去
創傷管理関連 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
創部ドレーン管理関連 創部ドレーンの抜去
動脈血液ガス分析関連 直接動脈穿刺法による採血
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 脱水症状に対する輸液による補正
感染に係る薬剤投与関連 感染兆候がある者に対する薬剤の臨時の投与
術後疼痛管理関連 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
●術中麻酔管理領域パッケージ+術後管理コース
特定行為区分 特定行為
術中麻酔管理領域パッケージ 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸器からの離脱
動脈血液ガス分析関連 直接動脈穿刺法による採血
橈骨動脈ラインの確保
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 脱水症状に対する輸液による補正
術後疼痛管理関連 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
循環動態に係る薬剤投与関連 持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 侵襲的陽圧換気の設定の変更
非侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
人工呼吸器からの離脱
循環動態に係る薬剤投与関連 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整
持続点滴中の利尿剤の投与量の調整
●栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
特定行為区分 特定行為
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正
●精神及び神経症状に係る薬剤投与関連
特定行為区分 特定行為
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 抗けいれん剤の臨時の投与
抗精神病薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与

よくある質問

国立病院機構の施設からの受験も可能ですか?
国立病院機構の施設に限らず、受験していただけます。
大阪府以外の施設からの受験も可能ですか?
大阪府以外の都道府県からも受験可能です。
e learning は自分の施設あるいは自宅から受講できますか?
e learning は受講生が希望する場所で受講することが可能です。
ただし共通科目・区分別科目とも演習・実習(OSCE 含む)は当院で受講する必要があります。
e learning 受講に際し、パソコンの貸し出しなどは行っていますか?
大阪医療センターで受講する場合はパソコンを研修生に貸し出していますが、ご自身の施設や自宅で受講する場合には各自でご用意ください。
特定行為の指導者はどのような人ですか?
臨床経験7年以上、または「医師の臨床研修に係る指導医講習会」を受講している医師、「特定行為研修指導者講習会」を受講している特定行為看護師です。
他施設の研修生が大阪医療センターで臨床実習を行うことはできますか?
自施設もしくは関連施設や近隣地域で実習施設を確保していただくことを原則としています。難しい場合はご相談ください。
他施設の研修生が自施設で臨床実習を行うために何が必要ですか?
研修生が所属する施設で臨床実習を行うためには、国の指定基準を満たす協力施設になる必要があります。
詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000201676.pdf
他都道府県で通勤が困難な場合、臨床実習期間中、宿舎等を利用することはできますか?
ご利用いただけますが、宿舎の空き状況によっては入居できない場合もございます。
「外科系領域パッケージ」や「術中麻酔管理領域パッケージ+術後管理コース」の一部の特定行為を選択することはできますか?
令和7年度に受講可能な区分別科目は、「外科系領域パッケージ」、「術中麻酔管理領域パッケージ+術後管理コース」、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」、「精神及び神経症状に係る薬剤投与関連」の4つです。
「外科系領域パッケージ」と「術中麻酔管理領域パッケージ+術後管理コース」については、研修生の希望により一部のみ受講したり、組み合わせを変更することはできません。
すでに他の特定行為を習得し、今回、大阪医療センターの特定行為を新たに受講したい場合、共通科目の履修免除を受けることはできますか?
履修免除は可能です。所定の申請書で申し込んでいただき、手続きを行って下さい。

特定行為研修報告

開講式

令和7年度 看護師の特定行為研修の開講式を行いました

令和7年5月1日に、開講式を執り行いました。今年度は3期生として、外科系基本領域パッケージ4名、術中麻酔+術後管理コース2名、精神及び神経症状に係る薬剤投与関連2名の計8名(うち、院内生3名/院外生5名)を迎え、一人ひとりに入講許可書が授与されました。

続いて松村院長からは「働きながら学ぶということは苦労も多いと思いますが、研修を修了したのちには、チーム医療の要として、習得した知識・技術を惜しみなく発揮されることを期待しています」と研修生に激励の言葉が述べられました。

また、研修生代表者からは、「地域・施設に貢献しうる有能な看護師になるべく、研修に精励します」と宣誓がなされました。

当院では今後も看護師の特定行為研修の実施を通じて、安全な看護、医療の発展に貢献する看護人材育成に取り組んでまいります。関係者の皆様にはご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

e-learning受講風景

  • 修了試験の様子

    <修了試験の様子>

  • 演習の風景

    <演習の風景>

  • グループワークの様子

    <グループワークの様子>

5月から、いよいよ研修が開始しました!まずは共通科目のe-learningを受講。職場のみならず自宅でも受講いただけるため、計画的かつ、自分のペースで学習を進めることが可能です。また、科目ごとに確認テストが設定されているため、その都度、知識の確認を行うこともできます。

演習・実習風景

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 OSCE

    <呼吸器(気道確保に係るもの)関連 OSCE>

  • 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 実技練習

    <呼吸器(気道確保に係るもの)関連 実技練習>

  • 動脈血液ガス分析(実技練習)

    <動脈血液ガス分析(実技練習)>

週1~2回、集合研修(演習・実習)を行っています。講義で学んだことを踏まえて、指導者とともに、ディスカッションや質疑応答を行うことで、理解を広げる良い機会となっています。臨地実習に向けて、他施設の研修生とも情報共有を行い、切磋琢磨しながら研修に励んでいます。

修了式

令和6年度 看護師の特定行為研修 修了式を執り行いました

3月10日に、令和6年度看護師の特定行為研修修了式を執り行いました。
当院で実施している「外科系基本領域パッケージ+創傷管理コース」、「術中麻酔管理領域パッケージ+術後管理コース」を終えた研修生6名一人ひとりに、松村院長より修了証書が授与されました。
松村院長からの式辞では、「習得した知識、技術を惜しみなく発揮し、みなさんのこれからの活躍により後に続く看護師が一人でも増えるよう、良いモデルとして活躍してほしい」との激励の言葉が研修生に贈られました。
修了生代表者からは「チーム医療の要として、役割モデルとなり今後一層の看護業務に励む」と、力強い宣誓がなされました。

当院では今後も看護師の特定行為研修の研修機関として、安全な看護、医療の発展に貢献する看護人材の育成に取り組んでまいります。

看護師の特定行為研修修了者

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