令和2年7月に、九州地方を襲った豪雨は熊本、大分両県を中心に大規模な被害をもたらしました。
総雨量は1000ｍｍを超える記録的な大雨となり、河川の氾濫による冠水や浸水が広範囲に発生しました。今も避難生活をされている方も多く、学生は何かできることはないかと考え、学生の自治会が中心となり募金活動を計画し実施しました。学生は募金がたくさん集まるよう願いをこめて、かわいく募金箱を作成しました。その甲斐もあり多くの学生が募金箱の前に足を止め、心のこもった募金が集まっています。大阪医療センターは災害拠点病院でもあり、附属の学校として学生にも日頃から災害について関心をもち、災害がもたらす身体的・精神的影響を考え被災された方の思いに寄り沿うことができる看護師になってもらいたいです。今回の活動は自主的に学生が計画し行ったことであり、災害に対する関心や思いやり、人間愛が芽生えていると感じ、教員一同嬉しく思っています。これからも学生が自主的に考え行動できるよう支援していこうと思います。最後になりましたが、被災された方々の1日も早い復興と支援されている医療者やボランティアの方々の健康を心よりお祈り申し上げます。