院内の飾りつけをしました
2020年11月18日
学校に隣接する大阪医療センターの外来掲示板をお借りして、9月の飾りつけをしました。患者さんやご家族の方々に季節を感じていただけるように、お月見と秋の七草をテーマにしました。
今年は、夏の猛暑も長い期間続き、また新型コロナウィルス感染防止のため、あまり外出することができない状況でした。患者さんに秋の訪れを感じ、心を和ませていただきたいという思いを込めて作成しました。
作成にあたり、普段はあまり触れることもない和歌や俳句を調べました。その中で正岡子規の『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』という俳句は柿の鮮やかな色彩と秋の法隆寺の美しい紅葉が連想されます。患者様に秋の鮮やかな、そして懐かしい風景をお届けしたいと思って選びました。秋の七草があることは今回、調べてみて初めて知りました。秋の七草の一つである尾花はススキの別名であり、お月見には欠かせない飾りの一つです。花言葉には“生命力”や“活力”があり、改めてその姿から、しなやかな力強さを感じました。
また五感で秋を楽しんでいただこうと、ボタンを押すと虫の音が楽しめるカードを設置しました。
展示してすぐに、外来受診中の患者様が次々に足を止めて笑顔で観て下さる様子を見てとても嬉しく思いました。患者様の笑顔に私達はとても癒されました。
これからも日常に目を向け、多くの発見をしていきたいと思います。