看護基本技術実習Ⅱを終えて
2021年02月10日
第74回生1年生 学生代表
74回生1年生は1月にクラス毎に分かれて5日間の看護基本技術実習Ⅱを行いました。今回の実習では、初めて患者さんにバイタルサイン測定や援助を行わせて頂きました。実習前は、患者さんに関われることが楽しみであるとともに、上手くできるか不安や緊張でいっぱいでした。
実習前研修では、事例を基に患者さんに必要な援助をグループで話し合い、計画を立案しました。その後、学内で先生に患者役をして頂きロールプレイを行いました。
入学してから学んだ様々な援助を、安全安楽に患者さんに提供できるように、朝や昼、放課後の時間を使って技術練習に励み、事前準備を沢山して実習に臨みました。
実習では、受け持ち患者さんとコミュニケーションを取らせて頂き、必要な援助を考えました。導き出した援助を、実習指導者さんにご指導頂きながら実施しました。同じ疾患で入院されていても、患者さんの背景は様々でした。その為、同じ援助でも目的や方法、注意点が患者さんによって異なりました。患者さんに必要な援助を、患者さんに合った方法で行うためには、常に関心を持って関わり、患者さんを理解することが大切であると学びました。また、患者さんを理解する為にコミュニケーションはとても大切となりますが、患者さんのそばに何度も行けば良いということではありませんでした。日々変化する状態を観察し、タイミングを見て声を掛け、目的を持ったコミュニケーションを図ることが大切であると学びました。
5日間という短い期間でしたが、病院や学校の先生方が調整して下さり、私達は多くのことを学ぶことができました。今回の実習を通して、看護という仕事にますます魅力を感じ、看護師になりたいという気持ちがより強くなりました。できたこと、できなかったことを真摯に受け止め、今後関わる患者さんへ安全安楽な技術を提供するために、研鑽を積みたいと思います。
コロナ禍でありながらも、実習を受け入れて下さった患者さんや病院スタッフの方々に深く感謝申し上げます。