大阪医療センター

専門・認定看護師紹介

大阪医療センターには38名の様々な専門性をもった認定看護師とコーディネーターナースが在籍しています。
専従での配属や各部署への所属など、勤務の形態は様々ですが、それぞれの専門分野の看護の質向上を目指して活動しています。

がん化学療法看護認定看護師

安原 加奈 馬場 奈央

がん化学療法は外来での治療が主流となってきているため、外来化学療法室で、がん化学療法を受ける患者さん・ご家族が安心・納得して治療にのぞむことができるよう支援しています。治療中は、安全に行えるよう点滴を管理し、副作用や治療継続による生活への支障を最小限とし、できる限り今までと同じ日常が送れるよう医師や薬剤師とも協力し、患者さん・ご家族へ支援しています。副作用については、患者さん自身でのケアも必要となるため、生活の中で行えるセルフケアについて、患者さんと一緒に考えながら支援しています。また、化学療法に携わる病棟看護師への勉強会やカンファレンスへの参加・入院治療中の患者対応なども実施し、質の高いケアが提供できるように取り組んでいます。

がん性疼痛看護認定看護師

井出 恭子

がんの痛みの治療は、主に医療用麻薬による薬物療法です。患者さんが安心して、治療に臨めるように支援しています。医療用麻薬を使用しながら社会復帰される患者さんや、持続ポンプを用いながら在宅治療される患者さんなど様々です。がん患者さんが抱える痛みの総合的評価と、患者さんにあった個別的なプランを立案し、ケアを提供しています。病気による不安や社会的問題などは、痛みを感じやすくしたり、痛みを増強させたりします。それぞれのがん性疼痛認定看護師が、病棟と緩和ケアチームにわかれ、診断時期から終末期まで、患者さんとご家族がその人らしく過ごせるように支援しています。患者様やご家族の笑顔が見られるよう、力を合わせて取り組んでいます。

がん放射線看護認定看護師

三木 美子

「放射線はこわい」と思われている方は多いと思いますが、放射線治療は安全に実施すれば怖い治療ではありません。放射線は身体に当たっても”熱い、痛い”など感じることがなく、1回の治療時間は10分程度で、高齢者や合併症のある方でも治療することができます。がん放射線療法看護認定看護師として、患者さんそれぞれが感じていらっしゃる不安な声を聞きながら、患者さんが安心して治療に臨めるように、情報提供、治療環境の調整、精神的サポートなどを行っています。また、痛みのある患者さんには、治療時に痛みが増強しないよう、鎮痛剤の調整や治療時の体位を工夫するなど、患者さんが安全・安楽に治療を受けることができるようにサポートしています。そして、副作用の予防やケアを行いながら、予定された治療を最後まで受けて頂けるように取り組んでいます。

感染管理認定看護師

坪倉 美由紀 洲本 師来

「感染管理」とは、患者さんや面会者、医療従事者はもちろん、病院を出入りするすべての人を感染から守る活動で、この活動を中心となって行っているのは、医師、看護師、薬剤師、検査技師、事務員の多職種で構成された感染制御チーム(ICT)です。また、看護部には各部署1名感染リンクナースが任命され、感染対策担当者として活動を行っています。当院には3名の感染管理認定看護師が在籍しており、ICTや感染リンクナースとともに、感染症発生状況の把握や、感染対策の確認、教育、マニュアルの整備等取り組んでいます。

緩和ケア認定看護師

齋藤 明音 道川 綾加

緩和ケアは、病気に伴う苦痛(身体の痛みやしんどさ、不安や苦悩、医療費や療養場所の心配など)をやわらげ、QOL(生活の質)を向上するためのケアです。当院では、2名の緩和ケア認定看護師が、患者さんのケアに取り組んでいます。がん治療に関わる各がん関連の認定看護師と協力しながら、よい緩和ケアが受けられ、その人らしく過ごせるように、医師、薬剤師、MSW、心理士、栄養士、リハビリなど医療チームで支援しています。緩和ケア外来や緩和ケアチームの一員として、外来で看護実践しながら、スタッフ相談に応じ、指導をしています。患者さんの看護相談も受けておりますので、お困りのことがあれば、是非ご相談下さい。

救急看護認定看護師

渡邊 由紀 山下 寿美子

急性期から病態を理解して個別性のある看護ケアを実践し、生命の危機を乗り越え社会復帰を目指した看護を提供しています。また、突然の発症で危機的状況におかれた患者さんとご家族への精神面の援助を行っています。職員に対しては、院内勉強会への参画、相談を受けフィジカルアセスメントや画像を見ながら根拠に基づいた看護実践の指導や救急場面でのトレーニングを行っています。当院は、災害拠点病院のため、被災者の受け入れ看護師の育成や被災地での派遣看護師として実務訓練を重ねています。

集中ケア認定看護師

馬場 和美 宮下 大介 布施 ひとみ

集中治療が必要な患者様の病態をアセスメントし、的確な判断で異常の早期発見や重篤化の回避に努め、看護を提供しています。また、二次合併症の予防及び早期リハビリテーションを実践して、早期回復への援助やご家族の精神的なサポートを行っています。院内看護師スタッフへの指導や相談では、救急看護認定看護師と連携して、病態のアセスメント能力および看護実践力の強化を目的とした「フィジカルサポートチーム」や人工呼吸器の早期離脱を目指して「呼吸ケアチーム」で活動しています。

糖尿病看護認定看護師

福山 雅代

当院では、1型糖尿病専門外来、フットケア外来、糖尿病透析予防外来の専門外来を行っています。大切していることは、患者様の想いや今までの経緯を尊重しつつ、患者様に寄り添う看護です。食事・運動・薬物療法(ポンプ療法を含む)の支援時には、それぞれの患者様が継続できる方法を患者様と一緒に考えながら介入を行っています。

乳がん看護認定看護師

四方 文子

初回乳がんや他のがん告知を受ける患者さんの診察に同席し、告知後の追加説明、精神的サポート、治療導入時のセルフケア支援指導、転移・再発時についての相談など、継続支援として『がん看護相談』を行っています。近年は、乳がん罹患者の若年化に伴い、治療以外にも治療前に、妊娠・出産などの情報提供や相談などの対応をしています。また、保険適応となった再建手術の説明も行っています。入院中の患者さんに向けて、病棟で「乳腺なんでも相談会」を開催し、患者さんの相談に応じています。また、リンパ浮腫予防に対するセルフケアの方法を指導しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

大西 淳子 大澤 真琴

皮膚・排泄ケアは創傷/褥瘡(床ずれ)・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)・失禁を中心とした看護です。それらの問題に対して、専門的な知識や技術を用いて看護ケアを提供しています。
<創傷ケア>
疾患や治療に伴って生じた傷や皮膚トラブルについて医師と協力しながらケアを行っています。
また、褥瘡については褥瘡対策チーム(医師・薬剤師・栄養士・理学療法士・看護師)で協力し取り組んでいます。
<ストマケア>
オストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)やそのご家族に、ストーマとともに生活していく上で知って頂きたいこと、またストーマ周囲の皮膚トラブルなどのケアを提供しています。入院中だけでなく外来でもサポートを行っています。
<失禁ケア>
便や尿の失禁に伴って生じる皮膚のトラブルの予防やケアを提供しています。

慢性心不全看護認定看護師

上 みゆき

心不全は、高血圧・虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)・弁膜症などの様々な循環器疾患の経過で発症し、完治に至らない慢性疾患です。 内服の中断、日常生活の不摂生、過労、感染症などが原因で増悪を繰り返し、徐々に心臓の機能は低下していきます。そのため、増悪を繰り返さないように、薬物療法だけでなく、食事療法、運動療法を継続していくことが重要です。慢性心不全看護認定看護師として、患者さんやご家族の病気の捉え方や困り事、生活環境を把握し、病態を悪化させないような生活の調整や工夫を考え、実践できるように支援しています。患者さんやご家族が無理なく療養を継続し、QOLを維持できるよう、多職種や地域のスタッフの方々との連携、外来看護師との連携を図り、継続看護が充実できるよう活動しています。

認知症看護認定看護師

太田 寛恵

日本は2025年には約700万人、65歳以上の5人に1人が認知症になると言われています。当院では、認知症を専門にする診療科はありませんが、平成30年4月に医師・医療相談員と協同して認知症ケアチームを立ち上げました。認知機能の低下がある方は、環境の変化に敏感であり、住み慣れた自宅では穏やかに生活することができても、非日常的な環境・治療・ケアに戸惑い、行動心理の症状が現れることがあります。認知症ケアチームでは、各病棟で日常診療にあたる看護スタッフと連携しながら、行動心理症状の予防や改善を目指して、患者さんが何に困っているのか、どんな関わりがあれば落ち着くことができるのかを探りながらケアに取り組んでいます。急性期病院での治療を必要としている高齢者の方が、安心して治療を受けることができ、1日でも早く笑顔で元の生活に戻れるよう支援していきます。ご本人はもちろん、ご家族からの相談も受け付けておりますので、外来通院中からでも、何か気になることがあれば是非ご相談ください。

HIVコーディネーターナース

中濱 智子 東 政美 米田 奈津子 佐井 木梨花 富田 亜沙美

私達は、HIV/AIDSの患者さんが、学業や仕事と療養生活を両立できるように、医師や薬剤師、ソーシャル・ワーカーやカウンセラーなどチームで支援をしています。HIV感染症は、治療の進歩に伴い長期療養が可能となってきました。患者さん自身がうまく自己管理できることを目標に、日々の患者様の身体のつらさや社会生活での問題、精神的な不安や悩みなどに対応しています。また、HIV感染症について、まだまだ正しい知識が得られていないことも多く、正しい知識の普及や予防啓発について、研修会やポスター展示など、院内での活動だけに留まらず、院外にも出向きフットワーク軽く積極的な活動をしています。

臨床研究コーディネーターナース

羽田 かおる 辻本 有希恵 柚本 育世 瀬野 千亜紀 金 順姫 齊藤 友香 奥村 葵美 名畑 優保 滝尾 愛莉

臨床研究コーディネーターは、臨床研究(人を対象とする医学系研究のこと)の開始前から終了までのすべてをサポートする専門スタッフのことをいい、Clinical Research Coordinatorの頭文字をとってCRCとも呼ばれています。臨床研究のうち、国から薬として認めてもらうために、人に使ったときの効き目や安全性について調べる試験のことを「治験」といいます。当院では主に「治験」に参加してくださる患者さんが、治験への参加を検討される段階から終了まで、安全・納得して参加できるように、診察に同席し、体調の変化を注意深く観察し、不安や疑問が軽減できるように支援しています。またCRCは患者さんや医師だけでなく、薬剤部、臨床検査科、放射線科、事務部など様々な部門と関わり、臨床研究が円滑に実施できるように院内の調整をしています。