令和6年度 看護部目標
<スローガン>新たなチャレンジ
1.信頼される看護を提供する
2.職場環境を整え、ワークエンゲージメントを高める
3.主体的に学び、専門性を高める
4.効率性を追求し、病院経営に貢献する
看護体制
実際に、病院で働くとなった時に心配なのは看護体制ですね。
大阪医療センターでは、2交替の勤務体制を採っています。
それぞれの勤務体制の特殊性をご紹介します。
病棟紹介
西5階(産科、婦人科、小児科)
産後ケアにも力を入れています
女性病棟であることの特性を活かし、婦人科、その他のあらゆる科の女性患者に対応させて頂いています。また、産科は妊娠期から出産、産褥、育児に至るまで継続看護を行っています。産後ケア事業では生後6か月までの乳児の受け入れも行い、母乳や育児の相談など行っています。他院で出産した方にも利用していただき大変好評を得ています。
ご家族皆さんの心に残るお産になるように病棟スタッフ一同心を込めてサポートしています。
西6階(整形外科、小児科)
温かい看護を提供します!
小児科・整形外科・総合診療科の病棟です。
小児科の主な疾患は、季節性の感染症・川崎病です。各診療科の患児の受け入れも行っています。保育士と連携し、患児の成長・発達に応じた看護を提供しています。
整形外科の主な疾患は、関節疾患・脊椎疾患などで、手術目的で入院される患者さんが大半です。患者さんが安心して手術に臨み、不安なく退院後の生活が送れるよう、多職種と連携した看護を提供しています。
小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんが入院されており、幅広い知識と技術の習得に努めています。
CCU
“患者さん目線”を大切にしながら、安全・安心の看護を提供
CCUでは、超急性期の患者さんが一日も早く生命の危機的状態から離脱できるようクリティカルケアを行っています。
西8階(糖尿病・内分泌内科、血液内科、感染症内科、血友病科)
患者・家族・スタッフ
みんな“笑顔”になる看護の提供
内科混合病棟で、HIV/AIDS・糖尿病・白血病やリンパ腫などの疾患をもつ患者さんが入院されています。
感染症内科では、HIV/AIDSによる、日和見感染症の急性期対応や抗HIV薬の導入、感染予防に対する支援を行っています。また、糖尿病内科では、教育入院のプログラムに基づき、食事や運動などの日常生活指導やインスリン導入の手技獲得などを支援しています。血液内科は、確定診断の為の検査やその後の化学療法を受ける患者さんの看護をおこなっています。内科疾患は、長く付き合っていくものが多く、治療に対する看護はもちろん、退院後の生活を見据えた看護を大切にしています。
西9階(泌尿器科、消化器外科、呼吸器外科)
優しいココロで寄り添う看護
消化器外科、泌尿器科の病棟です。平均50件/月の手術があります。がん患者さんが多く、化学療法中の看護や周手術期・終末期までがん患者さんに寄り添う看護をしています。病棟には、皮膚・排泄ケア認定看護師、排尿ケアチームメンバーも在籍し、質の高い看護ケアの提供をしています。またストーマケアなど看護の充実のため病棟内でスタッフの教育体制を整えています。退院後訪問も積極的に行い、継続看護を実施しています。常に優しいココロで看護を実践しています。
西10階(耳鼻咽喉科、皮膚科、口腔外科、呼吸器内科、形成外科)
元気に笑顔で、チーム医療
多くの診療科の患者さんに看護を提供しています。月50例の手術を受けながら、がんの診断期、化学療法、放射線療法、さらには終末期の患者さんに寄り添う看護を行っています。幅広い知識と技術が求められる一方で、マイナーな診療科の看護を高めるために日々努力しています。どのような疾患、どのような病期であっても、患者さんひとり一人に寄り添って、最善の医療が提供できるように多職種と連携してチームで取り組んでいます。
西11階(眼科、腎臓内科、総合救急部、総合診療科)
退院後の生活を見据えた看護の提供
眼科・腎臓内科・救命科の後方病棟です。視力障害や透析導入となる患者さんは大きな不安を抱えている方が多数です。安心して治療が受けられるよう患者さんの生活に合わせた指導を行い退院後の生活を見据えた看護を提供しています。救命救急センターの患者さんは予期せぬ緊急入院となり意識障害など様々な理由で退院後の療養先の検討が必要となります。多職種と連携し、継続して看護が提供できるよう調整を行っています。
東5階(婦人科、乳腺外科)
多職種で患者さんの意思を支援する
レディース病棟です。主に、乳腺外科・婦人科疾患のがん患者さんが多く入院されています。手術療法、化学療法、放射線療法などの治療を受けられる患者さんが安心して治療に臨めるように、受け持ち看護師を中心にチーム看護をしています。がんは経過が長く、慢性疾患の一つと言われるようになってきています。
私たち看護師は、がんとともに生きようとする患者さんに寄り添い、「その人らしく生きる」ことを支えられるように、多職種と協力しながら、日々看護しています。
東6階(整形外科)
いつも笑顔でケアを実践
主に骨・関節・神経系の疾患に対して、手術療法やリハビリテーションを実施しています。
入院早期より医師、理学療法士、退院支援看護師、ソーシャルワーカー等と協働し、患者さんがイキイキとした表情で社会復帰ができるように、退院支援を行っています。
また、生活に必要な準備を行うために、患者さんやご家族の意向や希望に沿えるように訪問看護師やケアマネージャー等と連携して取り組んでいます。
東7階(循環器内科、心臓血管外科)
Heartに寄り添ったケアの実践
循環器疾患に特化した病棟です。
東7階では、急性期~慢性期の経過を辿る患者さんに多職種で連携し、個別性に合わせた生活・薬物・食事指導・心臓リハビリテーションを実施しています。患者さんの思いに寄り添い、多職種で関わりながら治療を進めています。循環器の専門的知識や技術を習得できるように医師や看護師から勉強会でサポートしています。
東9階(消化器外科、呼吸器外科)
みんな元気にチームで看護
大腸がん・肝臓がん・胃癌・肺がんなど消化器外科・呼吸器外科の手術目的や化学療法・放射線療法・栄養管理・緩和ケア目的で入院される患者さんの看護を行っています。また減量代謝改善手術目的で入院される患者さんの看護も行っています。創部管理やドレーン管理、ストーマ管理などを行い、患者さんが早期に社会復帰できるように多職種で協働し、患者さんに合わせた医療が提供できるよう努めています。
東10階(消化器内科)
チームで実践!丁寧な看護を!!
消化器内科の病棟です。早期癌粘膜下層剥離術(ESD)やポリープ切除、総胆管結石除去などの内視鏡治療、ラジオ波焼灼術(RFA)や肝動脈塞栓術(TACE)などの肝臓治療が行われています。また、消化器疾患の悪性腫瘍に対して放射線治療や化学療法が行われています。
診断期から終末期まで様々な病期の患者さんが入院されており、他部門とも連携して検査や治療を受ける患者さんの不安の軽減が図れるよう心がけています。
東11階(脳神経外科、脳神経内科、SCU)
成功体験から患者さんも看護師も笑顔に!
脳卒中集中治療室(SCU)が併設している病棟です。主に脳血管疾患の患者が入院され、手術療法、脳血管造影・治療、化学療法、放射線療法など様々な治療を行い、急性期から終末期まで幅広い看護を実践しています。また、摂食嚥下機能障害を合併する患者が多く、多職種と連携しながら、残存機能の維持、向上ができるようにOneTeamで医療、看護の提供を行っています。急性期治療が落ち着くと、リハビリ期に入ることが多く患者の日常生活の再構築や社会復帰に向けての退院支援を積極的に行っています。
救命救急センター
断らない救急
救命救急センターは、病床数26床(ICU7床、HCU19床)を有し、24時間断らない救急をモット-に、一次から三次救急の初療室対応・入院受け入れを行っています。対象となる疾患は、重症外傷・脳疾患・心疾患・急性薬物中毒など多岐にわたります。
看護師は、超急性期の患者さんの微細な変化を見逃さないようにフィジカルアセスメントを行い、多職種と連携し回復へ向かうための看護を行っています。身体的側面への援助だけでなく、予測しない状況で受傷した患者さんとご家族の方々の精神的援助や社会的支援など、安心した入院環境が整えられるように日々奮闘しています。
ICU
集中治療を必要とする患者さんを全力で看護します
ICUは、開心術・開頭術・開腹術など様々な侵襲の大きい全身麻酔手術を受ける患者さんや、病状が変化しやすく集中治療が必要な患者さんを受け入れています。病状が不安定な時期の全身管理と異常の早期発見をおこないながら、苦痛の多い時期の安楽の援助を通して回復に導ける様に援助しています。さらに患者さん同様にご家族の不安も大きな時期であるため、両者を支えることを常に考えながら看護を実践しています。
日々の知識と技術の研鑽に努め、多職種と協働しICU看護師として果たすべき役割を常に全員で考えています。
手術室
“笑顔”で取り組むCareの実践!
手術室は、15の診療科が12室に分かれて手術を行っています。ダヴィンチ(ロボット)手術も主流になり、2022年度の手術総件数は6548件でした。「断らない手術」を掲げ、24時間体制で緊急手術に対応しています。医師や臨床工学技士など多職種と連携を図り、チーム一丸となって高度かつ最先端の手術を行っています。経験豊富なスタッフも多く、充実した教育体制を整え、新人看護師のサポートを行っています。
救急外来
断らない救急の実現に向けて
「断らない救急」をスローガンに、救命救急病床との連携を継続して24時間いつでも患者を受け入れる体制を整えています。
JNPや医師など多職種と協働し、患者の兆候を見逃さず適切な初期対応と患者の状態を正しく迅速に見極められるような救急看護を目指しています!
外来
安心・安全・丁寧な切れ目のない看護
当院の外来は40診療科、内視鏡室、化学療法、放射線療法、手術などの治療部門を有し、1日約1000人の患者が受診されます。治療の始まりである外来では、患者さんが安心して診察や検査・治療を受け、病気の診断告知や治療の選択場面等において、患者さんが意思決定を行えるように支援をしています。また、「住み慣れた地域で、その人らしく最後まで暮らす」ことができるように、地域連携も強化し、切れ目のない看護を提供できるように努めています。