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研修医日記(令和3年)

令和3年1月 古谷 祥吾

研修医2年目の古谷です。当院の研修に関する話は他の研修医が十分に書いてくれていますので、少し暗い話ではありますが、コロナ禍の中で初期研修がどのように変化したかを記載します。

まず研修医の重要な責務である2次救急での当直ですが、救急患者数は明らかに減少しています。これは患者さんの受診控えによる影響も考えられますが、新型コロナウイルスの影響で病床数やスタッフの数が不足しており、応需(救急隊から患者さんを受け入れること)ができないケースが多くなっていることが原因の一つかもしれません。大変心苦しい状況で、医療崩壊の足音が近づいてくるのを感じる毎日です。

次に日々の病棟業務ですが、これはローテートしている診療科にもよりますが、上記と同じ理由で病棟患者も減少しており、受け持ち患者さんが少なくなっています。一人一人の患者さんの疾患に対してより深く掘り下げて勉強できるメリットはあるものの、経験症例数が少なくなることは物足りなさも感じます。

また他の研修医の多くが書いているように、当院は研修医の同期の仲が良く、立地も良いことから勤務後の楽しみは多かったのですが、それも今はstay home、家と病院を往復する毎日です。そうこうしているうちにもうすぐ後期研修が始まると、せっかく仲良くなった同期たちと離れると思うと、残念な気持ちです。

まだまだ挙げるとキリがありませんが、今は我慢の時、医療従事者として感染対策を十分に行い、医療崩壊を食い止めるべく、粛々と残りの研修医生活を頑張っていこうと思います。

令和3年2月 前田 夏奈

大阪医療センター初期研修医2年目の前田夏奈と申します。あと少しで初期研修の2年間が終わろうとしている今、個人的に思うことを記させていただきます。この研修医日記が当院を研修病院に考えておられる方に少しでも参考になれば幸いです。

学生の頃の私が当院を研修病院に選んだ理由の一つに、出身大学の病院から抜けて新しい環境に身を置きたかったというのがありました。当時志望科は未定でしたが、将来は大阪府内の市中病院で働きたかったので、初期研修から阪大の関連病院に行くのが3年目以降を考えた時に都合が良いかなと思ったという理由もあります。基本的にどの診療科も阪大医局のため、上の先生も同期の研修医も阪大出身の方が多く、他大学出身の身としては少々不安がありましたが、実際は疎外感を感じることなく働くことができているので特に心配いりませんでした。

研修に関して、他の病院と比べ必修診療科が多い分、研修医に最低限求められる業務はそこまで多くなく、どの科もオンコールなく休みの日に呼び出されることはありません。当直明けも基本的にお休みです。しかしやる気さえあれば色々経験させてもらえるので、自分のペースで研修を行うことができとてもありがたいです。
研修医のメイン業務である当直は、1年目研修医と2年目研修医の2人で回しています。もちろん相談できる上の先生は病院にいらっしゃいますが、walk inも救急車の搬送も基本的に研修医2人で診ることになるのですごく力がつきます。たくさん失敗もしてきましたが、この病院でしか得られなかった経験だと思っているので、当院で研修をして非常に良かったと思う理由のうちの一つです。

最後に、当院の初期研修医は1学年の同期の数が14人と比較的多いのですが、賑やかで刺激的で楽しかったです。研修医室は1年目も2年目も一緒で、それぞれ自分のデスクとパソコンが与えられています。広くて自由で快適です。

研修病院はたくさんありどうしようか迷ってしまいますが、実際のところ、最終的に私は病院見学に行って研修医の雰囲気に惹かれて当院を志望しました。研修医の雰囲気というのも病院によって意外と違うので、ぜひ一度、実際に当院の雰囲気を感じに病院見学にいらしてみてください。

令和3年3月 松尾 剛明

初期臨床研修2年目の松尾剛明と申します。
初期臨床研修医として働き始めた時には想像もつかなかったCOVID-19の流行などがあり、目まぐるしく社会環境が変化する中、日々精一杯研修医生活を送っております。
この研修医日記では、私が当院で研修を受けてきた中で良いと感じた点と研修医生活について書きたいと思います。

①研修で良いと感じた点
当院には多くの科が揃っているため、日々の仕事において何か困った時にはすぐに相談できる先生方がおられるということが挙げられます。日中の入院患者に対する治療について悩んだ時は、各科の先生方にコンサルテーションを行うことができますし、救急外来の当直中においても、心疾患、脳疾患、三次救急疾患が疑われた際は、すぐに心当直、脳当直、救命当直の先生方にコンサルテーションを行うことができます。また、放射線診断科の先生方が、素早く画像読影をしてくださるので、救急外来症例についてすぐに振り返りを行うことができます。さらに、当院には臨床経験豊富な診療看護師(JNP)の方々がおられ、初期研修医が学ぶべき様々な診療技術や初期治療について教えてくださいます。このように、多面的な角度から日々学ぶことができるのは、多くのスタッフに恵まれているからこそ成し得る最大のメリットだと思います。
また、当院はコメディカルのスタッフにも相談しやすい環境にあります。入院患者に対する治療薬の選択に悩んだり、薬の飲み合わせについて気になった時には、日中・夜間を問わず、いつでも薬剤師の方に相談できますし、各種画像検査について分からないことがあれば、診療放射線技師にすぐに相談することができます。特に初期研修を始めたばかりの頃は、右も左も分からないことが多いですが、どんなに些細なことでも快く教えてくださいます。このように、困った時は24時間いつでも相談できるコメディカルのスタッフにも恵まれていることが当院の大きな魅力の一つであると思います。

②研修医生活
初期研修は代々、自由闊達な雰囲気が継承されておりますので、自分が興味を持った内容について、とことん掘り下げて勉強することができます。研修医みんなが一丸となって、一つのことを成し遂げるというよりも、各々が好きな分野をそれぞれの自由なペースで学んで行くといった感じです。また、研修医を対象にしたレクチャーのみならず、院内で多くの講演会や勉強会も開催されていますので、自己研鑽に励むことができます。研修医生活は病院ごとに様々であり、それぞれ特色がありますので、将来当院にて研修を行いたいと考えておられる医学生の方々は、まずは見学に来られることをお勧めします。見学に来られた際の雰囲気がまさに将来の自分の置かれる環境に近くなると思います。どの科の見学もスケジュールに余裕を持たせてくれているので、科の見学の合間に研修医ルームへ話をしに来られる方が多いです。研修医ルームで研修医より一歩踏み込んだ話を聞き、最終的に受験するかどうかの判断材料の一つにしている方が多いように思います。

当院ホームページをご覧になられた皆様が、将来希望される病院にて研修を受けられますことを、心より願っております。

令和3年4月 渡會 皓介

新年あけましておめでとうございます。初期研修医2年目の渡會と申します。入職してから早いもので1年9ヶ月が経ち、初期研修医としては3ヶ月を残すのみとなりました。

当院の特色である必修科の多さや、当直体制、3次救急については他の研修医が詳しく書いているのでそちらをご参照いただくとして、私からは内科研修について述べさせていただきます。当院では内科は循環器内科と消化器内科を各2ヶ月、総合内科I(糖尿病内科・腎臓内科・呼吸器内科)と総合内科II(脳卒中内科・血液内科・総合診療科)を各2ヶ月の計8ヶ月間研修します。循環器内科は冠動脈造影検査や経皮的冠動脈形成術、アブレーション、消化器内科は消化管内視鏡やラジオ波焼灼療法、脳卒中内科では血栓回収などを多数の手技をアクティブに行っています。糖尿病内科では1型糖尿病の診療を数多く行っておりインスリンポンプも積極的に導入しています。腎臓内科では透析導入や電解質異常を、呼吸器内科や血液内科では化学療法について深く学べました。総合診療科では他科以上に患者の社会的背景に寄り添って様々な調整を経験できました。内科研修全体を通じて心不全管理や血糖コントロール、電解質補正、抗菌薬の選択など多くのことを任せてもらえるのですごく勉強になりました。もちろん上級医の先生方も優しい先生方ばかりなので困ったことがあったらいつでも教えてもらえる体制も整っています。

他の診療科でもとても充実した研修生活を送ることができるので、ぜひ一度気になる診療科の見学に来て、研修医の話を聞いたり自分の眼で見て確かめてください。

令和3年5月 赤間 俊之

はじめまして、初期研修医の赤間俊之です。
この文章を読まれているのは当院での初期研修を考えていただいている医学生の方が多いとのことで、1年当院で働いた感想を述べたいと思います。

  • 当院は当直も比較的少なく、いわゆる「ハイポ」だといわれがちですが、特にメジャー科はしっかり研修したい場合にはそれに応えてくれる、自分である程度忙しさを調整できる病院だと思います。大変な時も多々あります。でも、先輩・同期皆さん仲良く、困った時は助けてくれます。
  • 選択期間は4ヶ月しかありません。いわゆるマイナー科に行くと決めている方にとってはマイナスとも捉えうるでしょう。ですが、医療は診療科同士が複雑に絡み合っていて、どの科に行くにしても他科の基本的な考え方を知っておくに越したことはありません。様々な科の先生に簡単なことでも聞けるのは、フットワークの軽い初期研修医ならではの特権だと思います。

いかがでしたでしょうか。興味を持たれた医学生さんは、ぜひ見学にお越しいただければと思います。

令和3年6月 大山 愛理

大阪医療センター研修医2年目の大山愛理と申します。 この研修医日記を読んでくださっている方の多くは、当院で研修を考えている方だと思います。
多くの方が当院の研修医生活について書いてくださっているとおもうので、私は今年度一番印象に残ったローテートについて書きたいと思います。

私が一番印象に残った科は12.1月に回った救命科です。ちょうど2回目の緊急事態宣言が出た前後の時期でした。
当院は重症コロナ対応病院でしたので、当時救命科を回っていた私もコロナ対応していました。

初めは、正直コロナ対応に不安はありましたが、対応していくうちに、社会に貢献できている喜びを少しずつ感じていました。
毎朝行うカンファでコロナの搬送数や重症人数を知ることで、社会情勢を把握することもできましたし、また手技も豊富で、今後必要な手技を救命医の指導のもと何度も行うことができ、今後同じ手技は自信を持って行うことができるようになったと思います。
また、コロナ重症患者は基本的に状態が良くなれば、中等症病院に搬送します。搬送時に当院で行った治療の過程を手紙として書くのですが、紹介状を書くことも研修医の仕事で、いかに患者さんの治療経過や現在の状態を正確に的確に伝えるかを学ぶことができたと思います。

当院の研修医生活は、専攻医になるのに必要な知識や技量を学ぶことができる最高の場であると感じています。興味がありましたら、是非一度病院見学にいらしてください。研修医一同お待ちしております。

令和3年7月 小川 和也

初期研修医2年目の小川と申します。研修生活1年間で感じた当院の特徴を記載しますので、当院での研修を考えておられる方に少しでも参考になれば幸いです。

まず、当院は686床の大規模な医療センターであり、高度・急性期医療を提供していることが大きな特徴です。様々な救急疾患を診断から治療まで経験できることは大きなメリットだと感じます。小規模~中規模の病院であれば他院へと転院搬送となる症例でも、当院では多くの場合に自施設で治療できます。脳梗塞の血管内治療、心筋梗塞のPCI、吐血に対して緊急の内視鏡処置や、外科での緊急手術、交通事故などの3次救急と幅広い症例に対応できる病院は意外と多くないです。臨床研究にも熱心に取り組んでおり、古い建物の見かけによらず最先端の医療を経験できます。

また、病院の規模が大きいため、研修医の人数も多いです。研修医は2学年で30人程度おり、皆で仲良くわいわい過ごしています。ただ、人数が多い分、当直回数や症例、手技を分け合うことになり経験が少なくなります。COVID-19流行の影響で入院患者や救急外来の症例が減っているため、物足りなく感じる部分も多いです。

これ以外にも研修先として良い面悪い面ありますが、ここで全て伝えきることは難しいので、是非見学に来て自分の目で確かめてみて下さい。研修医室では勉強したことを同期と話し合ったり、テレビを見ながらおしゃべりしたりと自由な雰囲気が流れています。そんな自由で和気あいあいした雰囲気を感じることができると思います。

令和3年8月 栗原 健太

研修医2年目の栗原健太と申します。当院の研修内容や必修化のことに関しては歴代の先輩方が十分に書いてくださっているので、丁度執筆中に選択させていただいている泌尿器科の研修内容について少しだけ述べさせていただきます。

当院泌尿器科の手術は前立腺生検、経尿道的膀胱腫瘍切除術などの小手術からロボット手術まで幅広いです。ロボット手術はシミュレーターでの練習にとどまりますが、生検や経尿道的手術は指導医の監視のもと安全が確保できる状態であれば執刀させていただくこともあります。その他にも脊椎くも膜下麻酔や膀胱鏡検査など多くの手技を経験させていただきました。泌尿器科は所謂マイナー科であり、わざわざ選択しなければ研修することはできません。ですので大抵の方々には関係のない話ではありますが、泌尿器科疾患は救急外来でよく遭遇し対処に難渋する場合も多いため、個人的には選択させていただきよかったです。

他にも魅力的な科がたくさんあります。是非一度見学にお越しいただければと思います。

令和3年9月 小林 弘治

初めまして、大阪医療センター初期研修医2年目の小林弘治と申します。

当院での初期研修は内科・外科を中心として幅広くローテートでき、上級医の先生方も優しい先生が多く、指導の体制がしっかりと整っているのが特徴です。
実際の診療にも初期研修医が積極的に関与していけるので教科書的な知識だけでなく、実践で動けるようになかと思います。

私は病院業務の中では、自分で大まかな治療方針を考えることができる当直業務が好きで、病変を見つけて上級医にコンサルトできたときは何物にも替えがたい達成感があります。
当直は1年目と2年目のペアで診療にあたります。最初は右も左も分からない状態で何をして良いのか分からなくて不安なときもあると思いますが、2年目研修医がしっかりと支えてくれますし、手に負えないときはレジデントの先生に相談することも出来、コメディカルスタッフも診療を助けてくれますので、サポートの体制はしっかりと整っているかと思います。
上級医の先生もしっかりとフィードバックをしてくれるので勉強になります。
私は未熟で怒られることも多いですが、たまに褒められることもあります。

まとめると、しっかりと勉強できる環境の整った働きやすい病院ということです。
何よりも、研修医の数が多く、1学年あたり15人近くおり、皆仲良くわいわいと楽しみながら仕事に取り組んでいます。
多くの診療科が揃い幅広い疾患を多く勉強でき、各分野のご高名な先生方も多く在籍されており、立地も良く、初期研修を過ごすには最適な病院の一つだと思います。
ぜひ、当院のマッチングを受けて研修の病院の候補に入れてみてください。

見学、実習などで来られた際には時間が有れば気軽に研修医医局を覗きに来てみてください。

令和3年10月 德永 拓也

初期研修医2年目の徳永拓也と申します。1年強の研修が終わり、当院への入職を希望していた時と現在の心境の変化をお伝えできたらと思います。

まず、私自身が当院を希望した理由からです。当院での研修を検討されている方の参考になればと思います。私は学生の時より、外科に興味がありました。そのため、手技が多い病院が理想でした。一方で専門分野以外の内科的な考察もできるようになりたいと考えていました。更に欲を言えば、てんぱり癖もあり、強いメンタルを作るために3次救急も体験したかったです。これらを程よく満たしていることが病院試験を受けた決め手でした。

続いて、実際に当院で研修をしている最中での感想です。手技の面ですが、自ら動けば様々な経験をさせてもらえるため、この1年を通じて研修医が行うべきものはある程度の回数を行うができました。また、多くの科を学ぶ点では、当院はローテンションがそもそもほぼ全科を回るシステムなため理想通りでした。指導医の丁寧なご指導もあり、臨床的に患者さんから多くのことを学べました。3次救急はまだローテンションしておらず今後に期待しておりますが、救急外来でのファーストタッチでかなりメンタルも鍛えられたと思います。そしてなにより、居心地がいい病院です。広い研修医室とそこにいるメンバーは楽しく、大きなストレスなく仕事ができています。総じて、非常に充実した研修を送ることができていると感じています。私は外科の視点から書きましたが、内科の方も同様だと思います。

研修病院は多く、選択に迷うこともあると思いますが、興味がありましたら、一度ぜひ当院に見学に来ていただけたらと思います。研修医一同お待ちしております。

令和3年11月 原田 理史

大阪医療センター初期研修医2年目の原田理史と申します。当院の特徴や私が1年半当院で研修して感じたことを簡単にお伝えしたいと思います。

過去の研修医日記でも再三言及されていますが、学生の方々に説明する当院の特徴としては以下のものが多いです。

①病床数が多く、診療科も多い
②立地が良い
③研修医が多い(2学年で25-50人程度)
④当直は1年目は月3回程度、2年目は月5回程度
⑤ローテーションの自由選択期間が2年間で4か月と短い

大阪府内にある同規模の病院と比較すると立地が非常に良いので、大阪に馴染みのない方でも比較的安心して働ける環境かと思います。周囲に飲食店も多く、梅田や天王寺にもすぐに出られるので仕事の息抜きに困ることはないでしょう。あくまでコロナが明ければの話ですが。また、研修医が多いことをデメリットと捉える方もいらっしゃいますが、研修医同士は基本的に別々の診療科をローテートするので、症例や手技を取り合うといったことはありません。私個人としては同期と仕事の不明点や時には愚痴を共有することは精神衛生上大切なことだと思うので、同期が多くて賑やかな研修医局は居心地が良いです。

ローテーションの自由選択期間が短いという点は「大阪医療センターの悪い点は何ですか」という質問に対してお話しすることが多いですが、実際そうは言い切れないとも感じています。1年半研修していると、自分が志望している専門領域以外の合併症や依存病に対してどう考えればいいか、どのように他科にコンサルトすればいいかなど幅広い知識が求められる場面は多いです。個人の価値観によるところが大きいと思うので、ご自身の志望科やキャリアプランなどと照らし合わせてみてください。特にまだ志望科が定まっていない方にはむしろ良い点と言えるかもしれません。

日記とは言いがたい文章になってしまいましたが、マッチングを控える学生の方々の参考になれば幸いです。

令和3年12月 藤見 洋佑

初期研修医2年目の藤見洋佑と申します。過去にたくさんの先輩方がこの研修医日記で当院での研修やカリキュラムなどについて多く綴られています。なので、ここでは当院での初期研修医の現在の私生活について研修医日記に綴らせて頂きたいと思います。

まずは平日についてです。通常勤務時間は9時~17時ですが、毎日この時間しか働かないわけではありません。ローテートしている科にももちろん左右はされますが、手術の事前準備や病棟回診、カルテ記載等々の業務があるため、平均で朝8時前後に出勤して、夕方18~19時前後までに帰宅することが大半です。もちろんそれよりも早い場合もありますし、遅い場合もあります。朝は病院のコンビニで朝食を購入し、研修医医局でほかの研修医と情報交換や雑談しながら、朝の業務にむけて準備を行います。夜は、本来であればここ大阪医療センターの周りには居酒屋などの飲食店が多数あるため、仕事終わりに同僚を大勢誘って飲食に繰り出すことが多い(はず)です。ただ、今はコロナのためにそのようなことはできず、おとなしく家に帰ってテレビやインターネットで動画等を楽しんだり、病院敷地内にあるスーパーで買い物をして自炊をしたりすることが多いのが現状です。

休日に関してですが、割とフリーです。休日出勤をする人もいて、しない人もいます。それは回っている科や入院患者の状況、その人の指導医やその人のキャラクター次第だと思います。出勤しない時は、同期と旅行したり、ゴルフに行ったり、ホームパーティをしたりすることが多い(はず)です。現状は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの発令の時期に応じて、実家に帰ったり、少人数で外出したり、研修医医局にきて勉強をしたり、おとなしく家でテレビを観たりしています。

これがこの2021年現在の大阪医療センターの初期研修医の私生活です。おそらくどこの初期研修医もこのように我慢した生活を今は送っているはずです。コロナが収束すれば私生活に関してはもう少し充実することでしょう。みんなで力を合わせてもとの生活に戻れるように頑張りましょう。