1. |
診療科(専門領域)
循環器内科 |
2.
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コースの概要 初期臨床研修を修了した者を対象。
循環器内科初期プログラムと循環器内科専門プログラムを選択。 |
3. |
取得資格 国立病院機構における診療認定医(I)資格
日本内科学会認定医の取得資格
日本循環器学会認定専門医の取得資格 |
4. |
長期目標
循環器内科の知識を習得し、診断治療を的確におこなうことができる
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5. |
取得手技 冠動脈造影検査および、基本的なPCIの手技ができる。
基本的なペースメーカ植え込みの手技ができる。
循環器疾患の病態を把握し、治療のガイドとなる心臓エコー・ドプラ検査ができる。 |
6. |
研修期間
3年 |
7. |
募集人数
1名
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8. |
診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度 |
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主要疾患
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入院数(年間)
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目標症例数(3年間)
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虚血性心疾患
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450
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210
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急性心筋梗塞
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50
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30
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急性心不全
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120
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60
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不整脈
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100
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30
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血管疾患
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80
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30
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心臓弁膜症
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25
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9
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手術
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件数(年間)
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目標件数(3年間)
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心臓カテーテル検査
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650
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300
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カテーテルインターベンション
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250
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30(3年目)
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心筋生検
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15
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電気生理学的検査
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20
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アブレーション
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10
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ICD植え込み
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数例
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両心室ペーシング
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数例
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ペースメーカ植え込み
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50
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15
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9. |
診療科の指導体制
診療科医師数 常勤 5名、非常勤 7名
主として研修指導にあたる医師の氏名:安村 良男
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:29年 |
10. |
コンセプト
循環器内科は、内科系のなかでも特に急性心筋梗塞や急性心不全など救急患者に対応し、昼夜を問わず緊急処置を行うことが多い。できるだけ多くの救急処置を観察して学ぶことが重要であり、すべての専修医にその機会が与えられている。専修医はスタッフが行う診断・治療計画・処置・患者ならびに家族への対応などあらゆる事項を体で覚えて頂きたい。救急疾患以外にも、虚血性心疾患に対するカテーテルインターベンション、難治性不整脈に対する抗不整脈薬の選択やペースメーカー治療、重症心不全に対する最新の治療など多くのことを学ぶ機会がある。
あらゆる手技、治療法は十分な病態の解析を基盤として選択されたものであるはずである。手技は経年的にしか進歩しない。専修医の期間は論理的に診断・治療を行う習慣を養うことが特に重要と考える。
また患者さんから医学的、社会的に学ぶことは多い。循環器領域では高齢の患者さんも多く、人生の先輩として常に真摯な態度で応対にあたるべきであり、医師としての知識・人間性に不信感を持たれないようにあらゆる面で十分な配慮が必要であり、その基本的な姿勢を学んでほしい。 |
11. |
一般目標 循環器疾患は虚血性心疾患が最も多くその診断・治療が重要であることはいうまでもないが循環器疾患全般にわたって、その病態を解析し、治療にあたる姿勢を培いたい。 |
12. |
関連領域の研修に関して
施設内での研修:可能
施設外との交流研修:可能
研修領域の決定:本人の意向を研修責任者が聴取し相談にて決定する
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13. |
研修について |
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全内科レクチャー(月2回)
職員研修部・臨床検査診断部CPC(月1回)
循環器内科抄読会の開催(週1回)
心臓カテーテル検査、PCI症例検討会(毎週1回)
循環器内科と心臓血管外科合同カンファレンス(毎週1回)
循環器内科症例検討会(毎週1回) |