後期研修プログラム【麻酔科】
麻酔科5年コース
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1診療科(専門領域)
麻酔科
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2コースの概要
1年目前半で、ASA分類Ⅰ/Ⅱ度の患者の全身麻酔100例、腰部硬膜外麻酔20例前後を担当する。
1年目後半で、ASA分類Ⅲ/Ⅳ度の患者を含めて全身麻酔100例、胸部を含む硬膜外麻酔20例前後を担当する。
2年目は、新生児・小児手術、心臓大血管手術、ASA分類Ⅲ‐Ⅳ度の重症患者を主に担当するとともに、経鼻挿管・気管支ファイバー挿管やラリンゲルマスクによる気道確保、内頸静脈穿刺による中心静脈確保等を研修する。
また、学会発表・論文執筆も積極的に行う。
2年目研修終了時には、各種症例に対して、一人で対応することができるようになることを目標とする。
3年目以降は、スタッフとして研修を重ねるとともに、他の専門施設との交流研修を積極的に行う。 -
3取得資格
2年間の研修により、麻酔科標榜医(国が認定:「免許を得た後、麻酔に関する適当な指導者のいる病院で当該指導者のもとに2年以上専ら麻酔の業務に関する修練を経たもの」)と、認定医(日本麻酔科学会が認定:学会正会員であること・標榜医資格を有すること)は、必ず取得する。
5年間の研修により、国立病院機構における診療認定医(Ⅰ)・(II)資格を取得する。また、麻酔科専門医取得、さらには将来の指導医取得も支援する。
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4長期目標
麻酔科専門医・指導医資格を取得し,麻酔科研修医の指導・育成に努め、国立病院機構における麻酔科医療の中核的存在となることを目標とする。
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5取得手技
新生児・小児患者、心臓血管外科患者、合併症を有する患者を含めて麻酔管理方法を学ぶとともに、集中治療・ペインクリニック領域での研修も経験し、麻酔科専門医としての技術・能力を習得する。
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6研修期間
5年
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7募集人数
各学年4名程度
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8診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
主要疾患 入院数(年間) 経験目標症例数(5年間) ASA Physical Status Ⅰ-Ⅱ度 2500 750 ASA Physical Status Ⅲ-Ⅳ度 400 150 心臓血管外科症例 130 50 新生児/小児症例 220 100 手術 件数(年間) 経験目標件数( 5 年間) 全身麻酔症例 2900 900 硬膜外穿刺/脊髄くも膜下麻酔症例 1000 200 中心静脈穿刺 300 140 動脈穿刺 900 300 -
9診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13名、非常勤 2名
診療科研修の指導にあたる医師:8名
主として研修指導にあたる医師の氏名:岡田俊樹
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:35年 -
10コンセプト
当センターはいわゆるgeneral hospitalであるが,心臓血管外科や新生児・小児の症例も多く,麻酔科医にとっての必須の研修を行うことが可能である。さらに希望により外部の施設との交流研修も支援する。
臨床研究を積極的に行うことで,医療の質を高めることに貢献する。
学位取得を希望する場合は、大学との連携により支援する。 -
11一般目標
関連領域を含む幅広い知識で患者の病態を把握する。
関連各科と必要な協議をして,的確な患者管理を行う。
患者の人権への配慮,他の職種との意思疎通を図り,安全な医療を実施する。 -
12関連領域の研修に関して
施設内での他科研修・施設外での交流研修も可能である。
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13共通領域研修について
院内外における関連領域の研修会・勉強会などには積極的に参加することを促す。
麻酔科コース概要
3年コース
基礎プログラムI (1年) |
基礎プログラムⅡ (1年) |
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診療科3年研修コース(麻酔科基礎コース) (3年) |
5年コース
基礎プログラムⅡ (2年) |
麻酔科専門プログラム (3年) |
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診療科5年研修コース(麻酔科専門コース) (5年) |
麻酔科基礎プログラムⅠ
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1 診療科(専門領域)
麻酔科
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2研修期間
1年
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3募集人数
4名程度
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4 短期目標
前半で,ASA分類Ⅰ‐Ⅱ度(あまり合併症のない患者)の患者の全身麻酔100例,腰部硬膜外麻酔20例前後を、後半で,ASA分類Ⅲ度の患者を含めて全身麻酔100例,胸部を含む硬膜外麻酔20例前後を担当する。
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5短期取得手技
合併症のあまりない患者の気管内挿菅
腰部の硬膜外穿刺
動静脈ルート確保方法
全身管理方法の習得 -
6診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
主要疾患
入院数(年間)
目標症例数(12ヶ月間)
ASA Physical Status Ⅰ-Ⅱ度
2500
180
ASA Physical Status Ⅲ-Ⅳ度
400
20
心臓血管外科症例
130
新生児/小児症例
220
10
手術
件数(年間)
目標件数(12ヶ月間)
全身麻酔症例
2900
200
硬膜外/脊髄くも膜下麻酔症例
1150
200
中心静脈穿刺 300
20
動脈穿刺
900
60
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7診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13名、非常勤 2名
診療科研修の指導にあたる医師:8名
主として研修指導にあたる医師の氏名:岡田俊樹
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:35年 -
8コンセプト
合併症のあまりない成人患者の麻酔を担当する技術・能力を習得させる.
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9共通領域研修について
院内外における関連領域の研修会・勉強会などには積極的に参加することを促す。
麻酔科基礎プログラムII
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1診療科(専門領域)
麻酔科
-
2研修期間
1年
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3募集人数
4名程度
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4 短期目標
1年目は、新生児・小児手術、心臓大血管手術、ASA分類Ⅲ/Ⅳ度など重症患者を多く担当するとともに,経鼻挿管・気管支ファイバー挿管やラリンゲルマスクによる気道確保、内頸静脈・大腿静脈穿刺による中心静脈確保等を研修する。
2年間の麻酔科研修後には麻酔科標榜医・認定医の取得を義務付ける。
2年目は、上記症例の研修を重ね、さらに初期研修医の指導にも携わる。
集中治療・ペインクリニックについては、希望に応じて他の専門的な施設における研修を行う。
また学会発表,論文執筆も積極的に行う。
研修終了時には、各種症例に対して、一人で対応することができるようになることを目標とする。 -
5短期取得手技
新生児・小児手術,心臓大血管手術,ASA分類Ⅲ/Ⅳ度の重症患者の麻酔管理方法
挿菅困難患者に対する対処方法
各種動静脈ルート確保方法 -
6診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
主要疾患
入院数(年間)
目標症例数(12ヶ月間)
ASA Physical Status Ⅰ-Ⅱ度
2500
320
ASA Physical Status Ⅲ-Ⅳ度
400
80
心臓血管外科症例
130
30
新生児/小児症例
220
50
手術
件数(年間)
目標件数(12ヶ月間)
全身麻酔症例
2900
250
硬膜外/脊髄くも膜下麻酔症例
1000
150
中心静脈穿刺 300
50
動脈穿刺
900
80
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7診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13名、非常勤 2名
診療科研修の指導にあたる医師:8名
主として研修指導にあたる医師の氏名:岡田俊樹
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:35年 -
8コンセプト
研修終了時には、各種症例に対して一人で対応することができるような技術・能力を習得させる。
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9共通領域研修について
院内・院外で開催されている関連領域の研修会・勉強会などには積極的に参加することを促す。
麻酔科基礎プログラムⅢ
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1 診療科(専門領域)
麻酔科
-
2研修期間
6ヶ月
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3募集人数
4名
-
4短期目標
他科を選択した後期研修者を対象とする。
ASA分類Ⅰ‐Ⅱ度(あまり合併症のない)患者の全身麻酔200例,腰部硬膜外麻酔100例前後を担当する。 -
5短期取得手技
合併症のあまりない患者の気管内挿菅,腰部の硬膜外穿刺,動・静脈穿刺方法,全身管理方法の習得
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6診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
主要疾患
入院数(年間)
目標症例数(12ヶ月間)
ASA Physical Status Ⅰ度
800
100
ASA Physical Status Ⅱ度
1800
100
ASA Physical Status Ⅲ-Ⅳ度
350
心臓血管外科
150
新生児
10
小児
200
手術
件数(年間)
目標件数(6ヶ月間)
全身麻酔症例
2850
200
硬膜外穿刺
1150
50
動脈穿刺
850
40
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7診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 11名、非常勤 9名
診療科研修の指導にあたる医師:8名
主として研修指導にあたる医師の氏名:岡田俊樹
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:年 -
8コンセプト
合併症のあまりない成人患者の麻酔を担当する技術・能力を習得させる.
-
9共通領域研修について
院内・院外で開催されている関連領域の研修会・勉強会などには積極的に参加することを促す。
麻酔科専門プログラム
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1診療科(専門領域)
麻酔科
-
2研修期間
3年
-
3募集人数
各学年4名程度
-
4短期目標
スタッフとして研修を重ねるとともに、新生児・小児手術および心臓大血管手術などの特殊な麻酔や、集中治療・ペインクリニックについては、他の専門的な施設における交流研修を、積極的に行う。
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5短期取得手技
集中治療医,ペインクリニック医としての技術・能力
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6診療科の実績と目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
主要疾患
入院数(年間)
目標症例数(36ヶ月間)
ASA Physical Status Ⅰ-Ⅱ度
2500
430
ASA Physical Status Ⅲ-Ⅳ度
400
70
心臓血管外科症例
130
20
新生児/小児症例
220
50
手術
件数(年間)
目標件数(36ヶ月間)
全身麻酔症例
2900
500
硬膜外/脊髄くも膜下麻酔症例
1000
120
中心静脈穿刺
300
60
動脈穿刺
900
180
-
7診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13名、非常勤 2名
診療科研修の指導にあたる医師:8名
主として研修指導にあたる医師の氏名:岡田俊樹
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:35年 -
8コンセプト
スタッフとして研修を重ねるとともに、新生児・小児手術および心臓大血管手術などの特殊な麻酔や、集中治療・ペインクリニックについては、他の専門的な施設における交流研修を積極的に行い、麻酔科専門医としての技術・能力を習得・向上させる。
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9共通領域研修について
院内・院外で開催されている関連領域の研修会・勉強会などには積極的に参加することを促す。
麻酔科3年研修コース
-
1診療科(専門領域)
麻酔科
-
2コースの概要
1年目前半で、ASA分類Ⅰ/Ⅱ度の患者の全身麻酔100例、腰部硬膜外麻酔20例前後を担当する。
1年目後半で、ASA分類Ⅲ/Ⅳ度の患者を含めて全身麻酔100例、胸部を含む硬膜外麻酔20例前後を担当する。
2年目、3年目は、新生児・小児手術、心臓大血管手術、ASA分類Ⅲ‐Ⅳ度の重症患者を多く担当するとともに、経鼻挿管・気管支ファイバー挿管やラリンゲルマスクによる気道確保、内頸静脈穿刺による中心静脈確保等を研修する。
また、学会発表・論文執筆も積極的に行う。3年目には、各種症例に対して一人で対応することができるようになることを目標とし、初期研修医の指導にも携わる。特殊な症例や分野については、希望により、他の専門施設との交流研修を積極的に行う。
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3取得資格
2年間の麻酔科研修により、麻酔科標榜医(国が認定:「免許を得た後、麻酔に関する適当な指導者のいる病院で当該指導者のもとに2年以上専ら麻酔の業務に関する修練を経たもの」)および認定医(日本麻酔科学会が認定:学会正会員であること・標榜医資格を有すること)取得を義務付ける。
3年間の麻酔科研修により、国立病院機構における診療認定医(Ⅰ)資格を取得する。また、将来の麻酔科専門医資格の取得も支援する。
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4長期目標
スタッフとして研修を重ねるとともに、新生児・小児手術および心臓大血管手術などの特殊な麻酔や、集中治療・ペインクリニックについては、他の専門的な施設における交流研修を、積極的に行う。
-
5取得手技
新生児・小児患者、心臓血管外科患者、合併症を有する患者を含めて麻酔管理方法を学ぶとともに、集中治療・ペインクリニック領域での研修も経験し、麻酔科専門医としての技術・能力を習得する。
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6研修期間
3年
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7募集人数
各学年4名程度
-
8診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度
主要疾患
入院数(年間)
目標症例数(36ヶ月間)
ASA Physical Status Ⅰ-Ⅱ度
2500
500
ASA Physical Status Ⅲ-Ⅳ度
400
100
心臓血管外科症例
130
30
新生児/小児症例
220
60
手術
件数(年間)
目標件数(36ヶ月間)
全身麻酔症例
2900
600
硬膜外/脊髄くも膜下麻酔症例
1000
120
中心静脈穿刺
300
100
動脈穿刺
900
180
-
9診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13名、非常勤 2名
診療科研修の指導にあたる医師:8名
主として研修指導にあたる医師の氏名:岡田俊樹
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:35年 -
10コンセプト
当センターは、いわゆるgeneral hospitalであるが,心臓血管外科や新生児・小児の症例も多く,麻酔科医にとっての必須の研修を行うことが可能である。さらに希望により外部の施設との交流研修も支援する。
また、臨床研究を積極的に行うことで,医療の質を高めることに貢献する。 -
11一般目標 関連領域を含む幅広い知識で患者の病態を把握する。
関連各科と必要な協議をして,的確な患者管理を行う。
患者の人権への配慮,他の職種との意思疎通を図り,安全な医療を実施する。 -
12関連領域の研修に関して
施設内での他科研修・施設外での交流研修も可能である。
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13共通領域研修について
院内・院外で開催されている関連領域の研修会・勉強会などには積極的に参加することを促す。