職員募集

後期研修プログラム【整形外科】

 整形外科3年コース

1. 診療科(専門領域)
整形外科全般

2.

コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象とする。
初期プログラム(整形外科全般)1年間と、専門プログラムとして各専門分野を2年間研修する。これら初期プログラム1年+専門プログラム2年、計3年間を整形外科専門医取得のスタートラインと位置付けて十分な幅広い症例を経験し整形外科診療の基本的手技の習得を目標に掲げる。
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)資格
併せて整形外科専門医取得の60%達成を目標とする。
4. 長期目標
 
整形外科は運動器全般を扱う専門診療科として、関節外科、脊椎外科、スポーツ整形外科、手の外科、足の外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科、外傷一般、運動器リハビリテーションなどその専門分野は多岐にわたるが、当院における整形外科はとくに股関節・膝関節外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科、脊椎外科を中心とした整形外科専門診療および骨折などの一般外傷を担当している。本プログラムにおいては当科の特性を活かし、上記の疾患に精通することを目標に掲げ、一方で外傷の治療、救急災害医療にも積極的に参加して臨床経験を重ねることで整形外科全般の知識・診断・治療能力を深める。
整形外科専門医取得を最終的な長期目標とするが、一定期間の研修が必要なためその最初の3年間で専門医申請に必要な幅広い症例数を経験することとする。
5. 取得手技
整形外科全般の診察・診療(外来を含む)手技
整形外科的保存療法:理学療法・薬物療法・ギプス装具療法・各種神経ブロックや関節穿刺などの実際
整形外科手術全般の助手としての経験
比較的容易な手術(各種骨折に対する観血的整復固定術・抜釘術・人工骨頭置換術など)の術者としての経験
6. 研修期間
3年間

7

募集人数
若干名(2~4名程度)
8. 診療科の実績と経験目標症例数
 

主要疾患

入院数(年間)

経験目標症例数( 3年間)

変形性股関節症などの股関節疾患

224

100

変形性膝関節症などの膝関節疾患

120

60

頸椎症性頸髄症などの頚椎疾患

30

15

腰部脊柱管狭窄症などの腰椎疾患

60

30

骨・軟部腫瘍

154

70

小児整形外科疾患

99

45

骨折・外傷

113

50


手術

件数(年間)

経験目標件数( 3年間)

人工股関節置換術

224

100

人工膝関節置換術

120

60

椎弓形成術・他の頚椎手術

30

15

腰椎開窓術・固定術

60

30

骨・軟部腫瘍手術

154

70

小児整形外科手術

99

45

骨折・外傷手術(人工骨頭置換術含む)

113

50

9.

診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13 名、非常勤 3 名
診療科研修の指導にあたる医師:10名
主として研修指導にあたる医師の氏名:上田 孝文   
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:29年
10. コンセプト
 
整形外科は四肢、脊柱の骨格、関節、神経、筋肉・腱といった運動器全般を扱う専門診療科である。その範囲は、小児から老人に至るまで幅広い年齢層に渡り、また疾患の種類も外傷性、先天性、炎症性、加齢に伴う変性、腫瘍性、麻痺性、代謝性などほぼ全ての分野にわたる。治療の最終目標は、運動支持器官の機能再建による機能回復や疼痛除去による日常生活動作レベルの向上にあり、画像や身体所見を含めた幅広い診断学と、保存的治療・手術治療を含めた広範な治療体系が包括される。整形外科学の発展に伴って専門化がすすみ、関節外科、脊椎外科、外傷外科、スポーツ外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科など多くの専門分野に分かれている。ここ数年の厚生労働白書をみても、腰痛や肩こり・神経痛など運動器疾患・症候は、医療機関を訪れる患者の主訴の上位を占めており、整形外科疾患を知らずしては、プライマリーケアを修得したことにはなり得ない。
当院整形外科の特徴は股関節、膝関節を中心とした人工関節手術、各種小児整形外科疾患や脚延長術などの症例が多いことと、脊椎疾患、骨・軟部腫瘍に対する積極的な取り組み、および救命救急センターとの連係から多発骨折、外傷の症例に対する手術症例が多いことである。すなわち、小児から高齢者まで、運動器の各種変性疾患、腫瘍性疾患、小児整形外科、骨折外傷と幅広い臨床経験を積み、広い視野で整形外科の基礎を学び、整形外科全般の知識・診断・治療能力を深めることができる。
11. 一般目標
1)四肢、脊柱の骨格、関節、神経、筋肉・腱といった運動器全般の理解
2)小児から老人に至るまでの幅広い運動器の理解
3)外傷性、先天性、炎症性、加齢変性、腫瘍性、麻痺性、代謝性などの整形外科疾患の理解
4)運動支持器官の機能再建による機能回復や疼痛除去による日常生活動作レベルの向上、画像や身体所見を含めた幅広い診断学と、保存的治療・手術治療を含めた広範な治療体系を理解する。
5)関節外科:主として股関節外科、膝関節外科の実際を習得する。
6)脊椎外科:頸椎・胸椎・腰椎疾患の診断と治療に習熟する。
7)骨折・外傷外科、スポーツ外科:各種の外傷、骨折に関する診断・治療方針を習得する。
8)骨・軟部腫瘍:良性および悪性骨・軟部腫瘍(肉腫)に対する診断技術の習得、および手術治療・化学療法、・放射線療法を主体とした一連の集学的治療体系を経験し学ぶ。
9)小児整形外科:種々の先天性疾患、成長障害などに関してその診断・治療体系を経験し学ぶ。
10)自分の受け持った症例の中で比較的珍しい症例につき、研究会あるいは専門学会で学会発表を行い、できれば症例報告として論文にまとめてもらう。
整形外科専門医を目指して、とくに最初の3年間に集中的に幅広い症例の経験を積むことを目指す。
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修: 可能 (リハビリテーション科、麻酔科、救命救急外科)
施設外との交流研修: 可能 (大阪大学整形外科後期研修関連施設)
研修領域の決定:本人の希望に従い、適宜相談の上決定する。
13. 共通領域研修について
骨・軟部腫瘍を中心に整形外科病理組織検討会(毎月第2月曜 17:00~18:00)
リハビリテーション科との合同カンファレンス(随時)
整形外科内で各専門分野の医師によるレクチャー、勉強会(随時)  など

 整形外科 5年コース

1. 診療科(専門領域)
整形外科全般

2.

コースの概要
初期臨床研修を修了した者を対象とする。
初期プログラム(整形外科全般)3年間と、専門プログラムとして各専門分野を2年間研修する。これら初期プログラム3年+専門プログラム2年、計5年間で整形外科専門医取得を最終目標とするが、その期間中に十分な幅広い症例を経験し整形外科診療の基本的手技の習得を目標に掲げる。
3. 取得資格
国立病院機構における診療認定医(I)・(II)資格
併せて日本整形外科学会専門医取得を目標とする。
4. 長期目標
 
整形外科は運動器全般を扱う専門診療科として、関節外科、脊椎外科、スポーツ整形外科、手の外科、足の外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科、外傷一般、運動器リハビリテーションなどその専門分野は多岐にわたるが、当院における整形外科はとくに股関節・膝関節外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科、脊椎外科を中心とした整形外科専門診療および骨折などの一般外傷を担当している。本プログラムにおいては当科の特性を活かし、上記の疾患に精通することを目標に掲げ、一方で外傷の治療、救急災害医療にも積極的に参加して臨床経験を重ねることで整形外科全般の知識・診断・治療能力を深める。
整形外科専門医取得を最終的な長期目標とし、最初の3年間で専門医申請に必要な幅広い症例数を経験したのち、さらに後半の2年間でより専門的な分野の臨床経験を積み診断・治療技術の習得を目指す。
5. 取得手技

整形外科全般の診察・診療(外来を含む)手技
整形外科的保存療法:理学療法・薬物療法・ギプス装具療法・各種神経ブロックや関節穿刺などの実際
整形外科手術全般の助手としての経験
比較的容易な手術(各種骨折に対する観血的整復固定術・抜釘術・人工骨頭置換術など)の術者としての経験 研修後半ではより難易度の高い人工関節手術や脊椎手術などを指導医の下で執刀経験する。
6. 研修期間
5年
7. 募集人数
若干名(2~4名)

1年目
2年目
3年目
4年目
5年目
初期プログラム整形外科全般を病棟担当医として経験
脊椎外科、股関節・膝関節外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科、骨折・外傷、リハビリテーションなどを全般的に経験する。
希望により6ヶ月間程度の麻酔科、救命救急外科研修可能
専門プログラムとして各専門分野
脊椎外科、股関節・膝関節外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科などにつき、専門的アプローチを行い、さらに指導医の元で執刀医の経験を積む。
8. 診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数

 

 

主要疾患

入院数(年間)

経験目標症例数( 5年間)

変形性股関節症などの股関節疾患

224

150

変形性膝関節症などの膝関節疾患

120

80

頸椎症性頸髄症などの頚椎疾患

30

20

腰部脊柱管狭窄症などの腰椎疾患

60

40

骨・軟部腫瘍

154

100

小児整形外科疾患

99

60

骨折・外傷

113

80

 

手術

件数(年間)

経験目標件数( 5年間)

人工股関節置換術

224

150

人工膝関節置換術

120

80

椎弓形成術・他の頚椎手術

30

20

腰椎開窓術・固定術

60

40

骨・軟部腫瘍手術

154

100

小児整形外科手術

99

60

骨折・外傷手術(人工骨頭置換術含む)

113

80

9.

診療科の指導体制
診療科医師数:常勤 13 名、非常勤 3 名
診療科研修の指導にあたる医師:10名
主として研修指導にあたる医師の氏名:上田 孝文   
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数:29年
10. コンセプト
 
整形外科は四肢、脊柱の骨格、関節、神経、筋肉・腱といった運動器全般を扱う専門診療科である。その範囲は、小児から老人に至るまで幅広い年齢層に渡り、また疾患の種類も外傷性、先天性、炎症性、加齢に伴う変性、腫瘍性、麻痺性、代謝性などほぼ全ての分野にわたる。治療の最終目標は、運動支持器官の機能再建による機能回復や疼痛除去による日常生活動作レベルの向上にあり、画像や身体所見を含めた幅広い診断学と、保存的治療・手術治療を含めた広範な治療体系が包括される。整形外科学の発展に伴って専門化がすすみ、関節外科、脊椎外科、外傷外科、スポーツ外科、骨・軟部腫瘍、小児整形外科など多くの専門分野に分かれている。ここ数年の厚生労働白書をみても、腰痛や肩こり・神経痛など運動器疾患・症候は、医療機関を訪れる患者の主訴の上位を占めており、整形外科疾患を知らずしては、プライマリーケアを修得したことにはなり得ない。
当院整形外科の特徴は股関節、膝関節を中心とした人工関節手術、各種小児整形外科疾患や脚延長術などの症例が多いことと、脊椎疾患、骨・軟部腫瘍に対する積極的な取り組み、および救命救急センターとの連係から多発骨折、外傷の症例に対する手術症例が多いことである。すなわち、小児から高齢者まで、運動器の各種変性疾患、腫瘍性疾患、小児整形外科、骨折外傷と幅広い臨床経験を積み、広い視野で整形外科の基礎を学び、整形外科全般の知識・診断・治療能力を深めることができる。
11. 一般目標
1)四肢、脊柱の骨格、関節、神経、筋肉・腱といった運動器全般の理解
2)小児から老人に至るまでの幅広い運動器の理解
3)外傷性、先天性、炎症性、加齢変性、腫瘍性、麻痺性、代謝性などの整形外科疾患の理解
4)運動支持器官の機能再建による機能回復や疼痛除去による日常生活動作レベルの向上、画像や身体所見を含めた幅広い診断学と、保存的治療・手術治療を含めた広範な治療体系を理解する。
5)関節外科:主として股関節外科、膝関節外科の実際を習得する。
6)脊椎外科:頸椎・胸椎・腰椎疾患の診断と治療に習熟する。
7)骨折・外傷外科、スポーツ外科:各種の外傷、骨折に関する診断・治療方針を習得する。
8)骨・軟部腫瘍:良性および悪性骨・軟部腫瘍(肉腫)に対する診断技術の習得、および手術治療・化学療法、・放射線療法を主体とした一連の集学的治療体系を経験し学ぶ。
9)小児整形外科:種々の先天性疾患、成長障害などに関してその診断・治療体系を経験し学ぶ。
10)自分の受け持った症例の中で比較的珍しい症例につき、研究会あるいは専門学会で学会発表を行い、できれば症例報告として論文にまとめてもらう。
11)最初の3年間に集中的に幅広い症例の経験を積んだ後、さらに2年間のより専門的な診療経験を経た上で、最終的に日本整形外科学会認定の整形外科専門医取得を目指す。
12. 関連領域の研修に関して
施設内での研修: 可能 (リハビリテーション科、麻酔科、救命救急外科)
施設外との交流研修: 可能 (大阪大学整形外科後期研修関連施設)
研修領域の決定:本人の希望に従い、適宜相談の上決定する。
13. 共通領域研修について
骨・軟部腫瘍を中心に整形外科病理組織検討会(毎月第2月曜 17:00~18:00)
リハビリテーション科との合同カンファレンス(随時)
整形外科内で各専門分野の医師によるレクチャー、勉強会(随時) など