職員募集

研修医日記(平成31年)

平成31年1月 山﨑 弘輝

初めまして大阪医療センター研修医2年目の山崎弘輝と申します。

この文章を読んでくださっている方は初期研修を大阪医療センターで考えてくださっている方だと思いますのでそれを踏まえて書いていきます。持ち回りなので先輩方や同期の研修医日記も掲載されていますが1年半私が入職してから思ったことを書きたいので敢えて読まずに書いています。ですので被っている事など多々あると思いますが読んでいただけると嬉しいです。

受験される方は阪大生、阪大に入局を考えている方、都会で働きたい方など様々あると思いますがどんな方にもおすすめできる病院でかなり多くの受験生のニーズに合致する病院だと思います。私の感じた大阪医療センターで働くところで良い、おすすめできると思ったことは悪いポイントが非常に少ないところです。多くの病院は長所を掲げることが多いですが飛びぬけていない限り正直どの病院も大差がないと思います。大阪医療センターの悪いポイントは建物の古さ、エレベーターの遅さなどありますがその程度の物でその他ストレスを特別感じることはすくないです。リフレッシュする場所も梅田、心斎橋、天王寺などどこでもすぐにいけます。また何といっても病院全体の雰囲気がよく皆さん熱心に教えてくださる先生方ばかりですし他の職種の方からも教わることが多いです。もう1度マッチングを受けるとなっても多くの研修医が志望病院として試験を受けるのではないでしょうか。

文章ではなかなか書ききれない部分も多いので是非興味も持った方も持たなかった方も皆さん大阪医療センターの見学に来てください。きっと良いと感じるはずです。

平成31年1月 小堀 愛美

研修医2年目の小堀愛美です。私は奈良県立医科大学出身で、当院の腎臓内科を希望して初期研修医として働き、約1年半経ちました。

この日記を読んでくださっているのは、医学生の方々が多いと思います。初期研修を行う病院を選ぶのはとても難しいと思いますが、この日記が少しでもお役に立てるよう願っています。まず私の学年は初期研修医14人。そのうち大阪大学出身は7人です。初期研修医・歯科研修医は1.2年目合わせて約30人、研修医ルームで1人1台のパソコンと机が用意されており、仕事の合間や仕事後など自由に楽しく過ごせます。また多くの時間を一緒に過ごし、意見交換も悩み事も共有できたりして大切な場所ですので、当院はこの点に関しては恵まれていると思います。初期研修医時代に先輩・同期・後輩合わせて約45人と出会えることは今後の医者人生にとっても重要なことではないでしょうか。

また、研修ローテは選択科目が4か月と少ないという特徴があります。もう少し選択できたらと思うことも正直な気持ちではありますが、他病院で選択であることが多い、産婦人科や小児科でも学べる事は多くあり、救急外来では女性疾患も潜んでいますので決して無駄ではないと思いましたし、色々な科の先生方と知り合えるので楽しいです。

最後に救急外来ですが、救命ローテの2か月間は3次救急を経験することができます。普段目にしない超重症症例を目の当たりにしますが、3次救急がある病院でしか経験できないのでできてよかったと思います。それ以外は、研修医1年目2年目、看護師の3人で2次救急の当直(日直)を行います。実際に救急隊と話し、自分で判断し初期対応することができます。自分のスキルアップに関しては、自分次第であることは否めませんが、研修医が1番頑張らなければならないのは2次救急だと思います。しんどいと思うときもありますが、必ず誰かがバックアップしてくれているのは研修医の間だけなので、患者さんのためにも自分のためにも一生懸命やるのみです。

以上、書き足りない部分もありますが、また是非見学に来た際になんでも質問ください。大切な学生時代を楽しく過ごしていただければと思います。

平成31年2月 橋詰 奈穂

初めまして。研修医2年目の橋詰と申します。研修医生活も残り3カ月となり、月日の流れをはやく感じます。

この日記を読んで下さるのは、研修を考えている5、6年生の方でしょうか。私も、学生の頃、この日記を読み研修生活を思い描きました。そこで、ここの病院の特徴を何点か述べたいと思います。

一つ目は、研修医のローテーションについてです。他院と比較し、大阪医療センターの研修の必修科の期間は長いです。内科・外科など満遍なく2カ月程度ローテートします。自分の進路を決めていない人にとっては、各科の診療に携われるので、今後の将来を決める良き機会になると思います。3年目以降は専門分野に進んでいくため、研修医の間に、幅広い知識を得ることは重要であると私は感じました。

二つ目は、他の方も記載していますが、救急外来のファーストタッチを行う点です。1年目・2年目で直接来院および救急車の初期対応を行います。1年目の初めは、基礎的な手技・問診などを行います。1年目の12月から、2年目と役割を交代し、救急対応および電話相談を受けます。もちろん、上級医の先生方が当直をして下さっているので、緊急の場合はすぐに相談することが出来る環境です。私自身も、初めての当直は緊張しましたが沢山のことを教えて頂きました。2年弱救急外来を行っていますが、至らぬ点はまだまだあります。同じ失敗を繰り返さないように、これからも精進したいと思っています。

三つ目は、研修医の人数が多いことです。1学年14~15人の人数がいます。大学病院でなく、この人数が研修していることは珍しいと思います。何か困ったことがあれば、先輩・同期に相談できます。特に、1年目の最初は不安も多く、何度も悩みを相談しました。お互い励ましあい、切磋琢磨できる環境だと思いました。

その他にも、大阪の中心部に立地しているため、飲食店も多く、歩いて行けます。仕事で疲れた時には、徒歩5分の大阪城に行くと、観光客の方も多くすぐに気分転換できます。まだまだ伝えたい点はありますが、ぜひ一度見学に来ていただき、病院の雰囲気を感じてください。

平成31年3月 和田 賢人

研修医2年目の和田賢人と申します。もうすぐ研修医が終わってしまうことを名残惜しく思います。恐らく、この日誌を見て頂いている方は、当院での初期研修を考えている人が大半でしょう。参考になれば幸いです。

この病院に2年間勤めて良かったと感じたことは①3次救急があること②2次救急は自分たちで自主的に行えること③研修医ルームがあること④研修医の人数が多いこと、です。それぞれ、どのような点が良かったのか説明させて頂きます。

①3次救急

ご存知の通り、3次救急を行っている病院は大阪府下でも数が限られます。救急科に興味がある人はもちろんのこと、将来救命科に進むつもりがない人にもぜひ3次救急がある病院で研修を行うことをお勧めします。医師になる以上、将来どの科に進むとしても緊急症例というものは必ず存在します。どの緊急症例に対応するにあたっても絶対なくてはならないものがあります。それは「度胸」です。3次救急には今にも亡くなりそうな患者さんが運ばれてきます。それらの症例を目の当たりにすることで、たとえ手が動かなくても度胸をつけることはできます。緊急症例が多い循環器内科や脳外科なら日々の診療の中で度胸をつけることはできるでしょう。むしろ緊急疾患の頻度が少ない科に進む人ほど、度胸をつけるタイミングは少ないので、ぜひ初期研修のうちに3次救急を経験することをお勧めします。その経験は医師人生において絶対に損にはならないです。

②2次救急

当院の2次救急の詳細は他の研修医の方々が書いて下さっているのでそちらを参考にしてください。割愛させて頂きます。

③研修医ルーム

今や総合医局のスタイルをとる病院が多い中、当院には研修医ルームがあります。自分も様々な病院に見学に行きました。もちろん、当院にも見学に来て、その際に当時の研修医の先生に「うちは研修医ルームがあるのが最大の強みやで」と言われました。当時の僕はあまりわかっておらず、総合医局だろうが自分の机があればいいし大してメリットではないだろうと思っていました。はっきり言いましょう。研修医ルームはあった方が絶対にいいです。
理由は研修医ルームに来て頂ければすぐにわかると思います。詳しいことを知りたい方はぜひ一度見学に来てください。

④研修医の人数が多い

これも他の研修医の方々が熱弁して下さっているので、割愛させて頂きます。

この記事を読んで、少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。百聞は一見に如かず、とも言いますし興味が沸いた方はぜひ一度当院へ見学に来てください。ここでは書けないようなことも研修医の先生から聞けるかもしれません。以前、見学に来た学生から「もし、もう一度初期研修を行うなら、この病院を選びますか。」と聞かれたことがあります。面白い質問ですね。皆さんもぜひ活用してみてください。ちなみに僕の場合は、もう一度当院で研修したいと思います。

令和元年5月 岩橋 佑樹

初めまして、初期研修医2年目の岩橋佑樹です。早いもので研修医生活も後半に差し掛かりまして、とうとう研修医日記の順番がまわってきました。医学部生に向けてとのことですので、国立大阪の初期研修について書いていきたいと思います。

研修の特徴の一つとしてまず必修科が多いことが挙げられると思います。2年のうち1年が選択期間である病院もある中で、当院は選択期間の4ヶ月間とオリエンテーション1ヶ月を除く19ヶ月間必修科をローテートすることになっており、必修期間がかなり長くとられています。これについては賛否両論あると思いますが、研修医になってから見えるものは学生実習で見たものからは大きく違っており、どの科をまわってみてもとても勉強になりました。専門の科に進んでからもコンサルテーションなどで他科と関わる機会は多いですし、研修医のうちに視野を広げておくことは有意義なことなのではないかと思います。様々な科の先生とかかわる機会が得られるので研修を進めていくにつれて相談できる先生も増えてきます。後期研修も続けて当院で行うならなおのことメリットは大きいと思います。

研修医の人数が1学年14人と多いことも魅力の一つだと思います。また、当院には研修医ルームがありますが仕事が終わって戻るといつでも誰かがいて、その日にあったことなどお互い教えあっています。病棟や当直などで経験したことについてお互い共有することができるので大変勉強になりますし、困ったときもすぐ相談できるので心強いです。こうして1年ないし2年間ともに研修することで研修医同士大変仲良くなりますし、そうやってできた人脈は今後貴重なものになってくるのではと思います。

他にも研修の良いところはたくさんありますが、実際目にしてみないこともわからないことも多いと思います。是非一度見学にいらして病院や研修医の雰囲気を感じてみてください。

令和元年6月 岩﨑 莉佳子

初めまして、大阪医療センター初期研修医の岩崎です。当院でのほぼ半分の研修生活が終わりました。この日記は当院での初期研修を考えている学生の方々が見てくださっていると思うので、私がいいなと思っている研修生活について書かせていただきたいと思います。 研修医のローテーションは必修科19カ月と選択科4カ月(初めの1カ月はオリエンテーション)であり、他の病院と比べると必修科が多いです。その分、さまざまな専門分野の勉強をして知識や手技を身に着けることができます。当院には多くの科がそろっており、まだ将来進む進路を迷っている方にもよいと思います。科によっては上級医の先生に一対一で指導していただきます。優しく熱心な先生方が多く、何でも気軽に相談できます。

当院の初期研修医は1学年14人で研修病院の中では多いほうです。みんな仲良く、困ったことがあれば相談し合うことができます。研修医だけの医局もあり、それぞれの机が用意されているので、空き時間には勉強したり休憩したりゆっくり過ごすことができます。

当直では2次救急外来を初期研修医1年目2年目1人ずつの計2人で初期対応します。平均で月4回程度あります。軽症から重症までさまざまな患者様が来院されるため、数多くの症例を経験することができて力が付きます。一通りの診察をして必要な検査をオーダーしその上で鑑別疾患を考えていく、という流れを勉強するよい経験になります。不安なこともたくさんですが、もちろん上級医の先生方にコンサルテーションすることができるので、助けていただきながらがんばっています。

私はこの病院で初期研修できて本当によかったと思っています。すばらしい上級医の先生方や同期のおかげで充実した研修生活を送ることができています。当院での初期研修について気になる方はぜひ見学に来てみてください。

令和元年7月 鵜飼 一穂

はじめまして、初期研修医2年目の鵜飼と申します。大学を卒業し、入職したのが昨日のことのように思えますが早いもので2年目となり、この研修医日記が回ってきました。学生時代にマッチング前などこの病院の研修医の生活はどんなものなんだろうと思いながら読んでいたのが懐かしく思えます。 研修病院はどこも長所・短所があり選び方に正解はないように思えます。個人的には1年間の研修医生活はとても充実しており本当に楽しく仕事をさせていただけているなと感じています。1年間を振り返ってみて、大阪医療センターの研修生活の良い点をいくつか挙げていきたいと思います。

① 当直

当直は基本的に1年目と2年目のペアで入り、夜間や休日帯の救急診療を担当します。研修医でまず初期対応をし、その後必要に応じてレジデント、心臓、脳の先生にコンサルトをしていくというシステムになっています。ほかの病院に比べてルートや採血なども研修医の仕事なので手技や問診、鑑別診断など様々な力を身に着けることができるなと感じます。救急隊や患者さんからの相談の電話も研修医が受けるので、患者さんの重症度の見極めから能動的に診療を行っていきます。ただ、困ったときはバックアップの先生がたくさんいるので安心です。

② 3次救急

当院は3次救急があり、必修ローテートにも含まれています。3次救急の研修では通常は見ないような、重症外傷やショックなどといった疾患を初期対応からICU管理まで経験することができます。将来どの科に進むにしても患者さんが急変して集中管理をしないといけないことがあると思いますが、一刻をあらそうような緊急疾患を経験することでそういった場合にも対応できる度胸がみにつくのではないかと感じています。

③ 研修医同期

当院の研修医は1学年14人、歯科研修医1人と多すぎず、少なすぎずというちょうどいい人数です。研修医ルームという居心地のよい研修医だけの部屋もあり、夜遅くになった時などは出前を食べながら仕事を片付けたり、いろいろな話をしたりしています。病院の立地もとてもよく、仕事終わりにご飯をたべにいったり、何かの折に着けて飲み会をしたり、遊びに行ったりと仲良くわいわいしているところもうちの病院の特徴ではないでしょうか。皆いろいろな考えややりたいこともいろいろなので、刺激をもらいながら毎日を送っています。

他にも、優しく丁寧にいろいろと教えてくださる指導医が多いことや、診療科がそろっていることなど様々な特徴はあるのですが、すべては到底ここには書ききれないくらいなのでここら辺で。あとはぜひ一度見学に来て、研修医の話を聞いたり自分の目で見たりして病院の雰囲気を確かめに来てみて下さい。

令和元年8月 窪田 卓也

初めまして。大阪医療センター初期臨床研修医2年目の窪田です。ついこの前まで桜が咲いていたと思いきや、気づけば蝉の声が聞こえてくるようになっていました。日々時間が早く過ぎていくのに驚くばかりです。この研修医日記では、今まで感じてきたことを書き連ねていこうと思います。

研修について、最初の1か月はオリエンテーションです。同期との仲を深めるチャンスですね。5月から、必修でローテートする診療科は多いです。自由選択は少ないですが、各診療科の先生は優しく、手厚くご指導くださります。診療科同士の垣根も低く、些細なことでも気軽に質問しやすいため、「初期臨床研修」という、総合力を養うにあたっては素晴らしい環境だと感じております。当直ではファーストコールを受けることができ、自らを非常に成長させることができる場所であると体感しています。

立地も悪くないと思います。大阪市の谷町四丁目という場所にあってはご飯処や居酒屋の類も数多あり、食に事欠くことはないといっても過言ではありません。

コメディカルの方々との風通しもよいです。病院に多職種勤務されている中、「研修医」という立場で仕事をさせていただけることに対して、日々その意義やありがたさをよく感じさせられます。どの職種も欠かすことはできない、そうよく思わされます。

ここまでいろいろ書いてきましたが、過去の先生方がお書きくださった内容含め、全てをこのスペースには書ききることは難しいです。少しでも興味がありましたら、是非一回見学にお越しください。

拙い文章ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

令和元年9月 小林 政雄

立秋を過ぎても暦上のことと言わんばかりに居座る暑さですが、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、このたび、8月号の研修医日記を担当させていただくこととなりました初期研修医の小林と申します。真夏の暑い時期ではありますが、各病院の臨床研修マッチングの試験などで忙しく過ごされている頃ではないかと思います。当院は初期研修医として年に14名(うち歯科研修医 1名)を受け入れておりますが、本メルマガをお借りして当院の研修生活の特徴をご紹介させていただくことで、今後の皆様の進路選択の一助になれば幸いと存じます。当院はほぼ全ての診療科が揃っており、様々な疾患を持っておられる患者さんが受診するため、頻度の高い病態はもちろんのこと頻度は低いが臨床研修上で重要な病態まで経験を積むことができると思います。研修医のうちに幅広い病態を経験できるのが当院の魅力の一つだと考えています。また、採血・静脈ルート確保といった基本的手技から気管挿管・CVカテーテル挿入まで必要な手技も一通り経験することができるかと思います。さらに、研修医レクチャーも定期的に開催されており各科の先生方に診療のポイントや注意点を教授していただけるため教育面もしっかりしているのも大きな魅力だと思います。魅力がいっぱい詰まった当院で、長い医者人生の最初の礎を一緒に築いていきませんか。見学は随時受け付けていますので、ぜひ一度見学にいらして実際の研修生活を体感してくださいね。

では、末筆ながら皆様のお目にかかれるときを楽しみにするとともに、皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

令和元年10月 西村 佑子

研修医2年目の西村佑子と申します。研修医生活は飛ぶように過ぎ、残すところ7ヵ月となりました。同期のほとんどが将来の進む科を決定し、皆それぞれが徐々に次のステップへの準備を始めているように思います。

私がこの病院での研修医生活を志した最大の理由は、大学時代に実習や見学で来た際、お世話になった当時の研修医や専修医といった歳の近かった先生方が大変生き生きと働いておられたからです。研修すべき診療内容は多いですが、いくつかの診療科は専修医とペアになって研修するため治療方針や手技など不安な点を逐一質問できる環境が整っていますし、その他の診療科も上級医の先生が患者さんごとに相談に乗って下さるため、安心して研修をすることができます。指導してくださる先生方は非常に勉強熱心でありながら穏やかな先生が多くいらっしゃるため、医療について教えて頂くだけでなく、医師として、また人としてこうなりたいなと思うことが多いです。

他にも当院での研修医生活に満足している点はたくさんあります。月に4回程度ある当直では救急隊の搬送連絡を直接受けるところから始まり、必要な検査や薬の処方を行い、最終的には診断をつけて治療方針を考えるまでの一連の流れを全て研修医が主体となって行うため、大変なことも多いですが一例一例が非常に勉強になります。救急車は夜間もひっきりなしに来ますが、一晩当直勤務を終えた後はきちんと帰宅して休むことができるシステムが整っています。また、月に1,2回開催される研修医レクチャーでは上級医による当直帯で必要な知識とスキルについての講義がありますし、一緒に当直している上級医の数も多いので、非常に手厚いバックアップ体制が整っていると感じています。

普段の診療業務に加え、専門性の高い勉強会に連れて行ってもらったり、研修医の間から学会発表を積極的にさせてもらえたりするのも魅力の一つだと思います。何より研修医の数が多くデスクも一つの部屋に集まっているため、研修医同士での情報交換ができることは普段のモチベーションを保つのに非常に重要な役割を果たしていると思います。

当院で研修できるチャンスをもらえたことは大変嬉しく、1年半たった今も本当に感謝の気持ちでいっぱいです。力不足・知識不足を痛感する日々ではありますが、残り半年も精一杯精進したいと思っています。

研修先の病院を探している学生の皆さんも是非一度見学にいらしてください。お待ちしています。

令和元年11月 澤田 遥奈

令和元年11月分を担当します初期研修医2年目の澤田です。かつては私もこの研修医日記を閲覧し、未来の研修医生活に思いを馳せたものです。まさか自分の番がこんなにも早く巡ってくるとは思っておらず、いろんな経験を積み充実した初期研修があっという間に終幕を迎えつつあることを感慨深く思います。

記載内容は自由とのことですので、もう幾重にも述べられている当院の魅力については割愛させていただき、趣向を変えて本来の日記として文章を綴ってみようと思います。 例えば、これはとある日の私の1日のスケジュールです。

8:00 出勤、カルテ確認
8:10  患者回診
9:00  手術
12:30  標本整理、検体提出
13:00  昼休憩
13:30  患者回診
14:00  上級医と打ち合わせ and カルテ記載
15:30  術後カンファレンス
16:00  カルテ記載 or 病棟業務
17:30  上級医と打ち合わせ and 患者回診
18:00  解散

この日は診療科の手術日だったので、手術が始まる前に患者のカルテを確認し、前日帰宅後から早朝にかけて患者に異変がなかったかを確認しました。特に当日手術を受ける患者や、病態が安定していない患者では、一早く対応できるように優先してカルテを見て回診します。この日は特に問題なく、簡潔にカルテを記載して次に手術室へ向かいました。

研修医が手術室でまず行うことは環境づくりです。バルーンを入れたり体位を整えたり固定したり消毒したり…と一見裏方仕事のように思えますが、安全な治療を行う上で本当に重要なことばかりです。手術中には、執刀医や助手の先生が円滑に手術を進められるよう術野を整えたり、比較的簡単な手技を手伝ったりしました。手術が終われば検体を保存して病理部へ提出します。

休憩後には患者回診です。この日は午前中に熱を出した患者の培養検査を提出して抗生剤加療を開始しました。また、朝にはなかった腹痛が出現した患者の診察をして担当看護師にも状況を確認し、原因検索や鑑別診断を行い、鎮痛剤の頓服処方を追加しました。

術後カンファレンスでは、当日行われた手術の概要をプレゼンします。この日は術中所見で術式が変更になり、リンパ節郭清を追加施行した症例がありました。

1日の終わりには必ず上級医とカルテを見ながら振り返りを行います。入院患者の今後の方針についてはもちろん、予定入院患者の予習や手術の注意点などを確認します。この日は術後麻酔から覚めた患者が元気そうに体調について話してくれたことに安心して解散しました。

少しでも当院での研修のイメージが湧きましたでしょうか。繰り返しますが、あくまでこれは1例です。他の診療科や曜日では仕事内容がまるで違います。また、実際は緊急入院の対応をする日もあれば、当院のイベントでセミナーなどに参加する日も多いです。もし少しでも興味があって詳しい話が聞きたい方は、是非一度ご自身の目で確かめに来てください。

令和元年12月 齋藤 未佑

はじめまして。初期研修医2年目の齋藤未佑と申します。主に読んでくださっているのは、これから初期研修医となられる学生の方々でしょうか。初期研修医生活が始まってから私が感じたことについて少しながら書いてみようと思います。

最初のスタートはドキドキの連続でした。病院に出勤し、患者様に会いにいき、病棟スタッフの方々とお話をし、カルテを書いたり処置を行ったりするという、病院での1日の生活がすべて新鮮でした。初めての当直の夜は、いつもより静かな病院で救急車を迎えることにとても緊張したのを覚えています。普段の研修生活では、指導医や先輩研修医の先生方に一から様々なことを教わり、時には叱られ、時には一緒にご飯と食べたりと、充実しながら楽しく毎日を過ごしています。

病院ごとに研修制度に多少の違いはあると思いますが、どこの病院であっても研修医になれば今の学生生活とがらりと変わった新しい生活が始まると思います。研修医生活にむけて、国試勉強も頑張ってください。また、もし当院の初期研修に興味のある方がいらっしゃれば、ぜひ一度見学に来てみてください!みんなで楽しみにお待ちしています。