研修医日記(令和6年)
令和6年1月 山野 敏基
研修医2年目の山野です。
研修病院を探している方に向けて、当院の研修について書きたいと思います。
1年目の4月に各診療科、部署のオリエンテーションを受け、5月から本格的に各科ローテートと当直業務を開始します。
ローテートは、必修科目が19ヵ月(内科8ヵ月、外科3ヵ月、救急2ヵ月、麻酔2ヵ月、精神・小児・産婦・地域1ヵ月ずつ)、選択科目は4ヵ月あります。
私は内科志望なので、必修の内科には含まれていない感染症内科を選択科として選びました。当院は、ほとんどの内科系診療科が揃っており、内科を幅広く学ぶことが出来たことは、大変良かったと感じています。
当直は、救急隊からの電話を受け、診察・検査をした上で上級医の先生方に相談するシステムです。患者数は日によって違い、多い日には大変なこともありますが、初期対応に関しては力が付いたと感じています。
病院内にはコンビニ、食堂があり、お弁当もあるので食事には困りません。食堂は屋上にあり、天気が良い日には大阪城やあべのハルカスを眺めることが出来ます。個人的には病院の中の推しスポットで、気分転換したい時に訪れたりします。
病院の敷地内に療があり、空きがあれば入居することが出来ます。
やや年季は入っていますが、隣にはイズミヤ、ドンキホーテがあり、とても便利です。私自身、研修医になり一人暮らしを始めましたが、生活しやすいと感じています。
以上、簡単ではありますが当院の研修について書かせていただきました。
当院での研修を検討されている方は、是非一度見学に来てください。研修医一同お待ちしております。
令和6年2月 吉田 翼
大阪医療センター研修医の吉田と申します。
月日が経つのは早いもので、ついこの間入職したと思えば、気づくと研修医生活もあと2か月程度となりました。この研修医日記を読んでいる方は当院での研修を希望している学生が多いと思いますので、この2年間の研修医生活を簡単にまとめさせていただきます。
まず日常業務ですが、1~2か月ごとに様々な診療科をローテーションします。科にもよりますが比較的強制的な業務は少ないと思いますが、決して学べることが少ないという訳ではなく、患者様の数もスタッフの先生の数も多いため積極的に関われば何でも学ぶことができます。
続いて当直業務についてですが、大阪市中の病院ということもあり1日にたくさんの患者様が搬送されてくるため忙しいです。基本的には救急隊からの電話対応、患者様のファーストタッチから方針決定まで1年目の研修医と2年目の研修医の2人で行い、最終的に自分たちの方針でよいかどうかを外来当直の専攻医に確認します。外来当直以外にも救命救急当直、脳当直、心当直、産婦人科当直、さらに多くの診療科ではオンコールの先生方がいるため、方針に困ることがあればそれぞれの先生方にご相談することができます。自分で考えなければならない状況は多いですが、その分自分たちの実力はつきます。
また、当院は谷町四丁目に近く、大阪の色々な場所へのアクセスがよいです。業務が終われば研修医同士や仲が良くなった専攻医の先生方とご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしております。
以上簡単に書かせていただきましたが、この日記だけでは書ききれないことが多いため、当院での研修を希望される学生の方は、ぜひ見学に来て研修医に話を聞きに来てください。
令和6年3月 余田 拓海
大阪医療センター研修医2年目の余田です。
私たちの代の研修医生活もこの3月で終わろうとしています。
時間が経つのは早いもので、ついこの間初期研修医1年目として入職したと思えば、後期研修医がまもなく始まります。当院で初期研修を行い良かった点をいくつか述べさせていただきます。
まずは、自由度の高い研修ができ、手厚いフィードバックが受けられる点です。各診療科のローテーションの際には、様々な症例や手技を経験できるほか、志望診療科次第ではありますが、希望すればオンコールや当直にも入ることで、自主的に研鑽を積むことができます。疑問に思うことがあっても、指導医の先生がとても分かりやすく教えてくださり、非常に勉強になります。「こういったことを経験したい」ということを事前に伝えていれば、確実に応えてくれる研修病院だと感じています。
次に、救急外来でのファーストタッチができる点です。既に多くの方が研修医日記に書いていますが、救急隊からの電話を受け、初期対応を行いつつ、必要な検査・治療を行い、入院か帰宅の判断を行うこととなります。自分自身で重症度を判断しつつ診療にあたり、適切に救急外来をマネジメントする力は初期研修以降でも役に立ってくると思います。もちろん不明な点は上級医にすぐ相談できる環境であり、循環器や脳、救命の当直の先生もいるため、重症症例も経験することができます。
同期が優秀であり、刺激を受けお互いに切磋琢磨しながら研修ができる点も当院の魅力の1つです。当院には独立した研修医室があり、勤務後の時間にゆっくりしながら、お互いに経験した症例をディスカッションできます。自分で経験できる症例数には限りがありますが、同期とも話しながら勉強しあうことで、より多くの症例から学びを得ることができます。
その他にも当院の魅力はたくさんありますが、1番大切なことは自分の目で確かめることです。いつでも病院見学にいらしてください。お待ちしております。
令和6年4月 奥村 由紀
研修医2年目の奥村由紀です。
早くも入職から一年が過ぎ、私も2年目になってしまいました。
ここでは私が医師になってから感じたことを簡単に振り返ってみたいと思います。
医師として働き始めてまず感じたことは、実臨床の現場で必要とされることは、国家試験の勉強とは全然違うことばかりだということです。患者さんとのコミュニケーションや各処置の準備や手順など、学生の時にはあまり学べていなかったことが突然必要になり、研修医になりたての私は毎日戸惑ってばかりでした。初めての当直ではアセスメントや診断以前に、ストレッチャーの使い方が全然わからなくてまごまごしていたのをよく覚えています。そして一年たった今でも、まだまだ知らないことばかりだなと感じています。しかし、一年前の何もわからなかった頃と比べると、この一年間の研修を通じて少しは成長できたのかな、と思っています。
日々のローテーションでは、意欲があれば診療や手技に積極的に取り組ませていただくことができ、非常に勉強になっています。また空き時間には優秀な同期と一緒に当直で分からなかった症例などについて一緒に考えたり、時には研修医ルームでほっと一息つくこともでき、充実した研修生活を送らせていただいています。改めて、当院で研修ができてよかったなと日々感じています。
最近では、キッチンカーも来るようになり、週3回美味しいご飯も食べることができますし、また4月になって一年目の研修医もたくさん来てくれていて、二年目となる今年の研修もとても楽しみです。
当院の研修が気になった皆さんは、ぜひ一度当院に見学に来てみてください。お待ちしています!
令和6年5月 木村 健太郎
研修医2年目の木村と申します。
5月に入り、病院見学に訪れる見学生が増えてきました。いよいよマッチング試験が近づいてきているとしみじみと感じます。レジナビも控えていますので、この場を借りて当院の特徴について簡単に紹介させていただきます。
立地:東梅田から谷町線で約10分の谷町四丁目という場所に位置しています。官公庁やオフィスが多数ある一方で、大阪城や難波宮も目の前にあり、緑が感じられる場所でもあります。仕事終わりに大阪城の外周を散歩・ランニングする同期もいます。
ローテーション:内科・外科ローテが他院より長めです。内科志望系の人は、J-OSLERで必要な症例をローテート中にそれなりに集められます。外科系志望の人は、外科ローテ3か月目で耳鼻科、泌尿器科等の一般外科以外の外科系診療科を、1年目のうちから回れるのが利点だと思います。
働き方:忙しすぎず暇すぎず丁度いい働き方だと思います。働き方改革により、病院全体として残業を減らす取り組みが進んでおります。有給・リフレッシュ休暇は23日と十分にあります。また、どの診療科も優しいスタッフが多く、丁寧に指導していただけます。全体的に働きやすい環境です。
以上、過去にあまり記載がなかった点を主に紹介させていただきました。
気になった方は、ぜひ見学にお越しください。5,6月の見学は遅いのではと懸念される方もいますが、去年は7月のギリギリまで見学に来ていた人もいた(笑)ので、まったく問題ありません。お待ちしております。5/26のレジナビの方もどうぞよろしくお願いします。
令和6年6月 工藤 あや
研修医日記をご覧の皆さんこんにちは。研修医2年目の工藤あやと申します。熊本生まれ熊本育ち熊本大学出身の私ですが、「大阪に住んでみたい」という好奇心とともにこの地に移り住んできてから、1年ちょっと経ちます。初めての一人暮らし、初めての都会生活、初めての社会人生活、そして初めての医師生活。わからないことばかりで周囲の助けを借りてばかりですが、研修医の仲間はもちろん、当院のスタッフの皆さんの優しさでここまでなんとか生きてきました。ここで当院のいいところは、、、と研修医の仲の良さや研修体制についてのご紹介をすべきなのでしょうが、ご存知の通り出尽くしているので、それに関しては他の方の日記を読んでください。私は近所の美味しいご飯屋さんを紹介します。美味しいご飯があってこそ、人は頑張れるんですよ。一番大事なことです。なおCOIはありません。
- 中華そば うえまち
- 中華そば やいろ亭
- Ramen辻
- 谷町 一味禅
- ポン酒タグラム The Bar
- ペドロリーノ
- 雅頌
- 國型製作所
- 餃王
- 上町おでん とある
キリがないのでここでやめますが、この辺の実力はこんなものではありません。ぜひ実際に働いてみて、お気に入りのお店を見つけてみてくださいね。
令和6年7月 小林 琴美
はじめまして、初期研修医2年目の小林です。 ここ数日は梅雨の晴れ間で太陽の日差しが眩しく感じます。7月7日の今夜はきれいな星空を眺められるのではと期待しています。
研修医日記をお読みの皆様の中には、当院での研修に興味を持ってくださった医学生の方もいらっしゃると思います。私もちょうど2年前のこの頃に読み、研修医生活を想像していた記憶があります。その日記を今度は私が書く機会をいただき大変光栄です。僭越ではございますが少しでも参考になれば幸いです。
実際の医療現場に身を置いて自分の非力を痛切することが多々ありますが、その一方で、患者さんの診療に携わる中でやりがいも感じています。
充実した研修医生活を送れているのはひとえに周りの方々の力添えのおかげです。1学年10人を超える同期は優秀で気さくな人ばかりで、お互いに経験した症例を検討したり真情を吐露したりしています。1年目の後輩もとても熱心で、夜間と休日の救急外来で一緒に当直をする際に頼もしく感じています。指導医・上級医は高度で幅広い知識と技術を丁寧に教えてくださります。尊敬し憧れる先生と出会えて幸運に恵まれています。また、医師のほかの医療職の方々は様々な専門的視点をお持ちで日々助けていただいています。職員研修部をはじめとした事務の方々は親身に相談に乗ってくださります。
たくさんの人に支えていただける環境で医師として始められることは大変ありがたいことだと思います。患者さんの健康に貢献できるように今後も精進を重ねてまいります。
さて、一気に気温と湿度が上がり体調を崩しやすい時期です。採用試験や国家試験を控えお忙しいとは存じますが、どうぞお身体を大事になさってください。
七夕の星に願わくは、皆様と一緒に当院で働ける日を迎えることができたらと思います。心待ちにしております。
令和6年8月 酒井 康平
国立大阪の研修のココが凄い!
徹底した手技教育!
研修医数15人以上!(たすき3人 二年コース13人)
内科、外科、マイナー科など幅広い診療科を学べる!
大阪谷町4丁目の好立地なホスピタル!
国立魂!!
はじめまして、研修医2年目の酒井康平と申します。去年は先輩、先輩と頼っていた僕も、後輩がいる立場となってしまいました。月日が流れるのも早いものですね。某大学CM風に冒頭で書かせていただきましたが、ここで研修して僕がよかったなと思うところを簡単にご紹介させていただきます。
研修:基本的な手技を確実に身につけられる点がウリです。救急外来や日常業務を通して、ルート確保や鼠経採血はめちゃくちゃ上手くなります。ぽっちゃりさんもどんとこいです。他にも、Aライン挿入や、CV挿入、挿管、腰椎穿刺、骨髄穿刺など様々な手技を身に付けることができます。
研修医の数:研修医の数が多いです。1年目が16人(たすき3人、2年コース13人)、2年目が13人の計29人います。タイプとしては「自分に厳しく人には優しい、コミュニケーションがしっかりとれる人」が多いなと感じています。だから人間関係は良好です!研修医ルームが充実しているので、そこで一緒に仕事したり、リラックスしたり、たまには愚痴りあったり楽しくやっています。
幅広い診療科:メジャー科が揃っているだけでなく、マイナー科も一通り揃っています。マイナー科も選択期間で一年目からまわれるので、おすすめです。マイナー外科であれば最短で1年目の7月に研修することが出来ます。僕は形成外科を1年目の7月に回らせていただきました。
好立地:大阪市の真ん中、中央区の谷町4丁目にあります。梅田や淀屋橋といった「キタ」と難波、天王寺といった「ミナミ」の間にあるのでどちらのアクセスもいいですよ。また、病院周辺においしいご飯がいっぱいあります。個人的には、エニタイムのジムの店舗が周辺に多くあり、トレーニングしたい部位とマシンで店舗を選べるのがグッドポイントです。
以上、簡単ですがご紹介させていだだきました!
他にも良いところがいっぱいあるので、少しでも気になっている人は是非見学に来てくださいね。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!
令和6年9月 笹倉 桃子
研修医2年目の笹倉です。
この研修医日記を読んでくださってる方の中には大阪医療センターをマッチング先に考えてくださってる医学生の方が多いのではないでしょうか。普段の日誌では当直やローテのことについて書いている日記が多いので、今回はイメージしやすいように普段の研修生活がどのような感じかお伝えしようかと思います。
私にとってけっこう大きいのは研修医ルームの存在です。病院によっては大きな医局の一角が研修医ブースだったりするところも多いですが、うちの病院は研修医ルームが病棟や上の先生の医局から離れたところにあり、研修医だけの空間があります。病棟業務で疲れたり、長いオペが終わって帰ったときに誰かがいて、ほっとひと息つくことができます。1人ひとつデスクがありけっこうみんな自分色のデスクなので個性が出るな〜と思います。電子レンジや電気ポットもあるので、鍋とかしない限り大抵のものは食べられます。
仕事は科によりますが8時から9時の間に始まり、だいたい18時すぎには終わっていることが多いです。真面目な人や内科3科目同時ローテの人は20時ぐらいまで残っていたりもしますが、基本的には残業1時間ぐらいです。近くに住んでいる人が多いですし、美味しいご飯やさんが沢山あるので、「今日ちょっとあのカレー屋さん行こうよ」とか「今から集まっていつもの居酒屋さん行こうよ」と仕事後も同期や後輩とご飯に行ったりできます。
また、当直明けは8時半(遅くても10時ぐらい)に帰れるのもいいところだと思います。当直は1、2時間ぐらいしか寝れないことも多いですが、朝まで頑張ったら帰って寝れるので、研修医になるまで片手で数えるぐらいしか夜更かしをしたことがなかった私でもなんとか頑張れています。2年目になると月4、5回当直があるので、なかなかハードですが、当直明けはちゃんと帰れるので、体力さえあれば夕方ぐらいから飛行機に乗って旅行にも行けます。実際木曜日当直で、金曜日明け、そこから沖縄旅行に行ったこともあります。笑
とまあカジュアルに書いてきましたが、当院の研修では、当直は研修医主体で動くので、勉強した分が診療にすぐ活かせてやりがいがあります。マッチングで気になる一つである手技に関しても、やる気を見せていれば中心静脈カテーテルやAラインなど沢山させてもらえます。ローテによっては時間があって自分がしたい勉強を十分に進めることもできます。総合的に見て、メリハリがあってすごくバランスのいい研修をさせてもらっているなと思います。
医学生のみなさん、ぜひ見学に来てみてください、そしてマッチング先に選んでいただければと思います。
令和6年10月 佐藤 直也
研修医2年目の佐藤と申します。働き始めて1年半が経過し、できることが増えたかと思えば未熟な点があらわになり、日々勉強になる生活で充実しております。
さて、私自身は消化器外科と消化器内科で志望科を決めかねていたので、両診療科の研修内容を簡単にご紹介します。上につく専攻医の先生や、自分の志望科によっても研修の実態は少しずつ変わってくるかと思いますが、どちらも希望すればたくさん経験させていただけるのが良い点だと感じています。
まず外科研修ですが、早朝から回診し、病棟業務をできるだけ進めてから手術に向かいます。研修医ですのでできることは少ないですが、少しでも術野の役に立てるように考えながら両手を動かしてみることが大切で外科のチーム感を感じることができます。選択でローテすれば、胆嚢炎や虫垂炎などの執刀の機会もありえます。盤石な指導体制があるからできることだと感じていますし、大変貴重な経験を積ませていただきました。
次に消化器内科研修ですが、上部消化管内視鏡を中心に毎日少しずつ手技を経験することができます。消化管だけでなくエコー下での肝臓の処置も身近に経験できます。病棟業務も相談しながら考えてできるため、とても有意義な研修でした。また緊急内視鏡などバタバタしながらも協力して行う様子が大変ながらもこれまたチーム感があり、貴重な経験でした。
以上簡単にご紹介させていただきました。その他の必修ローテも数多くあるのですが、どの診療科も希望に合わせてたくさんの経験を積ませていただける雰囲気があり求めれば与えられる素晴らしい環境かと思います。ほかの方も書いている通り、好立地にあり仕事以外を充実させることも簡単にできるので、ワークライフバランスを自分で取りやすい良い環境だと感じています。新しい環境に突撃するのは少々気が引けるもので、地方大学出身者としては少し緊張していたのですが、職員の皆様は暖かく迎え入れてくださり心地よい研修生活を送ることができております。ぜひマッチングの候補の一つに選んでいただけたら嬉しいなと思います。
令和6年11月 瀬戸 裕貴
研修医2年目の瀬戸と申します。
11月に入り、そろそろ見学を考えている人もたくさんいるのではないでしょうか。
そんな方々に「あいうえお作文」を送ります。
コんなにバランスのいい病院はない
クらしには困らない給料
リっちもとても良く
オいしいご飯屋さんがたくさん
オばあちゃんの家のようだがそれもまた味わい
サわやかな緑と日中の青空
カん動的な夜の大阪城に囲まれ
イい同期にも恵まれ
リョウ心的な指導体制
センせいも優しく
ターのしい研修生活を送れる
こんな病院はいかがですか?拙い作文では伝わらないので是非見学に来てくださいね!