がん診療連携拠点病院とは
がん診療連携拠点病院とは
がん医療施策における当院の位置づけ
大阪府では府民が質の高いがん医療を受けることのできる医療機関を選択できるよう、わが国に多い5つのがん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん及び乳がん)の診察に関して指定要件を充足した病院を、がん診療拠点病院に指定しています。現在、府下に60のがん診療拠点病院があります。そしてその上にさらに国が指定するがん診療連携拠点病院があります。がん診療連携拠点病院となるには様々な診療機能や専門スタッフを備え、さらにがん登録や情報公開など高度の診療体制が求められます。当院は、平成21年に大阪府がん診療拠点病院に指定され、平成22年には国指定がん診療連携拠点病院に指定され、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の構築、がん患者に対する相談支援及び情報提供等を行っています。
大阪医療センターにおけるがん診療
大阪医療センターの入院患者さんの約3人に1人ががん患者であり、がん治療は当院の診療の大きな柱の一つです。多くの診療部門と職員ががん診療に携わっています。がん診療は単にがんの治療を行うだけでなく、患者さんの精神的サポートや社会復帰への支援など多岐にわたる業務からなります。さらに高い診療レベルを維持するための体制整備や情報収集、そして職員教育を行っています。
がんセンターの組織
がんセンターは平成17年度に設立され、現在下記7部門からなります。
- 外来化学療法室
- ケアサポートチーム
- がん情報管理室
- がん臨床共同研究推進室
- がん登録室
- がん相談支援センター
- 各専門職
看護師
診療情報管理士
がん診療に関わる活動
- Cancer Board
- 主要ながんの治療成績の公開
- 臨床病理検討会(CPC)
- がん地域連携パス