診療科・部門

女性医師支援制度経験者からひとこと

仕事と子育てを両立しながら日々思うこと スタッフ(13年目) C.I.

私は平成18年に卒業し、当院で2年間の初期研修を終了後、麻酔科に入局しました。気付けば医師として10年目、周りには若い先生が増えました。医師になった頃、5年後、10年後の具体的な将来を描いていたわけではなく、医師となったからには細々とでも仕事を続けたい、そして子供も欲しいと漠然と考えていました。その過程で仕事と家庭のバランスに悩むこともありましたが、現在こうしてママ麻酔科医として働いていることにまずは感謝したいと思います。

平成25年に長女を出産後2ヶ月で、平成27年には長男を出産後4ヵ月で、週5日勤務で復帰しました。女性医師の30代は専門医取得やスキルアップに大事な時期で、フルタイム勤務を無理なくできる環境を提供していただきとてもありがたく思います。具体的には、院内保育所、病児保育、土曜保育の支援があります。正直、不安を抱えての保育園デビューでしたが、まるで第2の母のように保育士さん達の保育指導は素晴らしいものでした。離乳食の指導も、トイレトレーニングも、保育園でしていただき、保育士さんから子供の知らなかった一面を教わることも多々あります。離れているからこそ増す愛情もあるように思います。保育園は熱が出てしまうと預けることができませんが、院内に病児保育があるので、安心して仕事をすることが出来ます。第3土曜には土曜保育があるので、日直勤務につくこともできます。

現在麻酔科では、ママ麻酔科医は当直勤務を免除していただいています。私自身は、長女を幼稚園、長男を院内保育園に預けて働いています。医局の先生には、朝の準備の手伝いをしていただいたり、時間外に伸びた症例の交代等、全面的にサポートをしてもらっています。出産後しばらくは復帰までのステップとして変則勤務、その後フル復帰をする人も多くいます。出産後の働き方は個人の考え方のみならず、家族や周囲の理解も必要であり、正解がないのが現状です。当院には、個々の希望に応じた勤務を実現していただく就労形態の柔軟さがあり、心から安心して子供を預けられる保育園があります。

そして、ONH麻酔科では、仕事と育児の両立がストレスなく出来る体制が整っています。心から感謝しつつ、今後も頑張って麻酔科医を続けていきたいと思います。

ページトップへ

職場環境のありがたさ スタッフ(13年目) Y.I.

私がこの職場で勤務を始めたのは次男が1歳のときでした。大阪に越してきて職場も変わり、右も左もわからずな状態の上、家族を優先させたいとの思いから週2〜3回の非常勤で勤務をスタートさせました。

それ以前は常勤で週1〜2回の当直もこなしていましたが、幼い息子2人との時間をゆっくり取れないことや、頻回に起こる息子達の体調不良で職場に迷惑をかけざるを得ない状況が、自分自身の中でもストレスになっており、このままではいけないと思っていました。

今考えるとだいぶわがままな働き方でしたが、自分のペースでゆっくりゆっくり働き続けてこられたことによって、昨年専門医の資格も取得することが出来ました。
勤務当初は1歳だった次男も昨年小学生となり、まだ週4日ではありますが私も非常勤から常勤になることが出来ました。昨秋からは家族の協力もあってオンコールにも入っています。

育児家事とのバランスを取りながら働くのは大変なこともありますが、それぞれがそれぞれのストレス発散にもなります。例えば、育児で疲れることがあっても仕事に集中すれば忘れてしまえるし、愚痴を聞いてくれる同僚もいます。反対に仕事でツライことがあっても、帰宅すれば母の帰りを待っている可愛い我が子がいます。

これからも甘えずおごらず、非常勤のときの分まで恩返し出来るよう、コツコツと働いていきたいです。

ページトップへ