診療科・部門

炎症性腸疾患(IBD)センター

IBDセンターのご案内

消化器外科:加藤健志 消化器内科:榊原祐子

大阪医療センターに炎症性腸疾患センターができました

大阪医療センターでは、炎症性腸疾患(IBD)の患者の増加をうけて、2024年4月より消化器外科・内科が連携してIBD患者さんの診療にあたる炎症性腸疾患センターを設置することとなりました。当院では、現在約350名の患者さんが通院されています(潰瘍性大腸炎280名 クローン病80名)。当院消化器外科では、重症の潰瘍性大腸炎の緊急手術や、クローン病の狭窄、穿通に対する消化管切除など、迅速に対応しています。消化器内科では、ガイドラインに準じ、最新の治療法や検査法を導入し、患者さんの症状に合わせた最適な治療を提供することを目指しています。また、さらに既存の保険診療だけではなく、IBD新薬の国際治験にも関わっています。治療法に難渋する患者さんに対しても幾つかの選択肢を提供することが可能になるものと考えています。最近は軽症例も多くなっており診断が難しい症例が増えてきているとも言えます。診療所の先生方にはIBDの疑いがあるものの、はっきりした診断がつかない症例なども早期にご紹介いただきたいと思います。

当院では、消化器外科・消化器内科以外にも、さまざまな科のスタッフとも協力し、患者さんの気持ちに寄り添う診療を心がけています。今後はさらに内科医、外科医、看護師、薬剤師、栄養士、事務スタッフとも連携を深め、新たな取り組みとして患者会や研究会を通じてIBDの啓蒙活動にも力をいれていきたいと思っております。また、開業医の先生方や市中病院からのIBD患者さんの紹介や逆紹介など地域連携を円滑に行い、患者さんのQOLの向上に貢献できればと思いますので、どうぞお気軽にご相談ください。

外来診察

炎症性腸疾患ネット予約枠(インターネット予約)

月曜日から金曜日:10:00~10:30

診察依頼の際は地域連携室でご予約下さい。また、症例の個別のご相談、転院加療、緊急手術を要する場合のご相談も、まず下記地域連携室にご連絡下さい

地域連携室☎️ 06-6946-3516 FAX 06-6946-3517

当院では外来でMR enterography→大腸内視鏡検査→上部消化管内視鏡検査を組み合わせた消化管精査を1日で施行することも可能ですので、是非ご紹介ください。

IBDセンタースタッフIBDセンタースタッフ