消化器センター
消化器センターの概要
センターの概要
消化器センターは、食道・胃・十二指腸、小腸・大腸、肝臓・胆嚢・膵臓などさまざまな臓器の疾患を対象に、消化器内科と消化器外科を中心としたチームが、質の高い医療を提供するために設立された組織です。
センター長ご挨拶
2025年7月、消化器内科と消化器外科が連携して「消化器センター」を設立いたしました。消化器疾患に関わる消化器内科と消化器外科が協力し、診断から治療までの一連の診療を継ぎ目なく行うことで、より高度な医療を提供してまいります。当院の消化器内科と消化器外科は、これまでも密に連携し、最善の医療の提供に努めてまいりましたが、センター設立によりチーム医療を「見える化」し、引き続き高水準できめ細かい診療を目指していきたいと考えております。消化器センターでは、消化器内科と消化器外科が個々の症例に対し、合同カンファレンスを通じて検査や診断、治療にあたっておりますので、安心してご紹介いただけましたら幸いです。
センター長 阪森 亮太郎
センターの詳細
対象疾患
腹部の病気、具体的には食道・胃・十二指腸、小腸・大腸、肝臓・胆嚢・膵臓といった消化器系臓器に関わる疾患全般が対象になり、がん・悪性腫瘍だけではなく、感染や炎症、機能障害、免疫異常などの良性疾患まで幅広く対応しています。以下に代表的な疾患を示します。
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上部消化管疾患
食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、食道アカラシア、食道がん、胃がん、胃ポリープ、胃・十二指腸潰瘍、十二指腸腫瘍、胃粘膜下腫瘍
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下部消化管疾患
小腸腫瘍、結腸がん、直腸がん、憩室出血、憩室炎、虚血性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、感染性腸炎
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肝胆膵疾患
肝炎、肝硬変、肝がん、脂肪性肝疾患、自己免疫性肝疾患(自己免疫性肝炎・原発性胆汁性胆管炎・原発性硬化性胆管炎)、IgG4関連胆管炎、総胆管結石、胆嚢結石、胆嚢炎、胆嚢がん、胆管炎、胆管がん、急性膵炎、自己免疫性膵炎、膵がん
診療実績については、消化器内科・消化器外科の診療実績をご覧ください。
導入している医療機器・技術
- 拡大内視鏡、画像強調観察(NBI、RDI、TXI)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、アルゴンプラズマ凝固法(APC)
- 食道静脈瘤に対する内視鏡治療(EIS、EVL)、胃静脈瘤に対するIVR治療(BRTO)
- ダブルバルーン小腸内視鏡検査、カプセル内視鏡検査
- 内視鏡的胃瘻造設術(PEG)
- 内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)、超音波内視鏡(EUS)、超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)
- 造影超音波検査、Fibroscanによる肝硬度測定・肝脂肪量測定、肝生検・肝腫瘍生検、ラジオ波焼灼療法(RFA)、Real-time Virtual Sonography(RVS)、肝動脈化学塞栓術(TACE)
- da Vinci Xiを用いたロボット支援下手術
- 食道良性疾患や腹部ヘルニアに対する低侵襲手術
- 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
- 腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)
- 大腸がんに対するがん遺伝子検査に基づいた薬物療法、低侵襲手術
- 直腸癌に対する究極の肛門温存治療 (Total neoadjuvant therapy, TNT)
- IBD外科治療(腹腔鏡など)
- 肝切除、膵切除など悪性疾患に対する高難度肝胆膵外科手術
- 抗腫瘍薬、免疫チェックポイント阻害薬、生物学的製剤など有効性が期待できる新たな薬剤を積極的に導入しています。
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- 2025.07.31
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