不整脈センター
不整脈センターの概要
センターの概要
不整脈治療は高度な専門知識と技術を要する分野であり、当センターでは不整脈専門医4名が連携し、心房細動をはじめとする多様な不整脈に対し、最先端の医療を提供しています。特にカテーテルアブレーション治療においては、最新の三次元マッピングシステムやエネルギー源を活用した精密な治療が可能です。
また、ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)、リードレスペースメーカー、植え込み型心電計(ICM)などのデバイス治療にも対応しており、豊富な臨床経験を持つ専門医が患者一人ひとりに最適な治療を行っています。
センター長ご挨拶
2021年の着任以来、不整脈診療体制の充実に取り組んでまいりました。皆様のご支援のおかげで、当センターにおけるカテーテルアブレーションの症例数は、2020年の月10例前後から2025年は月30例超へと飛躍的に増加し、現在も安定した成長を続けております。
今後も、不整脈アブレーション分野への積極的な設備投資を継続し、国内外の先進機器をいち早く導入することで、安全かつ高精度な治療を提供してまいります。引き続きのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
センター長 井上 耕一
センターの詳細
2024年には、国内で初めてパルスフィールドアブレーション(PFA)を用いた治療を実施しました。この治療法は心房細動治療をより安全かつ短時間で行える画期的な治療法です。以降も合併症なく安全に症例を重ねており、同分野における先駆的な役割を果たしています。
さらに、難治性の心室頻拍や心室細動に対するアブレーション、徐脈性不整脈に対するデバイス植え込み、無症候性不整脈の長期モニタリングなど、あらゆる臨床ニーズに対応可能な体制を整えています。
対象疾患
対象とする主な不整脈は以下の通りです:
心房細動、心房粗動
心室性期外収縮、心室頻拍、心室細動
洞不全症候群、房室ブロック など
年間手術実績(例数)
カテーテルアブレーション | 2020年126例 → 2024年306例 |
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デバイス治療 | 2020年85例 → 2024年151例 |
導入している医療機器・技術
- パルスフィールドアブレーションシステム(Farapulseシステム、PulseSelectシステム、Varipulseシステム)
- 高周波アブレーションシステム(カルトシステム、エンサイトシステム等)
- クライオアブレーションシステム
- ペースメーカー・リードレスペースメーカー
- 植え込み式除細動器・皮下植え込み式除細動器
- 両心室ペースメーカー
- 植え込み型心電計 等
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- 2025.07.31
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