心不全センター
心不全センターの概要
センターの概要
当センターは、心不全診療の最前線に立つ専門チームとして、急性期から慢性期、退院支援に至るまで、包括的な医療を提供しています。集中治療室での重症管理、心臓リハビリテーション、先進的治療、画像診断、チーム医療、地域連携の6つの柱を軸に、患者さん一人ひとりの状態に応じた最適な医療を提供しています。
心不全は高齢化社会における主要な疾患の一つであり、その診療には専門的な知識と多職種の連携が不可欠です。当センターでは、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などが一体となって診療にあたり、かかりつけ医との協力体制のもと、地域に根ざした心不全医療を担っています。
センター長ご挨拶
「ここで診てもらって良かった」そう感じていただける医療を、私たちは常に目指しています。
当センターでは、単に病気を治すのではなく、患者さんやご家族の生活の質や価値観を尊重しながら、個々の状況に即したベストの医療を提供することを目指しています。
わかりやすく、丁寧に、そして不安に寄り添う診療を。
地域の皆さまの信頼に応えられるよう、心不全診療の質を高め続けてまいります。
センター長 安部 晴彦
センターの詳細
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重症心不全管理
完全個室のCCU6床を有し、補助循環まで幅広く対応
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心臓血管外科との連携
冠動脈バイパス術や弁膜症手術への迅速な対応体制
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心臓リハビリテーション
個別性を重視した運動・栄養・生活支援
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運動負荷心エコー検査
息切れやBNP上昇時における早期診断と介入支援
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腫瘍循環器内科
がん治療との両立を目指す循環器合併症への専門対応
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MitraClip治療
低侵襲なカテーテル治療による僧帽弁形成術
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心アミロイドーシス・肥大型心筋症
特定心筋疾患に対する高度診療
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包括的診療体制
救急対応から退院支援までシームレスな連携とチーム医療
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地域医療連携
紹介・逆紹介体制の円滑化と医療情報の共有
対象疾患
当センターでは、以下のような心不全関連疾患全般を対象とした診療を行っています。
- 急性・慢性心不全(HFpEF、HFrEF)
- 虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)を合併した心不全
- 弁膜症(特にMitraClip適応例を含む)
- 心筋症(肥大型、拡張型、拘束型など)
- 心筋炎(心筋生検による迅速な診断と治療)
- 心アミロイドーシス(ATTR、AL型)
- 心房細動を合併した心不全
- がん治療関連心疾患(CTRCD)
診療実績グラフや件数は、別ページにて随時更新しております。
導入している医療機器・技術
最先端の医療機器と治療法を導入し、専門性の高い診療を実現しています
- MitraClip治療:開胸せずカテーテルで僧帽弁閉鎖不全症を治療
- 心アミロイドーシスに対する疾患修飾療法:大心アミロイドーシスに対する疾患修飾薬を提供(日本循環器学会認定施設)
- 心臓核医学診断:骨シンチを用いたアミロイドーシスの早期診断
- 心臓MRI検査:心筋炎、心筋症、心サルコイドーシスなどの鑑別診断
- 心肺運動負荷試験(CPX):運動耐容能や予後予測の指標を提供
- 心エコー検査:運動負荷エコーや3D計測に対応した高機能機種およびAI自動解析システムを導入
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- 2025.07.31
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