診療科・部門

眼科

ご挨拶

加齢とともに増加する眼疾患としては、白内障、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜剥離などがあります。視覚障害の原因疾患として最も多いのが緑内障(28.6%)、次いで網膜色素変性症(14.0%)、糖尿病網膜症(12.8%)、黄斑変性(8.0%)の順となっています(Morizane et al、Jpn J Ophthalmol 2019;63:26-33)。緑内障および網膜疾患に対する治療は、新しい薬剤や手術治療の開発によって改善されてはおりますが、病態の悪化を食い止めることができない場合もあり、長寿国である我が国の視覚障害者を可能な限り減らすためには、これらの難治性眼疾患に立ち向かう若い力とさらなる治療法の開発が不可欠です。

当科の2007年から2019年までの累積手術件数は21,290件であり、その内訳は白内障関連手術13,406件(63.0%),網膜硝子体手術4,060件(19.1%)、緑内障手術3,130件(14.7%)、その他694件 (3.2%)であり、特徴としては、白内障手術はもとより、緑内障、網膜硝子体疾患(黄斑円孔、黄斑上膜、網膜剥離、増殖糖尿病網膜症など)に対する手術治療を多数手がけていることが挙げられます。また、手術加療だけでなく、加齢黄斑変性、網膜静脈分枝閉塞症、糖尿病黄斑浮腫などに対する抗VEGF (vascular endothelial growth factor) 抗体の硝子体内注射も積極的に行っております。各医師がそれぞれ専門分野をもち、互いに協力して患者さんにとっての最新最良の治療を行っております。