診療科・部門

「小児頭蓋内悪性腫瘍の遺伝子診断体制の構築 Ⅰ.髄芽腫、上衣腫」研究について

大阪医療センター脳神経外科 臨床研究のお知らせ

「小児頭蓋内悪性腫瘍の遺伝子診断体制の構築 Ⅰ.髄芽腫、上衣腫」研究について
目的 国内で小児脳腫瘍の臨床と研究に携る2つの学会(日本脳腫瘍学会、日本小児神経外科学会)が中心となって、全国レベルでの多施設共同研究体を組織して、小児脳腫瘍試料を収集し、その遺伝子診断を行う体制を構築することを目的とします。
研究の意義 脳腫瘍は小児の固形悪性腫瘍の中では最も発生頻度が高く、15歳未満の小児がんの約20%を占めます。近年の研究の進歩から、小児の脳腫瘍は組織病理学的に同じ形態を示す成人の腫瘍に比べてその臨床像のみならず遺伝子レベルでの特徴も異なることが次第に明らかになってきており、小児の脳腫瘍を独立した疾患とみなす考え方が広がってきています。しかしながら、国内での遺伝子レベルでの診断・体制は不十分であり、本研究を通じて、小児悪性脳腫瘍の遺伝子診断体制を確立することにより、小児脳腫瘍の患者さんの診断・治療成績の向上が期待されます。
対象 悪性脳腫瘍のなかで、髄芽腫・上衣腫と診断され治療を行った症例を対象とします。新たに治療を開始する症例も適宜登録を行うこととします。
方法 小児悪性脳腫瘍に対して診断・治療を行った症例の臨床情報や、診断後に残っている病理組織・凍結組織などの試料からDNA/RNA/蛋白などを抽出して遺伝子解析を行い、治療成績や予後因子を検討します。
個人情報に対する配慮 「疫学研究に関する倫理指針」に従い、倫理面に充分配慮して研究をすすめます。個人情報および診療情報などのプライバシーに関する情報は、研究事務局のパスワードで守られたコンピューターにおいて厳重に保護します。本研究で得られた医療情報は個人情報を二重に匿名化し(施設IDと全体ID)、パスワードにて保護されたデータとして管理し、研究グループのメンバーのみが、全体IDに基づいたデータにアクセスできるように管理します。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先 研究参加に不同意の申し出があった場合や、包括同意書等で診療目的で採取された血液・組織などの医学研究への利用に同意しなかった患者さんの検体は研究に利用しないこととします。

国立病院機構大阪医療センター 脳神経外科
 埜中 正博、中島 伸
国立病院機構大阪医療センター 臨床研究センター
 金村 米博 
540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14
TEL: 06-6942-1331(代表)