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はじめに

治療の進歩によって、HIV感染症も1日1~2回の内服薬でコントロールが可能な病気となってきました。当院でも、感染が判明したあとも外来通院しながらそのまま通勤・通学しているかたが大勢おられます。しかし放置しておけば免疫力が低下し、健康を脅かす病気であることはいまも変わりありません。HIV感染が判明したら、早く病院を受診することおすすめします。

HIV検査について

当センターではおもに、保健所や他の病院などでHIV抗体検査を受けてHIV感染が判明し、紹介された方を対象に診療を行っています。できるだけ紹介状をご持参の上、ご来院下さい。紹介状のない方は、通常の診療費の他に保険外併用療養費として5,000円+消費税(保険外)が必要になります。

HIVに感染しているかどうかまだ分からない方、感染しているかどうか不安な方は、まず保健所やHIV検査所などの無料・匿名でHIV抗体検査を受けられる機関で検査を受けることもおすすめしています。

→HIV検査について

チーム医療について

当センターでは、複数の職種でチーム医療としてHIV診療を行っています。医師のほか、HIVコーディネーターナースがいますので、体調や不安な点などを相談していただけます。薬剤師が必要に応じ抗HIV薬などのおくすりの相談にのらせていただきます。費用やプライバシーについて相談したいかたは、ソーシャルワーカーとの面談を調整いたします。また希望される方には、心理カウンセラーを紹介させていただくこともあります。

詳しくは、チーム医療についてをどうぞ。

医療費について

初診時とくに症状がなく診察と検査のみであれば、健康保険を用い3割負担の場合で初回は6,000円程度です。紹介状のない方、追加の検査や薬の処方をうけた方はその分の費用が発生します。

通院について

AIDSを発症していなければ、1~3ヶ月ごとに外来受診をしていただき、血液検査でCD4リンパ球の数とウィルスの量をチェックしてゆきます。CD4リンパ球が減少してくると、専門の薬剤師に抗HIV薬の説明を聞いていただいたり、ソーシャルワーカーと会って治療を継続していくために利用できる制度についての相談を行い、抗HIV薬の内服に向けての準備を始めます。内服開始後は、薬がきちんと効いているのか、副作用が出ないかなどのチェックが必要です。このため、抗HIV薬開始前後は約2週間ごとの受診が勧められますが、安定して抗HIV薬の内服が可能となれば、1~3ヶ月ごとの外来受診で内服治療を続けていくことになります。

プライバシーについて

感染症内科の診察室前の廊下が待合いとなっておりますが、呼び出しは受付番号で行いますので、名前が呼ばれることはありません。
各診察室はドアを隔てた個室で、隣の診察室の会話が聞こえないようになっています。
医療従事者には法律で定められた守秘義務があり、診療上必要な場合を除いて院外へ情報が伝わることはありません。

医療費やプライバシーが心配な方へ

受診前に医療費やプライバシーについて個別に相談したい方は、医療相談室へ御連絡下さい。ソーシャルワーカーが対面・電話にて御相談にのらせていただきます。無料・匿名での対応が可能です(要電話予約)。代表電話より「医療相談室(内線2104)」宛にお電話ください。