診療内容
当科は、精神科コンサルテーション・リエゾン、救命救急センターとの連携、専門外来が主な業務となります。一般外来はないため、地域からは専門外来へのご紹介だけを受けています。
精神科コンサルテーション・リエゾンでは、身体疾患に伴ってみられる不安や気分の落ち込み、不眠などの精神症状に対応しています。近年では高齢の方の入院が増えていますので、認知症の周辺症状やせん妄への介入依頼も増えています。当科は、精神科の専門チームとして精神科リエゾンチームと認知症ケアチームがあります。精神科コンサルテーション・リエゾンでは精神科リエゾンチームが、認知症の方に対しては認知症ケアチームが多職種によるきめ細かな対応を行っています。
当院は救命救急センターを擁する総合病院ですので、自殺企図患者さんの救急搬送が多いのも特徴です。患者さんの社会的背景には、いろいろな問題が潜んでいることが多いため、救命救急医、精神科医、看護師、ソーシャルワーカー、薬剤師からなるチームで、専門性を生かした視点から対応を検討し、再企図を予防できるように取り組んでいます。