糖尿病・内分泌内科Diabetes/Endocrinology

第65回法円坂地域医療フォーラムのご報告

2025年11月15日(土)、当院にて「第65回法円坂地域医療フォーラム」を開催いたしました。
今回のテーマは 「当事者と共に考える糖尿病医療 ― 心理面から最新医療まで ―」 といたしました。
当日は86名の方にご参加いただき、盛会裏に終了いたしました。
ご参加いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。

第1部

第一部では、当院常勤医・秦 誠倫先生より「新しい糖尿病治療薬」、当院松廣 有紀先生より「1型糖尿病・膵切除後糖尿病を持つ方を支える先進糖尿病テクノロジー」のご講演をいただきました。

「新しい糖尿病治療薬」では、まず2022年に作成された2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズムに関して解説がありました。その後は経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス、世界初のGIP/GLP-1受容体作動薬であるマンジャロ、週1回投与の持効型インスリンであるアウィクリといった新規薬剤のメカニズムと有用性、使用上の注意点の解説がありました。当院でのそれら薬剤の使用状況のデータ提示もあり、糖尿病治療の移り変わりも実感できる内容でした。
また、「1型糖尿病・膵切除後糖尿病を持つ方を支える先進糖尿病テクノロジー」では、1型糖尿病・膵切除後糖尿病の治療の基本から、先進糖尿病テクノロジーである持続グルコース測定・インスリンポンプ療法について解説がありました。現在、当院には約250名の1型糖尿病を持つ方が外来通院されており、そのうち約56%がインスリンポンプ療法を選択されております。インスリンポンプ療法の中でも最新のAID(Automated Insulin Delivery)療法をされている方は全体の約40%で、平均HbA1cは6.6 %と最新の先進糖尿病テクノロジーを使用することでHbA1c7%未満を目指せる時代になってきていることがわかる内容でした。また、当院に通院されている膵全摘後の膵性糖尿病を持つ方々のインスリン必要量に関するデータや実際にインスリンポンプ療法を導入した症例の提示などもあり、全体を通して1型糖尿病・膵切除後糖尿病の治療の進化を実感できる内容でした。

第一部の講演を通じて、参加していただいた医療従事者みなさまにとって、最近の糖尿病治療への理解が深まり、最新のテクノロジーについて知っていただける貴重な機会となったものと考えます。

第2部

第二部では、当院シニアレジデント・石橋 幹也先生より
「ピアサポーターの重要性 ~私にとっての岩田選手~」
のご講演をいただきました。
ご自身が1型糖尿病を発症された経緯や、岩田選手との出会いについて丁寧に語られ、石橋先生にとって岩田様が良きピアカウンセラーとして大きな存在となっていたことが窺われました。

続いて、阪神タイガース元投手であり、1型糖尿病患者でもある岩田 稔様より
「やらなしゃーない! ~1型糖尿病だからできたこと~」
のご講演を賜りました。

第二部の講演を通じて、参加していただいた医療従事者みなさまにとって、1型糖尿病という疾患や、1型糖尿病を持つ方々の心理に触れる貴重な機会となったと考えます。

会終了後

会の終了後には、当院糖尿病・内分泌内科医療スタッフへ、岩田様より激励のメッセージが込められた色紙を頂戴し、一同、大変励まされました。

当科からのご案内

当科では、糖尿病医療において多面的かつ先進的な取り組みを進めております。
糖尿病に関してお困りの方は、ぜひ当院へご相談いただければ幸いです。
また、当科では糖尿病のみならず、内分泌疾患や肥満症に対しても力を入れて診療を行っております。どうぞお気軽にご相談ください。

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