食道がん内視鏡治療後の異時性発がんは禁酒・禁煙の両立で大幅に低減(JEC試験)
— 食道がん内視鏡的切除後の患者さん330人を10年以上追跡した多施設共同研究 —
掲載日:2026年2月17日
本件は京都大学医学部附属病院が中心となった多施設共同研究のプレスリリースに基づく共同発表です。
当院(外科・消化器内科)は共同研究機関として参画しています。
概要
早期食道がんに対して内視鏡的切除を受けた330人を10年以上追跡した前向きコホート研究で、飲酒・喫煙の両方を完全にやめることにより、新たな食道がん(異時性発がん)のリスクが約5分の1(HR 0.21)に低下しました。禁酒のみ(HR 0.52)、禁煙のみ(HR 0.44)でも抑制が認められましたが、減酒・減煙のみでは有意な抑制効果は認められませんでした。ヨード不染帯の程度(Grade A–C)は将来の発がんリスクを示す重要な指標であり、高度異常(Grade C)では禁酒の効果が特に大きいことが示されました。詳細は京都大学のプレスリリースをご覧ください。
原著論文
The Lancet Regional Health – Western Pacific(2026年1月20日オンライン掲載)
共同研究機関
全国20施設(詳細は京都大学のお知らせ参照)
お問い合わせ先
大阪医療センター
副院長 平尾 素宏 (本研究責任者)
TEL:06-6942-1331(代表)
MAIL:408-osaka@mail.hosp.go.jp
出典
京都大学医学部附属病院 プレスリリース(2026年2月17日)
京大病院のお知らせURL:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2026-02-12