診療科・部門

呼吸器外科科長あいさつ

患者さんにとって最良の医療とは何かを常に考えています

私は、常に「患者さんにとって何がベストなのか」を考えながら、治療方針を決定しています。年齢や合併症の有無など、患者さんのさまざまな条件を総合的に判断する必要がありますが、当センターは、困難な症例に対してもしっかりと術前・術後の管理ができ、安心して治療を受けていただける体制になっています。

治療に際して私自身がもっとも大切にしていることは、患者さんのお話をうかがうこと。患者さんの思いをお聞きし、「この患者さんが自分の親だったら?」「家族ならどんな治療を受けさせたいか?」という視点も交えた上で、結論を導くようにしています。

当センターは、呼吸器外科診療体制の充実と患者さんの増加が評価され、2012年に呼吸器外科基幹施設への昇格が認定されました。大きな総合病院では、効率性を重視するところも少なくありませんが、当センターは、熱いハートで患者さんに接する医師がほとんどです。合併症や病状の変化などによって、患者さんの状態が変わっても、なんとか知恵を絞ってここでずっと診ていきたいと思う先生ばかり。「患者さん一人ひとりにとって最良の治療」とは何かを考え、豊富な臨床経験を基にした最善の呼吸器外科治療を提供できるように、私たちは日々努力しています。

呼吸器外科科長 高見 康二