下部消化管外科科長あいさつ
病気をちゃんと知ることで不安と心配を減らせます
病院での検査で重篤な病気が見つかると誰でもショックを受けます。それがさらに入院・手術となると不安と心配で気が動転される方も少なからずおいでです。たとえば、がんで言うなら現在日本人の2人に1人が罹る病気で、つまり確率は万一ではなく、2分の1です。このような現状を見ると、急に言われてびっくりする前に、日頃から十分に情報を集めて、いざという時にうろたえない準備をしておくことが何より必要です。雑誌や新聞をはじめ、いろいろな機関が行っている市民講座などから情報を得るのも良いでしょう。
私達医師は休日なども研究会や講演会などで忙しい日々を送っております。しかし、出張などで行った先でもちょっと街歩きなどをして息抜きをし、心を安らげるようにしています。そうすることで、その後の治療にも余裕を持って取り組めています。患者さんになるべく不安を与えないためには、医師もまた心に余裕が必要と思います。それがより良い治療に繋がるものと考えています。
病院などの医療機関のホームページも有用な情報源です。当大阪医療センターのホームページをご覧になれば、様々な治療方法への取り組みや手術の種類や手術数、医師や各スタッフの治療に対する考えなどが詳しく、そして分かり易く紹介されています。ぜひ、参考になさってください。
下部消化管外科科長 加藤 健志