診療科・部門

主な治療法

皮膚腫瘍の治療

我が国における皮膚腫瘍患者数は年々増加しています。当科では、優れたスタッフと恵まれた医療設備が整った施設のもと、皮膚腫瘍に対する正確な診断と十分な説明、科学的根拠に基づく医療(EBM : Evidence-Based Medicine)をモットーに、患者さんの社会的な生活の質を保つことを重視して診療を行っています。皮膚腫瘍は患者さんご自身で自覚できるものがほとんどです。しかし、良性か悪性かの区別は一般的に容易ではありませんので、治療方法を含めたセカンド=オピニオンの要請にも十分に応えられる体制を整えています。

下肢静脈瘤の治療

下肢静脈の弁不全によって発生する下肢静脈瘤は膝から下の血管が青く浮き出て、ひどくなると長時間歩くと足がだるくなったり、下腿の慢性湿疹や皮膚潰瘍を引き起こすことがあります。立ち仕事を続ける職業の方や女性に多く見られますが、当科では超音波ドップラー検査を用いた下肢静脈瘤に対する専門的な診療を行い、保存的治療や血管内レーザー治療装置(ELVeSレーザー)を用いた低侵襲手術を行なっています。

高度な知識と豊富な経験を要する皮膚疾患の治療

当科では、地域の医療施設や近隣の総合病院から、専門的な診療を要する患者の紹介を積極的に受け入れています。また、パッチテストによる接触皮膚炎の診断と治療や自己免疫性水疱症や入院が必要な皮膚感染症の治療など専門性の高い診療を行っています。