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近年の少子化のために、小児整形外科疾患は一般の整形外科医にとってたいへんなじみが少ないものとなってきました。しかし、これらのまれになりつつある疾患を新生児期、乳幼児期から学童期にかけて正しく診断し適切な治療を行うことはきわめて重要で、われわれ整形外科医の幅広い知識、専門的な技術、注意深い観察がその患児の一生にわたる運動機能を左右することになります。

当科では平成元年から小児整形外科専門クリニックを開設し、一般小児整形外科疾患を幅広く診療してきました。筋性斜頸、先天性股関節脱臼、先天性内反足のいわゆる３大疾患からきわめてまれな疾患まで多くの症例を治療し、成長に伴う経過をみています。詳しくは本ホームページの各クリニックご案内を参照ください（小児整形外科、骨延長・運動器再生医療、足の外科クリニック）。

当センターとしても、小児科医はもちろんのこと、二分脊椎などの小児脳外科疾患を多く扱う脳外科医とともに多くの小児患者さんの入院を受け入れており、小児麻酔を多く経験している麻酔科医の協力の下で多くの手術を行っております。