診療科・部門

手の外科グループ

手外科とは?

手は、握る、つまむ、物を運ぶ、顔を洗う、箸を使う、お化粧、パソコンやスマホの操作、車の運転など日常に欠かせない動作はもちろんのこと、趣味の楽器演奏、スポーツなどほとんどの動作に関与している運動器です。
手はものに触れることでたくさんの情報を収集する繊細な知覚器でもあり、手で優しく触れることは自分や人を癒す効果もある大切な器官です。
人間の行動に密接に関わっている手を主とした上肢の怪我や病気を治療する診療科が、手外科です。

手外科専門医とは?

整形外科専門医を取得後、さらに手外科の専門研修を終え専門医試験に合格した医師が手外科専門医です。
当院の手外科医は大阪大学手外科グループに所属し、日本手外科認定の基幹研修施設で研鑽を積んでいます。当院では令和4年4月より手外科専門医が赴任し、手外科診療を再開いたしております。

日本手外科学会ホームページ 一般の皆様へ

診療対象

領域は手部のみならず、上肢全般の骨折(橈骨遠位端骨折、前腕骨骨折、肘関節周囲骨折、鎖骨骨折、上腕骨骨折、指節骨骨折)、脱臼、腱損傷を始めとする外傷、手根管症候群や肘部管症候群といった絞扼性神経障害、ヘバーデン結節、ブシャール結節、母指CM関節症と行った変性疾患、舟状骨偽関節、キーンベック病、TFCC損傷といった専門的加療が必要な疾患に対応させていただきます。
手指関節痛に関しては関節リウマチや更年期関節炎、変形性関節症の鑑別および治療導入まできめ細やかに行います。

代表的な手外科疾患

手は毎日使いうがゆえ、怪我をしてしまったり、徐々にいたんだりするのは当然です。それなのに正しいケアをせず放置したり、つい無理をさせてしまいがちです。
上肢の症状でお困りの方は是非一度ご相談ください。あなたの大切な日常を損なわない策を手外科専門医と一緒に考えましょう。