臨床研究
現在行っている研究
当科では下記のような研究を行っております。
当科に通院しておられている患者様でこれらの研究に参加したい方がいらっしゃいましたらお申し出ください。ただし、研究の参加には、年齢・病状などの条件があります。
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1. R3-NHO(感覚器)-02
先天性および若年性に発症する難聴の遺伝的原因および詳細な臨床的特徴の解明この研究のリクルートは終了しました。下記研究(2、3)に継承
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2. 24110(R6-EBM(感覚)-01)
早期発症・進行性の両側性感音難聴の遺伝要因の解明に関する横断研究 -
3. 24129 難聴の遺伝子解析と臨床応用に関する研究
2・3
先天性の難聴に関しては半分以上の方で遺伝子との関連が言われています。後天性の場合でも、特発性の難聴の中に遺伝子との関連があるものがあります。これら研究は進行性の難聴がある方で難聴の遺伝子を調べるものです。なお難聴の遺伝子検査はある程度までは保険診療(研究では無い)の範囲内で可能です。本研究は、まず保険診療の範囲内での精査を行った後に、それで既知の既定の難聴の遺伝子が見つからなかった場合に、さらに研究で遺伝子を精査するものです。採血は必要ですが、保険診療での検査での残余検体で引き続いて行われます。 -
4. R5-NHO(感覚)-02
聞こえにくい方を対象としたオンライン聴覚検査精度に関する観察研究(R5-NHO(感覚)-02)当科で純音聴力検査・語音聴力検査を受けた患者さんに協力してもらって、オンライン聴覚検査をしてもらって、それらの結果を照合することで、将来的にご自分のスマートホンでの聴力検査を実現することを目指すための研究です。
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5. A2023016(R5-NHO(感覚)-03)
難聴者に対する補聴器介入の有無における認知機能の影響に関する比較試験2017年にLANCETに掲載された論文によると認知症の35%は予防可能なリスク因子でありその中で最も大きいのが難聴であり9%と言われています。この研究は軽度~中等度の難聴のある高齢の方に1年間補聴器を貸し出してそれで認知機能の悪化を遅らせることがあるかどうかを調べます。コントロール・スタディでありますので、補聴器装用群と補聴器非装用群にランダムに割り当てられます。
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6. 22087 人工聴覚器手術全国データベースの構築
日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会(日本耳科学会)による実態調査です。
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7. 未採番
難聴が疑われて大阪府下の精密検査機関・二次聴力検査機関を受診した児についての先天性サイトメガロウイルス感染症を含めた社会的調査