アミロイドーシスの診断と治療
【ビンダケル導入施設に認定されました ~地域医療との連携を強化~】
国立病院機構大阪医療センターは、トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)の治療薬「ビンダケル(タファミジス)」の導入施設として日本循環器学会より認定されました。当科では、地域の医療機関との連携を通じて、患者様に適切な診断と治療を提供する体制を整えています。
ビンダケル治療の重要性と当科の役割
トランスサイレチン型心アミロイドーシスは早期診断と適切な治療が必要な疾患であり、専門施設での対応が求められます。当科では以下の役割を担っています。
- 診断支援:疑い症例に対する精密検査や確定診断をサポートいたします。
- 治療提供:ビンダケル治療を含む最適な治療法を迅速に開始します。
- 遺伝子カウンセリング体制:アミロイドーシスの難病申請に際してTTR遺伝子解析が必要ですが、当院では認定遺伝カウンセラーのカウンセリングも受けることが可能です。
- フォローアップの連携:治療後の経過観察や管理は地域の医療機関と連携して行います。
具体的には下図1~6のどの段階であっても、それぞれの医療機関の事情に合わせて、ご紹介頂けましたら当科対応実施させて頂きます。
当科の強み
- 専門的な画像診断技術:心エコー、核医学検査、MRIなどを駆使したアミロイドーシスの診断
- 総合的な医療体制:循環器内科を中心に、病理診断科との連携によるアミロイドーシスの病型診断、ならびにアミロイドーシスの多様な全身症状に対して、脳神経内科、血液内科との連携による包括的な医療提供
- アクセスの利便性:大阪市内中心部に位置し、地下鉄谷町線・中央線の谷町四丁目駅に直結、阪神高速の法円坂ランプ降りてすぐ
トランスサイレチン型心アミロイドーシスの概要
日本循環器学会が公開している以下の動画をご参考ください。
ご紹介・お問い合わせ先
患者様のご紹介や症例に関するご相談は、下記連絡先までお願いいたします。
- 連絡窓口:国立病院機構大阪医療センター 地域医療連携室
- 電話番号:06-6942-1331(代表)(土・日・祝祭日・年末年始を除く、8:30~17:15)
- FAX番号:06-6942-3517(専用番号)
地域医療機関の先生方へのメッセージ
当院では、地域の医療機関と連携し、トランスサイレチン型心アミロイドーシスの早期発見と適切な治療を進めてまいります。患者様により良い医療を提供するため、何かご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。