MRI検査
MRI検査とは?
MRI(Magnetic Resonance Imaging:核磁気共鳴画像法)は,放射線を全く使用しない検査であるため,放射線被ばくがありません。磁石と電波の力を利用して体内の臓器や血管を撮像する検査です。
当院では
SIEMENS社製3T(テスラ)装置1台
PHILIPS社製1.5T(テスラ)装置1台
合計2台のMRI装置を稼働させて検査を行っております。
注意事項~安全な検査のために~
- 検査に際しては安全のために検査着に着替えていただきます。
- 検査室内には金属を持ち込む事ができないため,貴重品等はロッカーでお預かりさせていただきます。
- カラーコンタクトレンズ(輪郭強調含む)は外していただく必要がございます。当日は保存液とレンズケースをご持参いただきますようお願いいたします。
検査を受ける事ができない可能性がある患者様
- 歯列矯正中や手術などを受けられて体内に金属がある場合(安全に検査を行う事が出来ない可能性があります。)
(人工内耳、ペースメーカ、人工弁、各種ステント、人工関節、インプラント等)
- 刺青やアートメイクが身体にある場合(熱感が生じ、安全に検査を行う事が出来ない可能性があります。また種類により変形等も報告されています。)
- 妊娠3ヶ月以内または妊娠の可能性がある方は事前にスタッフにお伝えください。(胎児への影響を考慮して検査を行わない可能性があります。)
実際の検査について
- 検査は患者様に大きな筒の中で横になっていただいた状態で行います。
動きに弱い検査ですので検査中は、なるべく動かないようにお願い致します。 - 検査時間は20~40分程度です。(検査内容等により異なります)
- 検査中は工事現場のような大きな機械音がします。ヘッドホン等で騒音対策をさせていただきますが、完全に防ぐ事はできません。
- 検査時に緊急呼び出しブザーをお渡しします。
検査中に体調変化や気分不良等を感じた場合は我慢せずに押してください。
検査時の飲食について
- 基本的に飲食に制限はございません。
※ただし以下の検査には制限があります。
- 腹部・骨盤MRIを受けられる方
検査4時間前より絶食となります。
※検査当日、乳製品や卵、コーヒー等は摂らないようにお願いします。 - 前立腺・膀胱MRIを受けられる方
検査4時間前より絶食となります。
また、検査1時間前より排尿をしないで下さい。
- 腹部・骨盤MRIを受けられる方
よくある質問はこちら
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MRIは放射線被ばくをしますか?
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MRIは放射線を使わずに磁石と電波の力を使い画像を得る検査なので,放射線被ばくをすることはありません。
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MRI検査を受ける前に準備しないといけない事はありますか?
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検査前日や当日に準備をしていただく必要は特にありません。
ただし、検査の内容によっては食事や排尿の制限等がございます。
詳細は予約票に記載されている注意事項をご一読ください。
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MRIはどういう場合に行う検査ですか?
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MRIは体内の組織を区別するのに秀でた検査になります。
組織の性質が変化する病気を見つけたい場合や、他の検査で見つかった病気の性質や進行度などを確認し判断する場合に多く用いられます。
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閉所恐怖症なのですが検査を受ける事はできますか?
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MRIは狭いトンネル(直径60cm程度)の筒の中で検査を行いますので、ご本人の症状 の程度によりますが、閉所恐怖症の方は検査を受ける事が難しい場合があります。
閉所恐怖症であることを事前に主治医に伝えていただくことで、CT検査など他の検査に代替することができる場合もあります。
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検査中の大きな音が苦手なのですが、小さくできませんか?
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検査時の騒音は撮像時,装置内に流れる電流を高速で切り換える際に発生するもので、小さくする事はできません。 当院ではヘッドホンで騒音対策を行っておりますが、耳栓等を使用したい場合は、事前にご用意下さい。
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手術をして体の中に金属があるのですがMRIを受ける事はできますか?
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体内金属に関しましてはMRIに対応している検査が可能なものと、対応していない検査不可能なものがあります。
いかなる場合であっても、MRI非対応の金属を検査室に持ち込む事はできません。
安全な検査を行うため、MRIを予約される際には、必ず主治医に体内金属がある事を伝えていただきますようお願いいたします。
問診票、同意書はこちら
単純検査(造影剤を使用しない検査)
造影検査(造影剤を使用する検査)
※検査時には必要事項を記入の上持参していただきますようよろしくお願い致します。