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ペチロルファンによる分娩時疼痛緩和

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ペチロルファンによる分娩時疼痛緩和

初産や経産という分娩歴にかかわらず、お産の痛みをやわらげることで、分娩の痛みに対する不安をやわらげ、より安心して安全な出産にのぞんでいただけるように、当院ではペチロルファン配合注HD®を分娩経過中に投与しています。ご希望される妊婦さんは、事前に妊婦健診の担当医にご希望される旨を申し出てください。

投与の実際

  • ペチジン塩酸塩と、ペチジン副作用の呼吸抑制を緩和するレバロルファン酒石酸塩の合剤である「ペチロルファン配合注HD®」を投与します。
  • ペチロルファン配合注HD®の適応症には、「無痛分娩」が含まれています。
  • ペチロルファン配合注HD® 50mgを筋肉注射で投与します。投与後の予想される効果として、痛みが少し和らぎ、意識が少しぼーっとして楽になります。
    • 痛みの感じ方には個人差があり、期待通り十分に満足していただくことができない場合があります。誠に申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください。
  • 再投与は3~4時間あけて行います。なお、当院では副作用の観点から「投与量は原則100mg以内」としています。また、医療者の判断で投与しない(できない)場合があります(例:「分娩が3時間以内」と予想される場合は投与できません)。
  • ごくまれにですが、妊婦さんや赤ちゃんに軽い呼吸抑制(酸素投与で対応可能)などの副作用がでることがあります。当院ではペチロルファン投与後に妊婦さんや赤ちゃんの持続モニタリングをおこない、また小児科とも密接に連携して安全に赤ちゃんの管理をおこなっています。
  • 費用は、1日あたり15000円になります(同一日内の場合、2回投与しても同額)。

当院でペチロルファンが投与可能な妊婦さん

  • 妊娠37週0日以降であること
  • 単胎で、かつ胎位が「頭位」であること
  • 日本語日常会話で、医療者と十分な意思疎通が可能であること
    ➡ 通訳者・翻訳機が必要な妊婦さんは安全管理の観点から投与をお断りいたします。

下記に該当する妊婦さんは、申し訳ありませんが投与をお断りさせていただきます。

  • 投与する薬剤のアレルギー歴がある妊婦さん
  • 採血(例:血小板が少ない、感染が疑われるなど)で投与が危険と判断され場合
  • 投与部位の皮膚疾患や神経筋疾患がある妊婦さん
  • 血小板減少症や血友病など止血機能に問題がある妊婦さん、など
  • 安全のため、分娩当日に投与をお断りさせていただく場合もあります。ご了承ください。

インフォメーション Information

電話番号

代表電話番号: 06-6942-1331 再診予約番号: 06-6946-3519 (受付:平日午後1時〜4時)

受付時間

初診

08:30〜12:00

再診

08:30〜12:00

面会

14:00~19:00

診療科により受付時間が異なる場合がある為、詳しくは外来担当医表をご確認下さい

住所

〒540-0006
大阪市中央区法円坂2-1-14

休診日

土曜日・日曜日・祝祭日
年末年始 (12月29 日〜1月3日)